アーロン・エックハートとミシェル・ロドリゲスが主演するSFアクション映画の最新作「バトル・ロサンゼルス」(2011年3月全米公開)でも、題名どおりにエイリアンから侵略攻撃を仕掛けられるロサンゼルスが、また別のエイリアンからも侵略の手始めの舞台とされてしまったようです…！！






「エイリアンズVS.プレデター/レクイエム」(2007年)でデビューを飾ったコリンとグレッグのストラウス兄弟監督がひそかに完成し、先月7月末のサンディエゴ・コミック・コンで映像をサプライズ披露して、大きな話題を集めた最新作のSFスリラー「スカイライン」を配給するローグ・ピクチャーズが予告編をオンラインで初公開したので、ご覧下さい…！！
この「スカイライン」の内容は…、予告編を観れば、一目瞭然で、2009年8月28日にNASAが地球外生命体の存在を求め、宇宙のはるか彼方に向けてメッセージを放ったのが間違いの元凶で、それに呼応し、ロサンゼルスに飛来した巨大UFOが掃除機のように、人間をドンドンと吸い上げていくよ～ッ！！という、恐ろしいエイリアンの侵略と、それに立ち向かう人類の戦いが、目を見張るようなVFXで描かれることになります…！！


本作が人知れず作られ、映画の存在が先のコミコン・デビューまで外部に伝わることがなかったのは、ストラウス兄弟監督が自分たちのVFXスタジオ、ハイドラックスを拠点に、わずか20数名のスタッフで製作していたのに加え、本作の出演者が、24時間戦えるCTUのマイロこと、ラリー・ビショップ監督のバイカー映画「ヘルライド」(2008年)で知られるエリック・バルフォー、1週間前の先週木曜日(8月5日)に紹介した、ヤング・セレブ大集合のガン撲滅チャリティのCMに出演していたドナルド・ファイソン、レオナルド・ディカプリオが主演した「バスケットボール・ダイアリーズ」(1995年)でデビューを飾った、「最凶赤ちゃん計画」(2006年)のブリタニー・ダニエル、今週末13日(金)から全米公開されるスタローンのアクション・オールスター映画「エクスペンダブルズ」で、悪役の将軍を演じているデイヴィッド・ザヤスといった、まぁ、いわゆるBクラスの俳優ばかりで、その動向があまり注目されることがなかったためのようです。
そのようにして、ストラウス兄弟監督が企画の発端から、11ヶ月で完成にこぎつけた「スカイライン」で、人間がUFOに吸い込まれていく～！！という場面にだけ着目すると、ジュリアン・ムーアが主演した「フォーガットン」(2004年)を思い出したりもするので、同映画のように見かけ倒しのトンデモ作品でなければ…と願うのですが、「AVP2」の監督コンビの作品ともなれば、今ひとつで終わる不安はぬぐえませんね…。

で、この「スカイライン」の脚本を執筆したのは、ストラウス兄弟監督たちと、前述のハイドラックスのVFXクルーであるリアム・オドネルとジョシュア・コルデ。よって、VFXクリエイターの視点から作られたSF映画だけに、特撮マニアの方にはひとまず、お薦めのまさに注目作品と言えそうです。


ベストセラー著書の「ホーキング、宇宙を語る」で有名な理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が、ドキュメンタリーチャンネルの番組の中で述べた、“もし、エイリアンが地球を訪れたとしたなら、それはコロンブスのアメリカ上陸に匹敵するだろう。それは先住民のネイティブ・アメリカンにとっては、ちっともよい事ではなかった…”という、映画のテーマを象徴するような言葉の引用が印象的な「スカイライン」は、今秋11月12日から全米公開です…！！



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