************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ソニー・ピクチャーズは「スパイダーマン」のキャラクターを理解できておらず、映画を作るにあたって興味があるのは、どれだけ儲けられるか?!といった金銭面だけだから、もう映画化の権利を手放して返却し、本家本元のディズニー・マーベルが映画を作ってほしい…というのが、コミックヒーロー映画のマニアの方の間でおおむね共通する意見ですが、もう実際に、そうしてもらったほうがいいのかもしれませんね…。







今月7月初めから全米で公開された新生シリーズの第1章「アメイジング・スパイダーマン」は、現在までに約2億1,431万ドルを国内で稼ぎ、各国の売り上げをトータルした興業成績が約5億3,481万ドルの大ヒットにはなっているものの、約2億,3000万ドルの高額の製作コストを踏まえれば、それに見合う充分な数字を出しているとは言えないのに加え、3D映画として割増しされたぶんの鑑賞料金を差し引いて計算し直せば、観客動員はサム・ライミ監督の旧トリロジーよりも明らかに劣っています…。そうした興業的にけして繁盛しているとは言い難い結果に加え、仕切り直した映画の内容も特に話題になっていないことを踏まえると、ソニー・ピクチャーズがスタッフ・キャストを一新した、いわゆる “ リブート ” の試みは成功しなかった…と評価できそうなのですが、業界メディア THR のインタビューに応じたソニー・ピクチャーズの代表 ダグ・ベルグラッド氏46歳のコメントによれば…、
“私たちはマーク・ウェブ監督に引き続き、続編も手がけてもらいたいと心から願っています。
しかし、それにはいくつかの障害があります。と言うのも、彼には20世紀FOXとの間で、別の新作映画を作らなければならない取り決めがあるんです…”
…とのことで、マーク・ウェブ監督は出世作となったジョー・ゴードン=レヴィット主演の「(500)日のサマー」(2009年)を20世紀FOX傘下のFOXサーチライトで配給してもらうにあたって、どうやら、同社で新作映画を作る…といったオプションの契約を交わしてしまったらしく、続編「アメイジング・スパイダーマン2」の全米公開がすでに再来年2014年5月2日に決定していることを考慮すると、スケジュール的に言って、(500)日のマーク・ウェブ監督が引き続き、メガホンをとるのは無理ではないか…?!と、ダグ・ベルグラッド氏はていねいな言い方でほのめかしたわけですが…、


まぁ、率直に言って、当たるか、どうかもわからない未知の新作をFOXで作るよりは、一定の大ヒットが保証されている「アメイジング・スパイダーマン2」を監督するほうが、マーク・ウェブ監督にとっては、今後のキャリアと金銭の両面で確実に有益でしょうし、自分が新たに立ち上げたシリーズに愛着があるのにも決まっています。
よって、ソニーが本当に心から続編もマーク・ウェブ監督に手がけてもらいたい…と願うなら、マーク・ウェブ監督は何を差し置いても、「アメイジング・スパイダーマン2」を作るはずですから、つまり、ダグ・ベルグラッド氏の発言の真意は逆で、ソニー・ピクチャーズはマーク・ウェブ監督を続編には起用せず、更迭して、前述のような「アメイジング・スパイダーマン」の失敗の責任をとらせます…と言ったのにも等しいと解釈したほうが妥当でしょう…。


このダグ・ベルグラッド氏の発言から、今春4月末に映画ジャーナリストのデヴィン・ファラチが入手した情報にもとづいて、お伝えした、ソニー・ピクチャーズはマーク・ウェブ監督の新生「アメイジング・スパイダーマン」をまったく気に入っていない…といった不穏なニュースが、恐らくは事実であったらしいことが裏付けられたのかもしれませんし、リス・エヴァンスが演じたトカゲ男リザードの変身シーンのVFXが見栄えよく仕上がらず、やむを得ず、いくつかのシーンをマーク・ウェブ監督はカットしていかざるを得なくなったことも、ダグ・ベルグラッド氏はインタビューで明らかにしたので、完成した「アメイジング・スパイダーマン」の上映時間が当初、たったの91分間…と伝えられてしまったのは、そういった裏事情があったから…?!と憶測できなくもありません…。
いずれにしろ、実際に公開された映画の内容が、ソニー・ピクチャーズが “ リブート ” にあたって、声高に訴えた “ これまでに語られていないスパイダーマンの物語 ” といった秘話?!とは思えないものであったことも踏まえると、マーク・ウェブ監督は、やはり経験不足で?!、ソニー・ピクチャーズとの間で、それぞれが想い描いていたようには「アメイジング・スパイダーマン」を仕上げることができなかった…とも判断できそうですから、更迭人事で新監督に交代!!は当然の展開なのかもしれません…?!

果たして、(500)日のマーク・ウェブ監督の事実上のクビは適切なのか?!、CIAリーダーのスパイダーマン・ファンのみなさんはどのようにお感じになられたでしょう…?!、また、「トランスフォーマー」シリーズなどのアレックス・カーツマンとロベルト・オーチーのコンビが脚本家に指名されたことで、娯楽性が増すと考えられる「アメイジング・スパイダーマン2」のメガホンをとるのにふさわしい新監督には、いったい、誰が選ばれると予想されるでしょう…?!

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