************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


すみません…!!、遅くなりましたが、とりあえず仕上げたので、再アップしておきます…!!




まず、先週は体調を崩して、解説をお休みしてしまい、ごめんなさい。いきなりのブログ引越しもどうにか、ご覧のように見てくれの体裁だけは、何とか整ってきました。
今後はまた情報の記事の更新を主に努めながら、今だ手つかずのメニューなど、おいおい整理しながら、仕上げていこうと思いますので、不都合な点はしばらく、ご容赦いただき、どうか気長におつきあいください。

さて、そのお休みしてしまった先週(5日~7日)は、ブラピが思わず、カーチャンのアンジェリーナ・ジョリーのおっぱいをもんでしまった写真でお伝えした?!ように、アメリカン・フットボールのNFLの頂点の王座を決めるスーパーボウルが行われたことで、映画館は閑古鳥が鳴き、特に男性は映画鑑賞よりもスポーツ観戦を選んでしまったため、早くも今週は売り上げ半減で第5位に転落しているチャニング・テイタムとアマンダ・セーフリードのお涙ちょうだい恋愛メロドラマ「ディア、ジョン…」が女性客を集め、「アバター」の8週連続第1位の大記録を阻んで、初登場第1位にタッチダウン…!!という珍事が爆笑を誘った、ちょっとまぬけな週末興行の結果となっていました。
そのスーパーボウルの影響で、上位12本の映画の売り上げを足したトータルが、今年2010年に入って、初めて1億ドルを割り込んだ先週のワースト記録から、アメリカでは明日となる2月第3月曜日の大統領の日の祝日を含んだロング・ウイークエンドの連休を迎えた、この週末はなんと、その前回から約80%強も実績がアップの驚異のV字回復が達成されています…!!、そのV字回復のVが、バレンタインデー(Valentine's Day)の頭文字のVであることは、もちろん、言うまでもありませんね…!!


ジェシカ・アルバ、ジェシカ・ビールのダブル・ジェシカに、ジュリア・ロバーツとエマ・ロバーツのダブル・ロバーツ、また、テイラー・ロートナーにテイラー・スウィフトのダブル・テイラーのほか、アン・ハサウェイ、ジェニファー・ガーナー、パトリック・デンプシー、ブラッドリー・クーパー、ジェイミー・フォックス、トファー・グレイス、ハリウッドの大澄賢也?!のアシュトン・カッチャーに、さらにおまけで?!、おばさんの名女優キャシー・ベイツに、クイーン・ラティファ、そして、今や映画の伝説の大女優シャーリー・マクレーンと、名前をひたすら列記すれば、単に検索でヒットを狙いたいアクセス稼ぎの悪あがきにも思われそうなほど大量のオールスターを集めて、名作「プリティ・ウーマン」(1990年)や、「ランナウェイ・ブライド」(1999年)、「プリティ・プリンセス」シリーズ、また、「プリティ・ヘレン」(2004年)など、プリティすぎる75歳のじいちゃん監督ゲイリー・マーシャルがメガホンをとった恋愛群像劇のラブコメ「バレンタインデー」が、その題名どおりにバレンタインデーを含んだ大統領の日のロング・ウィークエンド興行で、見事に恋の決戦に勝利し?!、初登場第1位を飾りました…!!

良心的な?!映画評論家が…、バレンタインデーに愛する人とロマンチックな映画を一緒に鑑賞したい人は、わざわざ映画館に出かけたりせず、DVDをレンタルして、自宅で「ラブ・アクチュアリー」(2003年)をご覧ください…!!、えッ?!、もう「ラブ・アクチュアリー」は観てしまったから、新作映画を…ですか?!、仕方ありませんね、だったら、もう一度、「ラブ・アクチュアリー」を観てください…!!などと、本作がお手本にしたと思われる映画を引き合いに出した皮肉なジョークで、懸命に忠告を与えてくれたのにもかかわらず、それを無視して大勢のバカップルが?!映画館にデートに出かけてしまったおかげで、映画の格付けサイト RottenTomatoesで、たったの16%の支持しか得られていない大失敗作の「バレンタインデー」が、2月に公開された映画としては全米映画興行史上第3位となるオープニング成績=約5,241万ドルを売上げ、恋愛映画の稼ぎ時となるバレンタインデーに封切られた映画という見方に絞れば、史上最高となるヒットを記録してしまっています…!!


