第1位(1)　「ホップ」(6,300万ドル)
　　　　　　　$21,696,000－(3,616館/$6,000)－$68,152,000

先週の初公開からの売り上げのマイナスは約42％ですから、まぁまぁ、フツーにダウンしているので、「アーサー」がコケたことで、2週連続第1位になったような格好ですね…！！


第2位(初)　「アーサー」(4,000万ドル)
　　　　　　　$12,605,000－(3,276館/$3,848)－$12,605,000

ラッセル・ブランドの「ホップ」に負けた、ラッセル・ブランドの「アーサー」は、最低ノルマの1,500万ドルのオープニング成績にすら届かず、沈没…。公称の製作費の4,000万ドル(実際はもっと使ってる)に、撮り直しの追加撮影の費用、宣伝費を加えると、軽く1億ドルを超える資金が使われていますから、ワーナー・ブラザースは第12位の誰も観ない映画「サッカーパンチ」に続き、手痛い失敗をしてしまったことになります…。


第3位(初)　「ハンナ」(3,000万ドル)　← この映画はすでに黒字。
　　　　　　　$12,323,000－(2,535館/$4,861)－$12,323,000

第4位(初)　「ソウル・サーファー」(1,800万ドル)
　　　　　　　$11,100,000－(2,214館/$5,014)－$11,100,000

「アーサー」と反対に、最大期待値の1,000万ドルを突破！！で、ソニーは大成功です！！、平均売り上げを見れば、わかるように新作映画4本のうちで、最も映画館が混雑しているのは、アナソフィア・ロブちゃんです！！


第5位(3)　「インシディアス」(100～150万ドルの超低予算)
　　　　　　　$9,740,000－(2,419館/$4,026)－$27,097,000

ホラー映画は公開2週めで数字が6～7割は下落してしまう垂直落下がセオリーですが、「インシディアス」の先週の初公開からのマイナスの割合いは27％弱で、実のところ、先週から最も売り上げがダウンしなかった映画の第1位になっています。つまり、それだけ映画の内容がおもしろい…！！という口コミが有効に作用していることが、ありありとわかる数字の推移となっています。




第6位(初)　「ユア・ハイネス」(5,000万ドル)
　　　　　　　$9,520,000－(2,769館/$3,438)－$9,520,000

この映画がオスカー前に公開されてたら、ナタリー・ポートマンは最優秀主演女優賞をもらえなかったかも…？！、「レオン」の元祖美少女アサシン、マチルダが、弓矢対決？！でシアーシャ・ローナンちゃんのハンナに負けてしまいましたね…！！


第7位(2)　「ソース・コード」(3,200万ドル)
　　　　　　　$9,050,000－(2,971館/$3,046)－$28,619,000

先週からのマイナスは約39％。新作映画が一気に4本も出たことで、ここまでランクを下げてしまいました。


第8位(5)　「リミットレス」(2,700万ドル)
　　　　　　　$5,692,000－(2,655館/$2,144)－$64,380,000

第9位(4)　「グレッグのダメ日記 2 / ロドリック・ルールズ」(2,100万ドル)
　　　　　　　$4,885,000－(2,881館/$1,696)－$45,462,000

第10位(6)　「ザ・リンカーン・ロイヤー」(4,000万ドル)
　　　　　　　$4,600,000－(2,420館/$1,901)－$46,455,000

第11位(8)　「ランゴ」(1億3,500万ドル)
　　　　　　　$2,300,000－(2,007館/$1,146)－$117,531,000

第12位(7)　「サッカーパンチ」(8,200万ドル)
　　　　　　　$2,100,000－(1,755館/$1,197)－$33,972,000

↑　製作費はおろか宣伝費を回収のメドすら見えません…。


《 POINT 》 一般にオープニング成績の約3倍前後が、その映画の最終的な興行成績になる可能性が高い。興行成績の概ね半分が
映画館の取り分となる。よって、オープニング成績から試算したトータルの売り上げを2分の1にして、製作費と比較すれば、その映画の興行的成功の度合いをおおまかに測ることができる。


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