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映画スターとしてアカデミー賞にも、2度ノミネートされるなど、キャリアの絶好調にありながら、突然、引退を表明し、ラッパーのMCに転進するといった奇行に走る怪優のホアキン・フェニックスを演じた最新主演作「アイム・スティル・ヒア」(I’m Still Here)が、アメリカで先の週末=9月10日に限定公開で封切られ、その生々しい演技力が高く評価されているホアキン・フェニックスが、2006年に遭遇した交通事故を再現したアニメです…!!








アベル・フェラーラ監督の代表作(1992年)と同じ題名であることから、一般にリメイクだと思われているオリジナル映画のニコラス・ケイジ主演作「バッド・ルーテナント」(2009年)でも才能を発揮した、ドイツ出身のヴェルナー・ヘルツォーク監督が、その次に独自のホラー映画として取り組んだ「マイ・サン、マイ・サン、ホワット・ハブ・エ・ダン?(My Son, My Son, What Have Ye Done?)」(2009年)のプロデューサーをつとめたデヴィッド・リンチ監督の求めに応じて、語ったインタビューの音声をもとに、同映画のDVDをセールスするファースト・ルック・ピクチャーズが、「アイム・スティル・ヒア」の話題に便乗するべく、アニメをつけて、ミニ・ドキュメンタリーに仕上げたプロモーション・ツールのショートフィルム「ヘルツォークがフェニックスを救出した時」(When Herzog Rescued Phoenix)です。

2006年1月26日に、自宅近くの道路で、前方を走るスピードを出し過ぎのクルマがコントロールを失い、路肩の斜面に乗り上げた勢いで車体の上下がひっくり返り、他のクルマに乗り上げるのを目の当たりにしたヴェルナー・ヘルツォーク監督が、すぐさま人命救助に駆けつけると、なんとッ!!、事故車を運転していたのは俳優のホアキン・フェニックスだった…!!という、まさに映画の都ハリウッドでしか起こりえないような奇遇の一部始終なわけですが、ガソリンが滴り落ちる車内から、あわてて逃げ出すのではなく、逆さまの状態で、とりあえず一服しようとする無茶なあたりは、「アイム・スティル・ヒア」の主人公のホアキン・フェニックスらしい感じで、創作された怪優ホアキン・フェニックスと、ホアキン・フェニックス本人の境い目が、あらためて判然としなくなるようなエピソードですね…!!
まさか、この交通事故まで、故意に起こした“やらせ”ではなかったはずでしょうが…ッ!!


それでは、前述のように、ホアキン・フェニックスに扮したホアキン・フェニックスの演技力を評価し、初監督で野心作に挑んだケイシー・アフレックの才能に着目する見方の一方、この映画はつまり、サシャ・バロン・コーエンの「ボラット」(2006年)や、「ブルーノ」(2009年)を下敷きにして、なぞらえたに過ぎない…と、二番煎じを指摘した批判もされている、スキャンダラスな「アイム・スティル・ヒア」の予告編をあわせて、ご覧ください…!!







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