このラブコメ群像劇の「バレンタインデー」が、前述の「ラブ・アクチュアリー」を参考にしただけではなく、本作と同じくワーナー・ブラザースが製作し、ラブコメ女王のドリュー・バリモア監督がプロデューサーをつとめて、昨2009年2月6日の同時期に全米3,175館で封切られた「そんな彼なら捨てちゃえば」に続く、恋愛群像コメディ・シリーズ?!の第2弾であるのは明らかですが、その第1作め?!の「そんな彼なら捨てちゃえば」のオープニング成績は約2,778万ドルで、公開2週めとなるバレンタインデーを含んだ4日間のロング・ウイークエンドのトータルの売り上げは約2,232万ドルでした。つまり、バレンタインデーの1週間前に封切って、口コミを煽った「そんな彼なら捨てちゃえば」は、大統領の日が終わる時には、2週の総額で約5,779万ドルを稼いでいたことになり、それと比較すれば、いきなり3日間で約5,241万ドルを売上げた「バレンタインデー」は、ピタリとバレンタインデーに照準を合わせた公開戦略で前作をしのぐヒットを達成!!と、言えそうな感じですが、裏を返せば、「そんな彼なら捨てちゃえば」のように、バレンタインデーに先行して公開し、口コミで動員を募るだけの自信はなかった…?!とも指摘されそうです。
また、やはり、ラブコメ女王のドリュー・バリモア監督が、ラブコメ映画史上の大傑作「ウェディング・シンガー」(1998年)のお相手の名コンビ、アダム・サンドラーと再共演を果たして、2004年2月13日に公開したソニー・ピクチャーズ作品「50回目のファースト・キス」のロング・ウイークエンドの4日間での興行成績は、約4,510万ドルでしたから、プリティじいちゃんのゲイリー・マーシャル監督が、ライバル?!のラブコメ女王に、ついに完勝を果たして、ラブコメ・キングの王座に着いたのかもしれませんが、映画監督が本職のゲイリー・マーシャルに対し、監督デビュー作の「ウィップ・イット!」(2009年)が好評価された副業映画監督?!のドリュー・バリモアの演出の力量はどっこいどっこいのようなので、あまり自慢はできませんね…。


なお、この「バレンタインデー」の封切り前に、早々とヒットを確信したワーナー・ブラザースは、恋愛群像コメディ・シリーズの第3弾として、すでに「ニューイヤーズ・イヴ」の製作決定を発表しています。
バレンタインデーの次は大晦日かよ…と、あまりひとりぼっちではいたくないタイミングばかりをテーマに狙ってくる、ちょっといやらしいシリーズの脚本を担当するのは、「バレンタインデー」に引き続き、キャサリン・ファゲイト。
新作の「ニューイヤーズ・イヴ」では、「バレンタインデー」の中から、何名かのキャラクターが再び登場するそうなので、歳の瀬にひとりでさびしさを抱え、モヤモヤしてしまうキャラクターは誰なのか?!、バレンタインデーは終わっても、まだまだ上映は終わらない「バレンタインデー」を観て、予想してください…!!と言いたいところですが、前述のように、観てはいけない…!!と、親切な?!映画ジャーナリストのみなさんが警告してくれているので、まぁ、いずれ、レンタル店でDVDを借りて、お家でご覧になり、「ニューイヤーズ・イヴ」の展開に予想をめぐらせてみてください。
恋愛群像コメディ・シリーズ?!の次回作「大晦日」は、今年2010末に撮影し、来年2011年末の…、日本風に言えば、お正月映画となる年末年始の注目作として公開される見込みのようです。


バレンタインデー」 予告編





ビリー・ワイルダー監督の50年前の名作「アパートの鍵貸します」(1960年)で、かわいいルックスなのに、上司と不倫の浮気をしてるギャップで男性ファンを悩ませた、かつてのアイドル、シャーリー・マクレーンに向かって、現代のアイドル=エマ・ロバーツが、わたし、バレンタインデーにカレシと初エッチするの…ッ!!と、堂々と言ってのけ、やっぱり、純粋な?!映画ファンの男は悩んでしまうという、悶々とした映画の伝説の歴史がくり返された貴重な場面…?!、しかも、シャーリー・マクレーンのダンナとして、かたわらにいるのが、「プリティ・ウーマン」(1990年)、「ランナウェイ・ブライド」(1999年)で、エマのおばさん兼お母さん?!のジュリア・ロバーツと共演し、ダブル・ロバーツの成長を見守ってくれてきたヘクター・エリゾンドだなんて…ッ!!、「プリティ・ウーマン」大好きのジュリア・ロバーツのファンの方は思わず、目頭が熱くなるキャスティングとなっています。





人狼のジェイコブが飛んだ勢いで狼に変身するはずが、ベラではなく、テイラー・スウィフトに見惚れて、手なんか振り、狼になるのに失敗し、不様に転ぶのだけれど、やさしいテイラー・スウィフトが、大丈夫よ、カッコよかったわよとか言ってくれるバカバカしい場面…!!、テイラー・スウィフトはあんなに歌が上手なのに、どうしてセリフは棒読み?!





それでは、ジュエルが歌う「バレンタインデー」の主題歌「Stay Here」をお楽しみください…!!






