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ハリーが、そのタイトル通りに「トワイライト」を黄昏に追いつめられるか?!が、この週末の全米映画興行の注目の焦点となってきました…!!





アメリカでは昨日となる11月19日(金)に、世界の各国と同様に初日を迎えたシリーズ最新作にして、最終章の前編となる「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」がいきなり、初日の売り上げとしては「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」(2009年6月24日公開)の約6,201万ドルに次ぐ全米映画興行史上第5位の約6,115万ドルを売り上げてしまいました…!!

その「HP7」の初日興行成績の内訳は、前夜祭となる深夜のミッドナイト興行において、約3,700館で売り上げた約2,400万ドルに、夜明けからのウルトラ拡大リリースとなる約4,125館の実際の初日の売り上げ=約3,715万ドルを追加したものです。

「HP7」が真夜中に集めた約2,400万ドルというのは、前作の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(2009年)が記録した約2,220万ドルを打ち破った、ホグワーツ史上最大ヒットの新記録であるばかりか、さらにもうひとつ前作の「不死鳥の騎士団」(2007年)と比較すると、同映画の深夜売り上げは約1,200万ドルでしたから、驚くべきことに「ハリポタ」の集客力は約2倍と思えるほどにまで膨らんでいることになり、不死鳥は全然、不死鳥じゃなかったことになります。

あらかじめ予測…ではなくて、全米の多くの映画館で、この初日上映の座席が前売りで完売してしまっていたことから、とっくに決定していたことではありますが、現実に「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」が初日に驚異的な猛ダッシュを見せ、同映画のオープニング成績が巨額の1億3,000万ドルにいたるであろうことは、もはや、ほぼ確実で、さらに上の1億4,000万ドル台も狙えることから、前年同時期に「トワイライト・サーガ/ニュームーン」が記録した全米映画興行史上第3位となるオープニング成績=1億4,283万ドルを打破して、ハリーとロンとハーマイオニーの3人がお笑い吸血鬼のエドワードを蹴落としてくれるのか?!に、まともな映画ファンの期待が集まっています。


しかしながら、恋愛コメディ映画の「トワイライト・サーガ」シリーズは、今夏の2010年6月30日に封切られた「エクリプス」で、ミッドナイト興行史上最大の売り上げ=約3,000万ドル(4,000館)を記録しているばかりか、実のところ、「HP7」は目前の敵となる「ニュームーン」の深夜売り上げ=約2,630万ドル(3,514館)にも劣っています。
また、初日の成績にしても、「ニュームーン」が約7,270万ドル(4,024館)、「エクリプス」が約6,853万ドル(4,416館)と、いずれも「HP7」を上まわっており、ハリーの魔法は今のところ、歯が立っていないことになります…。


よって、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」が「トワイライト・サーガ/ニュームーン」を下して、全米映画興行史上の封切り売り上げでBEST3に入れる可能性は少し厳しいのかもしれませんが、万人が承知のように、コメディ映画シリーズの「トワイラト・サーガ」と、各作品が粒ぞろいのジュブナイル・ファンタジー映画シリーズの「ハリポタ」では、映画のクォリティに雲泥の差があるので、映画を観てよかった!!という口コミ効果もまじえた今後の土日の追い上げ次第では、ハリーが「トワイライト」を下す確立はけして、低くはないでしょう…!!
果たして、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」は、「トワイライト/ニュームーン」を沈めて、「バットマン/ダークナイト」(2008年)=約1億5,841万ドル、「スパイダーマン3」(2007年)=約1億5,111万ドルに続く、銅メダルを美白の吸血鬼からもぎ取ることができるのか?!、その結果はいつものように、月曜アサの全米映画ボックスオフィスBEST10でお知らせします…!!





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