************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


5月の最初の週末は、1年間の全米映画興行のうちで最も稼ぎ時となるサマーシーズンの開幕です!!、話題の超大作の娯楽映画が次々と登場し、観客を奪い合って、しのぎを削るサマームービー・ウォーズが、ついに始まりました!!


昨2009年夏にウォルト・ディズニー・カンパニーの買収を受け入れたマーベル・エンタテインメントが、その後、大晦日に正式にディズニー・マーベルとなった新体制から放つコミックヒーロー映画の第1作め「アイアンマン2」を、ディズニーではなく、前作に引き続き、パラマウント映画が配給した全米デビューのオープニング成績は、約1億3,360万ドルで、昨日、お伝えした予想の範囲にピタリと納まってしまいました…!!

昨年の全米映画夏の陣の戦いの火ぶたを切ったサマーシーズン開幕映画だった「X-MEN/ウルヴァリン」(5月1日公開)のオープニング成績は約8,505万ドルで、その翌週に封切られた2番手の新生「スター・トレック」のオープニング成績は約7,520万ドルでした。
また、昨年のサマームービー・ウォーズの覇者となった「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」のオープニング成績は約1億896万ドルです。
そうした前年の実績と比較すると、「アイアンマン2」は、夏興行のしょっぱなから、何とも高いハードルの基準値を設定してしまったことになり、後続の映画が「アイアンマン2」の叩きだした数字を超えられるか?!は、「アイアンマン2」と同じディズニーが、ピクサーから来月6月18日に全米公開する「トイ・ストーリー3」と、サミット・エンタテインメントのメロドラマ・シリーズ「トワイライト・サーガ/エクリプス」にのみ、そのポテンシャルが感じられるだけで、残りのサマームービーはもう、シェルヘッドには敵わないと見ても、よさそうです。

そのパラマウント映画が、映画興行史上最大のウルトラ拡大公開となる4,380館の約10,000スクリーンで封切った「アイアンマン2」がいきなり集めてしまった約1億3,360万ドルというのは、昨日の見込み通りに、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」が、2006年7月に記録したオープニング成績=約1億3,563万ドルに次ぐ、史上5番めの快記録であると同時に、5月に公開された映画としては、「スパイダーマン3」(2007年5月4日公開)の約1億5,111万ドル(4252館)に次ぐ、歴代第2位の大記録です…!!、よって、「アイアンマン2」はシーズン開幕映画として、申し分なく映画館をにぎわせたッ!!と喝采を贈られて、然るべきなのですが…、


「アイアンマン2」は、その人気にかけられた期待が大きすぎたのと、“コミックヒーロー映画”というジャンルの視点から見れば、前述の「スパイダーマン3」や、史上最大のオープンニング成績=約1億5,841万ドル(4,366館)を記録した「バットマン/ダークナイト」(2008年7月18日公開)に迫れなかったばかりか、顔を変に白く塗ったピエロが主人公の「トワイライト・サーガ/ニュームーン」(2009年11月20日公開)のオープニング成績=約1億4,283万ドルをも超えられず、何の新記録も作れなかったことで期待ハズレ…のような言われ方をされてしまうのですから、まったく気の毒です。
製作費=1億7,000万ドル超の「アイアンマン2」が、オープニングで約1億3,360万ドルを稼いで失敗なのだとしたら、シェルヘッドよりも図体がデカいので?!、2億ドルもの製作費がつぎこまれた「トランスフォーマー2」のオープニング成績=約1億896万ドルは何だったのか…?!と言うことになってしまいます。
「トランスフォーマー2」を、コケた…!!と言った人はいなかったはずです。





パラマウント映画の調べでは、「アイアンマン2」のオープニング興行の観客の約6割が男性で、やはり、約6割が25歳以上のアダルト層だったそうです。「バットマン/ダークナイト」の観客の半分は25歳以下の若年層で、「スパイダーマン3」も、約63%が若年層でしたから、過去のコミックヒーロー映画に比べて、「アイアンマン」シリーズは、とりわけ大人の支持を集めていることになり、そうしたファン層の違いが、大爆発のような猛スタートで新記録を作れなかった原因なのかもしれません。
また、バットマンも、スパイダーマンも、観客の男女比はほぼ半々だったので、アイアンマンは男により支持されているヒーローということになるのかもしれませんが、タイトな戦闘スーツにセクシーボディを包んだスカージョのブラックウィドウを観たかったバカ野郎が多かっただけ…!!といった考え方もできるかもしれませんね…!!