「ハリー・ポッター」の映画シリーズを立ち上げたクリス・コロンバス監督が、ミステリ作家リック・リオーダンのティーン向け同名ミステリ・ファンタジー・ノベルを映画化した「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を、製作・配給の20世紀FOXが全米3356館で封切ったオープニング成績は約3,110万ドルで、初登場第2位に着ける好スタートを切りました…!!

この「パーシー・ジャクソンとオリンピアンズ」が記録したオープニング成績=約3,110万ドルというのは、過去の同時期に封切られたジュヴナイル・ファンタジーの傑作で、バカにせずに観たほうがいい「テラビシアにかける橋」(2007年2月16日公開/3,210館)のオープニング成績=約2,256万ドルを超えたばかりか、やはり、同ジャンルの「スパイダーウィック・クロニクルズ」(2008年2月14日公開/3,847館)のオープニング成績=約1,900万ドルとは、ちょっと比較しても仕方がないほどの大きな差をつけています。つまり、「アバター」で絶好調の20世紀FOXは、大統領の日のロング・ウィークエンドにからめたファミリー向けのファンタジー映画として、過去のディズニー(「テラビシアにかける橋」)、パラマウント映画(「スパイダーウィック・クロニクルズ」)を凌ぐ決定打を、この「パーシー・ジャクソンとオリンピアンズ」で放つことができた…!!と、作品の興行価値は高く評価することができそうです。
また、首位の「バレンタインデー」から水をあけられ、惜しくも第2位に甘んじてしまった「パーシー・ジャクソンとオリンピアンズ」ですが、この手の子供向け要素が強いファミリー映画は、どうしても、お子さまの都合上、ご家族連れは夜よりかは昼間に映画館にやってくるため、昼間の安いマチネー料金で観られてしまうことになり、単に1枚あたりのチケット代が高いことで「アバター」が数字だけの史上最大ヒットになっているのとは反対に、チケット代が安いことで数字が上がりにくいハンディを抱えてしまった可能性がありそうです。
よって、「ハリポタ」のように支持の年齢層の幅が広がれば、さらにヒットを狙えるシリーズに成長させられるのかもしれませんが、残念ながら、本作は登場するキャラクターにあまり魅力が感じられない…として、内容的にはあまり評価されていません。まったく平凡な娯楽作の域を出ないガキ映画…と断じられています
ヘイデン・パネッティーアを主演に迎えた前作の青春コメディ「アイ・ラブ・ユー、ベス・クーパー」(2009年)がコテンパンにこけてしまった…と言うか、見向きもされなかったクリス・コロンバス監督としては、得意のファンタジー・ジャンルでヒットメイカーの面目は果たしたのかもしれませんが、万人に愛される「ハリー・ポッター」シリーズを作った人が、自分で自分の二番煎じをするのはいかがなものか…?!といった手厳しい批判は、クリス・コロンバス監督の名に、今後かなり傷を負わせることになるのかもしれません…。


海神ポセイドンの息子のパーシーが、キングギドラよりも多い9本の首を持つギリシア神話のクリーチャー、ヒュドラを相手に、水を武器にして戦う場面…!!




アレクサンドラ・ダダリオのアナベスが、ウマ・サーマンのメドゥーサに遭遇し、あんたはきれいな髪をしてて、よかったわよね…、わたしの髪なんか、あんたのカーチャンのアテネのせいで、こんなんよ…ッ!!と、見る者を石に変える呪われた蛇頭を見せるのですが、そもそもアテネの神殿でエッチした罰でそうされた自分の淫らな行いについては、あえて何もふれない場面…!!




環境問題が取り沙汰される昨今、節水につとめなければならないのに、パーシーがふんだんに水を使って、ジェイク・アベルが演じるヘルメスの息子ルークと戦う場面…!!




地獄にたどり着いたパーシーたちが、スティーヴ・クーガンの演じるハデスと出会うのだけれど、その現代的なルックスが冥界の神らしくないとサテュロスのグローバーが言ったところ…ッ!!
ハーデスのカミさんの女神ペルセポネは、やはり、ギリシアをテーマにしたオリバー・ストーン監督の大失敗作「アレキサンダー」(2004年)にも出ていたロザリオ・ドーソン。




↓ 各ポスターはもちろん、クリックで拡大です…!!





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さて、今週末の全米公開映画は、マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのコンビが新境地のホラー・スリラーに挑戦した「シャッターアイランド」を、パラマウント映画が約2,500館程度と少し控えめにリリースするだけですが、限定公開作品として、上 ↑ の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」では 半分馬だったピアース・ブロスナンが秘密を抱えた元英国首相を演じている、スキャンダラスな映画監督ロマン・ポランスキーの最新作「ゴーストライター」を、サミット・エンタテインメントが封切ります…!!、それでは次週のランキングもお楽しみに…ッ!!
えッ、初登場第3位の「ウルフマン」を飛ばしてるッ?!、そんなことはありません…!!、「ウルフマン」は、こちらCIAパリ支局の豆酢さんのレビューをご覧ください…!!

ゴーストライターTVスポット

 

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