************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


イリノイ州郊外のエバンストンで、ふたりの幼い娘を育てている油絵画家のアーティスト、キャリー・ゴールドマンが、長女のケイティ(↑)を養子にもらった以後の血のつながらない親子関係の生活の様子や、養子縁組をめぐる問題を取材して執筆しているブログ「アバウト・ポートレート・オブ・アン・アダプション」(About Portrait of An Adoption)に、先週の月曜日(11月15日)にキャリーがポストした記事が波紋をひろげて、話題になったので、お伝えしておきます。
とだけ書けば、ビリーさん、養子縁組は映画ブログのCIAリーダーには関心のない話ですよと言われてしまいそうですが、これは「スター・ウォーズ」マニアの立場に関する問題でもあるから、映画ファンの話題なんです…!!





シカゴ・ナウにシンジケートされていることで、たくさんの読者がいるブログ「アバウト・ポートレート・オブ・アン・アダプション」に、キャリー・ゴールドマンが折りしも“校内いじめ防止週間”がスタートした11月15日に掲載した記事の内容は、この夏の終わりの出来事から始まります。
それは今秋の9月から小学校に通うことになった、前述の長女で養女のケイティが通学に必要なものを揃える買い物で、学校に持っていく水筒を選ぶ際、お店でさんざん迷って悩んだ末、彼女は自分の大好きな「スター・ウォーズ」の水筒を買ってもらうことに決めました。
その「スター・ウォーズ」の水筒が、どういったデザインなのかはわかりませんが、ともかく、「スター・ウォーズ」の水筒なのだから、ルーク・スカイウォーカーや、ハン・ソロ、C-3PO と R2-D2 のコンビ、そして、悪の権化のダース・ベイダー…、あるいはイウォーク?!といったキャラクターが描かれているであろうことは容易に想像がつきますね。
そして、ピカピカの小学1年生の女の子のケイティは、その「スター・ウォーズ」の水筒を、クールだぜ!!と、大よろこびをしていたもんだから、彼女は朝の支度も、お弁当を用意してくれるお母さんのキャリーを手伝って、「スター・ウォーズ」の水筒に、いそいそと自分で飲み物を詰めていたそうです。

ところが、今月11月に入って突然、ケイティがある朝、「スター・ウォーズ」の水筒は小さすぎて、学校で飲みたいぶんの飲み物が入らないから、他の水筒に変えてほしいと言い出しました。
そして、自分でキッチンのキャビネットを探ったケイティは別のピンクの水筒を見つけ出して、これを学校に持っていくと言い出しましたが、そのピンクの水筒は「スター・ウォーズ」の水筒よりも容量の大きなものではありませんでした。

なのでお母さんのキャリー(→)が、「ケイティ、その水筒は、あなたのスター・ウォーズのよりも大きくはないわ、むしろ、小さいくらいよ…!!」と言ったところ、ケイティは「いいの、わたしはこれを持っていく…」と主張して、あんなに好きだった「スター・ウォーズ」の水筒を見限り、ピンクの水筒にこだわったそうです。

その理屈にそわない娘の態度に、違和感を感じたお母さんのキャリーは、どうして、水筒を変えなければならないのか?!、親としては当然、娘の変化が心配なだけに、その理由をさらに問いかけてみたところ、ケイティは突然、ワッと激しく泣き出してしまいました…!!

泣きじゃくって、涙がとまらないケイティがたどたどしく言うのには、学校で同じ学年のほかの男の子たちが、「スター・ウォーズ」は男のもんだ!!、女が「スター・ウォーズ」はおかしい!!と言って、ケイティが水筒を出すたびに、彼女をおちょくって、からかい始める…!!とのことで、これまでそれに耐え、ガマンしてきたケイティも、ついに辛抱ができずに、クールな「スター・ウォーズ」の水筒を諦めて、女の子らしいピンクの水筒を持っていこう…と考えるにいたったのだそうです。

小学1年生の女の子が、そんな水筒のことで心を痛めていたとは…、それだけで聞く側が哀しくなってしまうお話ですが、お母さんのキャリーが…、
「ケイティ、ほかの子と違っていてもいいのよ、女の子だからって、ピンクの水筒を持つ必要はないわ」
と慰めたところ、さらにケイティは…、
「わたしは他の子と違っていたくない…!!、だって、わたしは生まれつき、ほかの子と違うもの!!、クラスでメガネをかけている子どもはわたしだけだし、みんな、本当のお父さんとお母さんで、わたしみたいに養女じゃない!!、そのうえ、スター・ウォーズの水筒を持っているだなんて…!!」
…と、さらに悲痛な小学1年生女子の「スター・ウォーズ」ファンの胸のうちを打ち明けたそうです…。