マーベル・スタジオの代表ケヴィン・ファイグ氏は、シリーズのさらなる続編「アイアンマン3」を2013年に公開する!!と、すでに宣言しているので、シェルヘッドのバットマン超えは、その第3弾に期待しましょう…!!




過去のオリジナル・シリーズとは、主人公の悪夢殺人鬼フレディの性格が少し変更されていることで、ホラー映画マニアからは違和感を持たれているリメイク版「エルム街の悪夢」は、先週の初登場第1位から、ひとつランキングを下げただけの第2位で、その順位だけだと、一見、好調なようですが、先週から、なんとッ!!、72%もの売上げをダウンさせています…!!
ホラー映画解体再生仕立て直しの専門業者プラチナム・デューンズは、このリメイク版「エルム街の悪夢」の3D映画の続編製作が早くも検討されている!!と言っていますが、儲かりそうにないので、第2弾の製作に待ったをかけられてしまったリメイク版「13日の金曜日」の最終的な国内成績=約6,500万ドルを、フレディが超えられるとは、今のところ思えませんから、果たして、その続編製作の言葉は真実か、否か?!、フツーに考えれば、ちょっと疑問で、宣伝かな…?!といった感じですね。
リメイク版「13日の金曜日」の製作費は約1,900万ドルで、リメイク版「エルム街の悪夢」の製作費は約3,500万ドルです。
3,500万ドルで作った映画が、1,900万ドルで作った映画より、ヒットしそうにないのに、早くも続編が…ッ!!なんて、鵜呑みにできますか…?!
ただし、リメイク版「13日の金曜日」の2週めのダウンは、およそ8割でしたから、その急転直下よりは少しだけマシだったフレディは、ジェイソンよりも人気がある…!!と言い張ることは可能です。




中央の人が、監督のトーマス・バルメス。文化の異なる4カ国の赤ちゃんの成長の違いを記録しました。

第10位に初登場した、フォーカス・フィーチャーズの「ベイビーズ」は、昨2009年11月27日の感謝祭に、予告編をご覧いただいたドキュメンタリー映画です。
かわいらしい動物の赤ちゃんの成長を記録して、目を楽しませ、心を和ませてくれる作品で、その手の映画は、単にかわいいの~!!というだけでウケちゃったりするので、そうした、ちょっと観て、観て!!、これ、かわいくない?!といったノリで、ぼくも予告編を紹介しておいたのですが、そのノリの通りに、たった534館での公開なのに、BEST10ランキングに入るヒットになってしまいました…!!
ただし、フランスのドキュメタンリー映画作家トーマス・バルメスが本作で取り上げた、動物の赤ちゃんとは、ぼくたち人間の子ども…。そうした人の尊い成長を追いながら、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー風バラエティ映画のように、社会性が欠落し、特に訴えかけてくる中身のテーマも見当たらないのはいかがなものか…?!といった、チクリと皮肉って、かわいい~!!の浮かれ気分に針を刺す評価が、一部で下されているようです。




モンゴルのバヤルちゃんが“ママ!!”と、初めての言葉を口にしたよ…!!




江戸っ子のマリちゃんが歩けた!!、そして、前のめりにすっ転んだ…!!




サンフランシスコのハティーちゃんがバナナを食べたよ!!




ナミビアのポンジャオちゃんは眠いでしゅ~!!




モンゴルのバヤルちゃんは、こいつは何て、生き物だ…?!と考えています!!




そして、バヤルちゃんは、お兄ちゃんにコーラを飲ませてもらいます…!!







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