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自殺をとても重い罪とするキリスト教の考え方において、洗礼を受けなかった者がたどり着くとされる天国と地獄の狭間のどこでもない場所の“リンボー”=“虚無の夢”に落ちいってしまったかのようだったクリス・ノーラン監督の脚本が映画化されるみたいです…!!



ダニエル・クレイグと共演した007/ジェームズ・ボンド風アクション映画の「慰めの報酬」(2008年)で国際的にデビューを飾り、その後、サム・ワーシントンの「クラッシュ・オブ・タイタンズ」(2010年)や、ジェイク・ジレンホールの「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」(2010年)でヒロインを演じてきたイギリスの女優ジェマ・アータートンが、ケチなメディア王の富豪ルパート・マードックがお金を払わないとアクセスさせてくれないザ・サンデー・タイムズのインタビューに応じて語ったことを、無料で伝えてくれた THE PLAYLIST によれば、ベストセラー作家ルース・レンデルの原作をクリス・ノーラン監督が脚本化したスリラー映画「ザ・キーズ・トゥ・ザ・ストリート」に出演することが決定したそうです…!!


骨髄を提供したドナーの女性が、その移植によって命を救われた男性と偶然に知り合うことになる物語の「ザ・キーズ・トゥ・ザ・ストリート」(The Keys to the Street)のシナリオを、クリス・ノーラン監督が執筆したのは、1998年にデビュー作の「フォロウィング」を発表した直後のことだそうで、20世紀FOX傘下のFOXサーチライトの製作により、自ら監督をする予定でした。

しかし、その「フォロウィング」を含め、その後、発表した「メメント」(2000年)、「インソムニア」(2002年)の計3作品と、「ザ・キーズ・トゥ・ザ・ストリート」が似たタッチの内容だったため、同じような映画ばかり作っても仕方がないと考え直したクリス・ノーラン監督が企画をキャンセルして、ワーナー・ブラザースで「バットマン・ビギンズ」(2005年)を作る方を選んでしまったそうです。

そうした経緯からプロジェクトが虚無の夢のリンボーに沈んでしまった「ザ・キーズ・トゥ・ザ・ストリート」のシナリオを読んだジェマ・アータートンによれば、“いったい全体、なんで、こんなすごいシナリオが放置されてきたの?!”とのことで、即座に出演を決めたそうですが、詳細については語らなかったようで、果たして、引き続き、同映画がFOXサーチライトで作られるのか?!、監督は誰なのか?!など、今のところ不明となっています。

独創的な発想の「インセプション」(2010年)の大ヒットで注目を集めているクリス・ノーラン監督の未映画化脚本ということで、「ザ・キーズ・トゥ・ザ・ストリート」の企画が再浮上したのだと思われますが、現時点では、まだちょっと同映画の結末のように、現実なのか、どうか?!は何とも言い切れないですね。

また、それに加えて、ジェマ・アータートンは、リドリー・スコット監督が代表作の「エイリアン」(1979年)のプリクエールとなる前日譚を、自ら監督するシリーズ最新作の「新エイリアン」への出演をオファーされていることも明かしたそうです。ジェマ・アータートンによれば、イギリスで今春公開された主演作のスリラー映画「ザ・ディスアピアランス・オブ・アリス・クリード」(The Disappearance of Alice Creed)を観たリドリー・スコット監督が、彼女の迫真の演技を高く評価し、会って話したいとの申し出があった…とのことです。


しかしながら、「新エイリアン」の企画が開発途上で、映画の内容の詳細が明らかでないため、ジェマ・アータートンは今のところ検討に価しない…と考えているらしく、あまり乗り気ではないようです。よって、彼女が「新エイリアン」に出るか、どうか?!も、まったくの白紙状態と考えておくほうがよさそうです。

それでは、リドリー・スコット監督がとてもお気に召した「ザ・ディスアピアランス・オブ・アリス・クリード」の予告編をご覧下さい。中年と青年のふたりの男性に誘拐されたジェマ・アータートンは従順に人質にされているような女性ではなかったようです…!!







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