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ぼくは、ギレルモ・デル・トロ監督の目にとまれば…と書いたのですが、そうではなくて、サム・ライミ監督がちゃんと観ててくれました…ッ!!





今月半ばの不吉な13日の金曜日に、南米ウルグアイの首都モンテビデオをUFOの編隊と巨大ロボット軍団が徹底的に破壊するSFディザスターのショート・ムービー「パニック・アタック!!」をご覧いただきましたが、その監督であるウルグアイのCMディレクター、フェデリコ・アルヴァレズ(←写真)に、最新作の大傑作ホラー「ドラッグ・ミー・トゥ・ヘル」(邦題はダサい「スペル」)が日本公開中のサム・ライミ監督から電話がかかってきました…ッ!!
ウルグアイのニュース・サイト El Pais を翻訳してくれた FILM JUNK によれば、電話の約1時間半の会話で意気投合したサム・ライミ監督と、フェデリコ・アルヴァレズ監督は、サム・ライミ監督がプロデューサーをつとめ、同監督の製作プロダクション、ゴーストハウスの新作として、フェデリコ・アルヴァレズ監督のハリウッド・デビュー作となるSFアクション映画を作ることを決定したそうです…ッ!!
フェデリコ・アルヴァレズ監督と、彼の恋人のガールフレンド、そして、クリエイティヴ・パートナーの脚本家ロドルフォ・サヤゲス(Rodolfo Sayagues)の3人は、サム・ライミ監督の招きで、すでにロサンゼルスの新居のアパートメントに引越し、車も与えられたVIP待遇で、着々と脚本の開発に取りかかっているとのことで、ゴーストハウスの構想では、フェデリコ・アルヴァレズ監督のハリウッド・デビュー作は脚本の完成だけに約100万ドルを費やし、映画全体の製作費としては3,000万~4,000万ドルの予算を見積もっているそうです。そして、同映画の実際の撮影は、アルヴァレズ監督の地元ウルグアイのほか、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスなどで行われる予定で、映画の内容は不明なものの、舞台が南米になることだけは間違いなさそうです。
と、それにしても、メジャーな売れっ子映画監督が、無名の新人監督の短編映画に目をとめ、コンビを組んで、ハリウッド映画があまり舞台にしてこなかった第3世界を背景としたSF映画を作る…という構図は、来月12月11日に新作「ラブリー・ボーン」がアメリカで限定公開でスタートするピーター・ジャクソン監督が、南アフリカ出身のCMディレクター、ニール・ブロムカンプを起用した、今夏の大ヒット作のSFモッキュメンタリー・アクション「ディストリクト9」とまったく同じなわけで、つまり、サム・ライミ監督が、21世紀最初の超巨大映画プロクジェクト「ホビット」の監督に自分ではなく、ギレルモ・デル・トロ監督を選んだピーター・ジャクソン監督の立場にわが身を置き換え、柳の下の2機めのUFOを狙いたいのは見え見えで、製作費も「ディストリクト9」が約3,000万ドルで作られたことを基準に見積もられた…と言えそうです。
その「ディストリクト9」は、ニール・ブロムカンプ監督の短編映画「アライブ・イン・ヨハネスブルグ」(2005年)をブロウアップしたものでしたが、果たして、サム・ライミ監督とフェデリコ・アルヴァレズ監督も、「パニック・アタック!!」を長編化するつもりなのでしょうか…?!、とりあえず、巨大ロボット軍団地球来襲のSFパニック映画だと、うれしいですね…ッ!!

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