「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(2008年)で無名の俳優を演じて有名になったジェイ・バルチェルが主演する、ドリームワークス製作の恋愛コメディ映画「シーズ・アウト・オブ・マイ・リーグ」を、配給のパラマウント映画が全米2,956館で封切った初日(3月12日)の興行成績は約330万ドルで、週明けに予想されるオープニング成績は、何とか1,000万ドルは超えれそうな気配です…！！




魔法使いの師匠が大根役者のニコラス・ケイジというのは、いささか難があるものの、ディズニーが近年のアメリカ映画の最高傑作の1本である「魔法にかけられて」(2007年)に続けて、自社の名作アニメをベースにした実写のファンタジー映画シリーズの第2弾「ソーサラーズ・アプレンティス/魔法使いの弟子」(7月16日全米公開/日本8月封切り)のタイトル・ロールである大役の弟子をおおせつかったジェイ・バルチェルが、自身の定番キャラクターである、ちょっとオタクで屁タレのへなちょこ青年をいつも通りに演じている「シーズ・アウト・オブ・マイ・リーグ」の内容は…、
空港で飛行機に搭乗する人たちの身体検査や、手荷物のチェックをする運輸保安管理官をつとめているジェイ・バルチェルのカークが、飛行機に乗り遅れそうになったゴージャスな美女のモリーの検査を素早く終える便宜をはかってやったところ、急いだせいか、モリーが空港にケータイを忘れてしまい、それをカークが預かり届けてあげることになったラッキーな運命の出会いから、ふたりはデートを始めることに…ッ！！、しかし、万人が10点満点と認める美女のモリーと、どう贔屓目に評価しても、せいぜい並の平凡な5点のカークでは釣り合わない…。そのように周囲からも耳打ちされたカークは、自分をふったサイテー女のマーニーと、よりを戻す方が現実的と考えるのだったが、当の美女のモリーは、連れ歩く恋人の女性を、自分をよりよく見せるためのブランドのアクセサリーのようにしか思っていない傲慢な男たちと違って、自分を純粋に気づかってくれるカークのことが本当に好きだった！！、果たして、カークはそのようなモリーの想いに気づき、ダメ男返上の勇気を奮い立たせ、自分に自信を持つことができるのか…？！
…といったようなわけで、俗に“童貞喪失コメディ”などとも分類されたりする、いわゆる、ドンカンな男のための恋愛レッスン映画として、ジェイ・バルチェル自身も出演していた「ノックトアップ」（2007年)のパターンを踏襲した最新作が、この「シーズ・アウト・オブ・マイ・リーグ」、つまり、“彼女は圏外”ですよ…ということですね！！


監督は、イギリスのコメディ・スケッチの集団“ダッチ・エルム・コンセルヴァトワール”で活躍しているコメディアン兼お笑い作家のジム・フィールド・スミスで、これまでに数本の短編コメディ映画を発表していますが、本格的な長編映画を手がけるのは、これが初めてでデビュー作となります。
この“彼女は圏外”の映画の格付けサイト RottenTomatoes での評価は、まぁまぁの51％で、映画レビューの取りまとめサイト metacritic では、辛うじて留年しないですむ、ギリギリ及第点の48点となっています。
新人のジム・フィールド・スミス監督は、前述のような童貞喪失コメディの男のための恋愛レッスン映画の前例をよく研究して、よく言えば、上手に…、少し皮肉をこめれば、無難にまとめあげただけ…と、いずれにしろ、大した評価は受けていないのですが、この週末に全米公開された新作映画の中では、これが最もまともに楽しめる作品と推薦されています…。




で、下 ↓ の写真は、ゴージャスな美女のモリーを演じたアリス・イヴが、ハリソン・フォード主演の「正義のゆくえ」(2009年)の中で、レイ・リオッタにおっぱいを吸われているところです。彼女は圏外だけど、この映画を観て、気に入ってしまい、もっとありのままにセクシーな姿を観たい…！！と思った男性の方は、その下心を誰にも覚られないように、社会派ドラマの「正義のゆくえ」を、レンタル屋さんで借りて、お楽しみください…ッ！！

レイ・リオッタはどうして、そんなに必死で吸えるのか…。

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