デヘヘ…ッ!!と、意外にも稼ぎ頭のオンナたちの頂点に立ち、照れ笑いがとまらない?!ナオミ・ワッツですが、、昨2008年のフォーブスの調べでは、同じオーストラリア出身の親友ニコール・キッドマンが出演料もらい過ぎの赤字クイーンに選ばれていただけに、親友になり代わり、見事にリベンジを果たしました…ッ!!
経済メディアの視点から、映画に関するユニークなビジネス・データを発表しているフォーブスが、費用対効果で最も映画会社を儲けさせている利益還元率の高い女優のBEST10を発表し、その頂点に、ハリウッド版「リング」シリーズなどで人気のナオミ・ワッツが選ばれました!!
この“儲けさせてくれる女優ランキング”の対象とされたのは、過去5年の間にアニメを除く、最低でも3本の実写映画に出演し、それぞれの作品が500館以上で公開された実績を持つ…という、フォーブスが定めた基準をクリアした、ハリウッドを代表する100人の女優たちです。
フォーブスはまず、その100人の女優たちが出演した映画の興行成績に、DVDセールス・テレビ放送などの二次・三次利用から得られた収入なども足した総売り上げをはじき出し、そこから、宣伝マーケティングのプロモーション費用といった推し量ることが難しい経費を除いた映画の原価の製作費を差し引いた儲け(または損失)と、各女優が得た出演料と二次・三次利用のマージンなども含めた全報酬を比較して、果たして、実際のところ、出演料のコストに対して、どれだけ儲けのリターンを稼ぎ出してくれたのか?!を、独自の計算式で割り出したそうです。
各映画の収支は、必ずしも映画スタジオの申告にもとづいたものではないので、フォーブスの調べが絶対に正しいとは言えませんが、アンジェリーナ・ジョリーや、ジュリア・ロバーツといったスーパースターの大女優の名前があがらなかった、意外なランキングの結果について、フォーブスは、“出演料500万ドルそこそこのいわゆる中堅女優が、映画スタジオにとっては最も効率のいい存在…”と結論づけ、いみじくも、今だに女優の地位が映画に華を添えるだけの低い役割としか認識されていない、ハリウッドの男社会の実情が反映されているようだ…といったことを、経済の視点から翻って指摘しています…。
下 ↓ のランキングを見渡せば、確かに、フォーブスの見解も一理はありそうですが、トップのナオミ・ワッツは、デヴィッド・クローネンバーグ監督の「イースタン・プロミス」(2007年)で、素晴らしい演技と存在感を発揮していましたし、希代の名女優メリル・ストリープや、アカデミー賞最優秀主演女優賞を2回も受賞しているヒラリー・スワンク、また、本格派のナタリー・ポートマンも顔を出していることを踏まえると、けして、中堅女優の寄せ集め…とばかりは言えない、優れた女優たちのランキングであることは、映画ファンの方は理解できると思います。
それでは、美貌と才能ばかりか、金銭運にまで恵まれた、あげまん女優たち?!のランキングをお楽しみください…!!
ピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」(2005年)の大ヒットが功を奏し、出演料1ドルに対して、44ドルを稼ぎ出す、利益還元率の最も高い女優№1に選ばれたナオミ・ワッツは、最高でも288館でしか上映されなかったので、このランキングからは除外されたミヒャエル・ハネケ監督のセルフ・リメイク作「ファニーゲーム U.S.A.」(2008年)や、前述の「イースタン・プロミス」など、近年は地道に意欲的な作品に挑戦し続けてきただけに、こうして、あらためて彼女にスポットが当ったことに納得の映画ファンの方も多いのではないでしょうか?!、ナオミ・ワッツの女優としての努力が、きちんと実を結んでいたことが証明されて、よかったですね!!
そんなナオミ・ワッツの最新作は、何の因縁か?!、昨年の赤字クイーンの親友ニコール・キッドマンが主演するはずだった、実話を映画化の社会派スリラー「フェア・ゲーム」です。イラクは大量破壊兵器を保持しているというデマを流したブッシュ政権の情報操作を、元外交官の夫ジョセフ・ウィルソンが告発したことから、CIAの秘密工作員であるという素性を、あろうことか、政府によって暴露されてしまった妻のバレリー・プレイムを演じています。夫のジョセフ・ウィルソンは、「ミルク」(2008年)でアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いたショーン・ペン。監督は、マット・デイモンの「ボーン」シリーズのダグ・リーマンです。ナオミ・ワッツは、ヒッチコック監督の名作「鳥」(1963年)のリメイク映画にも主演が予定されていますね。
レオナルド・ディカプリオと共演した「ブラッド・ダイヤモンド」(2006年)や、キアヌ・リーヴスの相手をつとめた「地球が静止する日」(2008年)といった大作は失敗に終わったものの、ラブコメ女王ドリュー・バリモアがプロデュースした「そんな彼なら捨てちゃえば?」のヒットに救われたジェニファー・コネリーが惜しくも第2位!!
出演料1ドルに対して、41ドルも稼ぎ、第3位以下を引き離したジェニファー・コネリーですが、声優をつとめたアニメ「9」が期待とは裏腹に、オチがない史上最悪のアニメ…と絶不評でコケたのに加え、夫のポール・ベタニーと共演した、「進化論」で知られるダーウィンの伝記映画「クリエイション」は、お尻の痛みをガマンするだけの超退屈な映画…とコキおろされてるので、いずれ赤字女優に転落し、「砂と霧の家」に暮らすはめになるかもしれません…?!
