************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


続報をお願いします…!!と丁寧に頼んできた方がいたので、その方の希望にお応えして、お伝えします…!!


…と言っても、実は見出しのタイトル以上の詳しい情報は特にないのですが、およそ1年前の昨2009年3月31日にお伝えした、鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が初めて続編を作りたい!!と思った「イースタン・プロミス2」について、前作のオリジナル映画「イースタン・プロミス」(2007年)を製作したほか、ジョー・ライト監督とキーラ・ナイトレイのコンビ作「プライドと偏見」(2005年)、「つぐない」(2007年)など、優れた映画のプロデューサーであるポール・ウェブスターを取材した、ロンドン在住の映画ジャーナリスト、ティム・アドラーによれば、昨年にお伝えした記事のとおり、スティーヴ・ナイトのシナリオにもとづいて、ヴィゴ・モーテンセンが再び、ロシアン・マフィアのニコライを演じる「イースタン・プロミス2」の製作準備が進められており、前作に続けて、スポンサーとなる映画スタジオのフォーカス・フィーチャーズから、今年末の冬にも同映画の撮影を開始してほしい…!!と希望されているそうです。
つまり、脚本は整った…!!、作るお金も集まった…!!ということで、あとはデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンのスケジュールがあうか、どうか?!のタイミング次第ということになりますが、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)以来、映画史に残る名チームを組んでいるふたりはコンビの新作「ザ・トーキング・キュア」の撮影を再来月5月17日から約10週間にかけて行う予定を組んでいるので、「イースタン・プロミス2」は、その映画が完成次第、取りかかることになりそうです。

デヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンの最新コンビ作「ザ・トーキング・キュア」は、前述の「つぐない」の素晴らしすぎる脚本を執筆したほか、ジョン・マルコヴィッチとグレン・クローズ、そして、ミシェル・ファイファーが主演した「危険な関係」(1988年)でアカデミー賞最優秀脚色賞を受賞した有名なライター、クリストファー・ハンプトンが2002年に発表した同名戯曲を映画化するもので、「夢判断」などの著書でよく知られる精神分析学者のフロイトと弟子のユングの対立と葛藤がテーマとなっています。
アラゴルンはもちろん主人公のフロイトを演じ、ユングには「イングロリアス・バスターズ」(2009年)のミヒャエル・ファスベンダーがキャストされています。そして、そのユングが治療中に思いがけず、恋に落ちてしまう患者としてキーラ・ナイトレイが登場し、ふたりの偉大な心理学者の心をかき乱す原因となるのですが…。


フロイトは先の「夢判断」を読めば、よくわかりますが、人間の精神行動の原点に本能的な性欲を置いて考えていた人なので、デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ザ・トーキング・キュア」は、具体的にはエッチな描写をしない寸止めで、観客の想像力をムラムラといやらしく刺激するワイセツな映画を作る試みになるのではないか…?!といった見方の予想が、一部の映画ジャーナリストからは示されています。
なお、この「ザ・トーキング・キュア」には、やはり、「イースタン・プロミス」組からヴァンサン・カッセルも参加しているので、同映画およびクローネンバーグ・ワールドのマニアの方には楽しみな作品ですが、ヴィゴの演じるフロイトに最初にアタッチされていたのが、先の第82回アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞したハンス・ランダAKAクリストフ・ヴォルツなので、せっかくのヴィゴ・モーテンセン主演実現ながらも、クリストフ・ヴォルツとクローネンバーグ監督との組み合わせは、ぜひとも観たかった…ッ!!という声の方が大きいようです。
ま、クリストフ・ヴォルツには、ぜひとも、「イースタン・プロミス2」の方に出てもらい、ヴィゴ・モーテンセンと対決してくれることを期待しておきましょう…!!
デヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンの最新作「ザ・トーキング・キュア」は、来年2011年公開の予定ですから、「イースタン・プロミス2」が観られるのは、さらにその先の2012年かもしれませんね…!!、気の長い話ですが、映画界の2年先なんて、アッという間です…!!



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