と、ここまで読まれて…、小学1年生で、しかも、女の子なのに「スター・ウォーズ」にハマッてしまった…!!という、オタク予備軍のケイティの哀れな境遇を知ったCIAリーダーの「スター・ウォーズ」ファンの方の中には、ヘイデン・クリステンセンのアナキン・スカイウォーカーに、“おい、アナキン、おまえ、ジェダイの子どもじゃなくて、ケイティをいじめてるガキらを殺してこい…!!” と過激な正義の発想を抱いた方もおられるかもしれませんし、ぼくが勝手に、だから、ケイティは「スター・ウォーズ」に共感しているのかな…?!と思ってみる理由である、「スター・ウォーズ」の主人公のルークもレイアも養子に養女だったじゃないか…!!、ダークサイドにさえ堕ちなければ、誰でもプリンセスやヒーローになれる!!と言ってあげたいかもしれません。
つまり、そのように仮りに「スター・ウォーズ」のファンならずとも、SF映画や、コミックといったオタク・カルチャーの好きな人なら、みんな誰でも、「スター・ウォーズ」ファンの小学1年生の女の子がイジメられている…!!という状態を見過ごしておくわけにはいかないですよね?!
なので、このケイティの不幸をたまたま知った、そういう人たちが、養子縁組がテーマという、本来、自分たちのテリトリーではないブログに載っていた銀河の危機を、自分たちのマニア向けのブログやサイトで、いま僕がしているように語り直し、それに共感した同じ穴のムジナの人たちが、その記事や、あるいはキャリー・ゴールドマンのそもそものオリジナルの記事を、Facebookでシェアしたり、ツイートすることで、インターネット上に話題を広めまくり、プリンセス・ケイティを救え!!という、いじめっ子の帝国軍に対する、真のジェダイの反乱のノロシを上げてくれました…!!


その結果、冒頭に記したように、この小学1年生の女の子は「スター・ウォーズ」の水筒を持ってはいけないのか?!というは疑問の訴えは世間の関心を集め、キャリー・ゴールドマンがこのエピソードを綴った記事には、世界中から膨大な数のコメントが寄せられて、それらのほとんどがもちろん、ケイティに対して、君はまちがっていない!!、小学1年生の女の子が「スター・ウォーズ」を好きでかまわない!!、君が思うように「スター・ウォーズ」はクールだ!!、ほかのガキはそれがわかっていない!!と、彼女を勇気づけるものであったのは言うまでもありません。
(※ 応援メッセージの数が多すぎるため、現在、コメントの受付けは休止しています!!)

娘のいじめの状況をインターネットで世の中に伝えたブロガーのお母さん、キャリー・ゴールドマンによると、世界中に散らばるジェダイの騎士からの熱いフォースの込もった膨大な数の自分を応援するコメントを読んだケイティの顔は “新たな希望” の輝きを取り戻したそうで、今日ではケイティは水筒どころか、「スター・ウォーズ」のシャツを着て、堂々と小学校に通い、自分が「スター・ウォーズ」のファンであることを誰にも恥じることなく、わたしは「スター・ウォーズ」が好き!!と、そのことに自信を持っているそうです…!!

キャリー・ゴールドマンは、幼いケイティが肉親のもとで育つのでなく、養女として自分と暮らすことになった経緯の境遇や、生まれついて視力が弱く、メガネなどの矯正を必要とするのは、彼女が自分で左右することができない現実だから、どうしようもないと述べています。
けれど、それでも、それ以外のことは、彼女は自分で選び取っていけるとキャリー・ゴールドマンは訴え、そうして、そのように何かを選ぶたびに、人は自分以外の他人と異なっていくのだから、異なっていくことこそが、すなわち成長の意味であることを、ケイティはこれから、さらに学ばなければならないだろう…と、娘を優しく見守っています。

なので、どうか、CIAリーダーのみなさんも、ケイティの将来に今後も、フォースがともにあらんことを祈ってあげてください!!、そして、ケイティがダークサイドに堕ちることなく、まっとうなSF映画オタクや、コミック・マニアのコスプレ好きの女子大生とかに成長してくれるといいですね…!!







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