第3位は、今月24日(土)から、エリック・バナと共演したSFラブストーリー「タイムトラベラーズ・ワイフ」(邦題「きみがぼくを見つけた日」)が日本公開になる、いつも雰囲気のいいレイチェル・マクアダムス!!、これまではニコラス・スパークス原作の「きみに読む物語」(2004年)ぐらいしか代表作のあげられなかったレイチェル・マクアダムスですが、アイアンマン=ロバート・ダウニー・Jrが演じる名探偵の恋人を演じた新作「シャーロック・ホームズ」(全米12月25日公開/日本2010年4月封切り)も大ヒットするでしょうから、いよいよ、自分の時代がやってきたッ!!といった感じですね…!!、出演料1ドルに対して、30ドルを儲けてくれました!!
第4位は、このブログでは、ラシダ・ジョーンズとの漫才コンビで人気のお笑い芸人、ナタリー・ポートマンです!!、ウェス・アンダーソン監督の名作「ダージリン急行」(2007年)のプロローグとなる短編映画「ホテル・シュヴァリエ」で、大胆なヌードを披露してくれていたマチルダは、やっぱり、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(2005年)の大ヒットが効いて、ランキングしたようですね。
彼女の演技には1ドルの出演料に対して、28ドルの価値があります。
第5位は…、ぼくはもう、この人を20世紀から21世紀にかけて最高の女優に認定してあげていいと思っているオスカー女優の大御所メリル・ストリープ!!
このランキングには入っていないけれど、その高い演技力の才能が、かつての自分のように老若男女から尊敬を集めているプリンセス・エイミー・アダムスと、「ダウト」(2008年)に続けて、新旧2大女優の共演を果たした、映画ファンは必見の傑作ドラメディ「ジュリーとジュリア」は来月11月28日(土)から日本公開です!!
第6位は、総合的には、この人こそが全米№1女優…ッ!!と言ってよさそうな「フレンズ」のレイチェルこと、ジェニファー・アニストンです!!
1ドルを26ドルにしてくれるジェニファー・アニストンは、「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(2008年)の大ヒットに加え、第2位のジェニファー・コネリーとダブル・ジェニファーで出演した「そんな彼なら捨てちゃえば?」の成功もランク入りに貢献しているようです。アーロン・エックハートと共演した平凡な恋愛映画「ラブ・ハプンズ」も全米ヒット中ですね!!
「悲しみが乾くまで」(2007年)などでガンバッているものの、最近は影の薄いキャットウーマンは、ほとんど、「X-MEN/ファイナルディシジョン」(2006年)の大ヒットのおかげでランキングを果たしたようです。第7位の元ボンドガール、ハル・ベリーは、1ドル渡せば、23ドルにして返してくれます…!!
第8位は、この映画のことを指す“サイテー映画の代名詞”の新語が辞書に載せられてしまった史上空前の失敗作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(2008年)なんかで、散々、稼いだのに加え、ブラッド・ピットの生涯にわたる恋人を演じた「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(2008年)も大ヒットになったケイト・ブランシェット!!、「ロード・オブ・ザ・リング」のトリロジーまで含めると、もっと上位かもしれないエリザベスの稼ぎも、出演料1ドルに対して、23ドルです…!!
第9位は…、最高でも390館でしか上映されなかったことで、このランキングでは考慮に入れられなかったジョナサン・デミ監督の「レイチェルの結婚」(2008年)で演技派への転向を果たした、「プラダを着た悪魔」(2006年)が大ヒットのアン・ハサウェイ!!、「ゲット スマート」(2008年)ではセクシーな女スパイに扮し、大量の観客動員を導いたアン・ハサウェイは、プリティ・プリンセスからクイーンに出世して登場する、ティム・バートン監督の新作「アリス・イン・ワンダーランド」も大ヒットは間違いなしですね!!、その大きな目と口の魅力…、それとも迫力?!で、アン・ハサウェイも1ドルを23ドルに変えることができます…!!
最後の第10位は、ミリオンダラー・ベイビーなんだから、ランキングに入って当然?!のヒラリー・スワンクです!!、ジェラルド・バトラーと共演した低予算の恋愛映画「P.S. アイラヴユー」(2007年)が興行的に成功したのが決め手となって、ランキングに登場したオスカー女優ヒラリー・スワンクは、伝説の女性飛行家アメリア・イアハートを演じた新作の伝記映画「アメリア」(アメリカ今月23日公開)で、3人めのオスカーおじさんを家に連れ帰るつもりです!!、ヒラリー・スワンクの出演料1ドルに対しての還元も、やはり、23ドルです!!
さて、“儲けさせてくれる女優BEST10”は、いかがだったでしょうか…?!
映画や俳優の真価は、数字の記録よりも、観客の心の記憶に残ることだと思いますが、こうした見方のBEST10もまた、おもしろいものですね…ッ!!
ビリー的には、歴史的大ヒット作「バットマン/ダークナイト」(2008年)のヒロイン、マギー・ギレンホールが何位だったのか?!が気になっています…!!
彼女もたぶん、そんなに出演料は高くないと思うのですが…ッ!!
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