週明け月曜のアサは、まず興行記事を書かなければならない都合で、お知らせが遅くなりましたが、ホラー映画のカリスマの恐怖の詩学者ジョン・カーペンター監督が、絶好のハロウィンのタイミングにあわせて、次回監督作の最新ホラー・プロジェクトを発表しました…！！、主に女性に大人気のホラー・コミックの映画化なので、見方によっては“第2の「トワイライト」”狙い？！とも言える企画ですが、ジョン・カーペンター監督がそんなものを作らないのは、ジャンル映画マニアのCIAリーダーのみなさんは、重々、承知されていると思います…！！




今や、ホラー映画の古典となっている「ハロウィン」(1978年)で知られるジョン・カーペンター監督が、まさにハロウィンの10月31日に、下 ↓ にアタッチしたプレスリリースで発表した最新プロジェクトは、コミック作家のランディ・クイーンが1996年に発表するや、瞬く間にベストセラーになった人気ホラー・コミック「ダークチャイルド」を映画化するもので、ジョン・カーペンター監督の妻の映画プロデューサー、サンディ・キングが代表をつとめるストーム・キング・プロダクションズが製作し、原作者のランディ・クイーンと、その妻のサラが共同でプロデュースに参加することになります。

これまでにジョン・カーペンター監督作品の「ゴースト・オブ・マーズ」(2001年)や、ロック歌手のジョン・ボン・ジョヴィが主演した「ヴァンパイア/黒の十字架」(2002年/監督はトミー・リー・ウォーレス)などを製作してきた実績のあるストーム・キング・プロダクションズが手がける「ダークチャイルド」の物語は、南部を舞台に、主人公の少女アリエル・チャイルドが、夜毎くり返し見る悪夢によってクリーチャーに変身し、彼女にかけられた呪いが解放してしまったモンスターをハントしていかなければならない…ッ！！といったもので、主にアリエルと同世代のティーンの女性から厚い支持を集めているホラー・コミックだと伝えられています。

なので、冒頭のように“第2の「トワイライト」”？！といった見方が成立するわけですが、この「ダークチャイルド」は、ジョン・カーペンター監督のメガホンが決定する前に、すでに原作者のランディ・クイーンと、ピーター・ジャクソン監督のVFXプロダクション、WETA のアーティスト、リチャード・テイラーによって、映画化の企画開発が進められており、下 ↓ のようなテスト映像が製作されています。



この動画から、ジョン・カーペンター監督がさらにどのようにイメージを膨らませていくのか？！が、この「ダークチャイルド」映画化プロジェクトの注目のポイントとなるわけですが、同監督はプレスリリースの中で…、

“ランディ・クイーンの創造した呪われたエンジェルのアリエル・チャイルドは、「ハロウィン」のヒロイン、ローリー・ストロード以来の最高の女性のキャラクターだと思う。彼女と、彼女の暗黒のミステリーに、生命を吹き込むのは、私たちにとって、とても、やり甲斐の感じられる冒険だ…！！”

…といった風に述べ、抱負を窺わせているので、この「ダークチャイルド」を、新たな自らの代表作となるシリーズにしたいのかもしれません。


「ダークチャイルド」のプロジェクトは、ジョン・カーペンター監督の参加が決まり、ようやく本格始動し始めた段階なので、具体的な製作スケジュールや、キャスティングなどは未定のようですが、ジョン・カーペンター監督が約8年ぶりにメガホンをとった新作のサイコ・ホラー「ザ・ウォード」に出演した女優たちからキャストが起用される可能性はあるのかもしれません。
ジョン・カーペンター監督の代表作をリメイクした同名最新作「遊星からの物体Ｘ/ザ・シング」も、来春2011年4月29日に全米公開されますし、再び、ちょっとしたジョン・カーペンター監督の復活ブームが訪れそうな気配ですね…！！


John Carpenter To Direct Darkchylde

The Master of Horror is set to bring you the girl of your dreams. John Carpenter is onboard to direct Darkchylde, based on the comic by Randy Queen about a good hearted southern teen cursed to become the creatures from her many recurring nightmares. Every time Ariel Chylde transforms, she sheds her skin and a new nightmare emerges from her Id to act out her deepest, darkest impulses.

John Carpenter and Sandy King’s Storm King Productions have allied with Randy and Sarah Queen’s Darkchylde Ent. to produce the film, following the release of test footage created by Richard Taylor’s Academy Award Winning Weta Workshop. (The Lord of the Rings, Avatar, King Kong, The Hobbit)

John Carpenter says, “Randy Queen’s hijacked angel, Ariel Chylde, is the best young female character since Laurie Strode in Halloween. Bringing Ariel and her dark mysteries to life should be quite an adventure for us all.”

Adds Queen, “I’m beyond thrilled that John Carpenter, one of our most important, and legendary genre directors, and the man responsible for such landmark films as THE THING, and HALLOWEEN has come onboard with Weta Workshop to help bring the nightmarish tale of Ariel Chylde to the silver screen. As a horror fan, the thought of Carpenter and Weta together, beautiful dreamscapes, and multiple transformations, makes me incredibly excited. There is a reason nearly his entire catalogue has, or is being remade, and it’s because Carpenter is a genius.”

Offering a stark contrast to super hero comics, Darkchylde was a breakout sensation of the late 90’s and early 2000’s, garnering immediate acclaim, and an unusually large female fanbase. The property went on to outsell Spider-Man, Superman, and Batman in both domestic and foreign audiences, and has been realized in toys, trading cards, apparel, lunch boxes, mini busts, and more recently a hit crossover with Top Cow, and a statue from PopCultureShockToys. Fans can now read the Ariel Chylde saga online via Wowio and Darkchylde.com and a trade paperback collecting the “Legacy” and “Redemption” series of books ships in January from Image Comics.

John Carpenter is an acclaimed director, screenwriter, producer, and composer, who won an academy award for his short film while still just a student at USC. His storied career includes such seminal films as Halloween, The Thing, Escape from New York, Starman, Christine, In the Mouth of Madness, Assault on Precinct 13, They Live, and The Fog. His most recent outing, The Ward, starring Amber Heard as an institutionalized woman tormented by a sinister spirit, premiered at the Toronto International Film Festival in September.





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