************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


あらすじや作品紹介の文章には何か恐ろしい出来事が起きる…とは書かれていないんですが、予告編はスーパーナチュラルな展開をほのめかしています。いずれにしろ、映画祭で高く評価されて受賞した、サイコ系映画の傑作らしいので、ともかく予告編を観て、映画の存在を知っておくことにしましょう…!!






映画の新しい才能を発掘する…という意味合いの主旨において、映画界で最も重要視される映画祭のサンダンス・フィルム・フィスティバルも、その存在がメジャー化したことによる弊害や、やはり紹介できる映画の数には限りがあることから、そこから落ちこぼれてしまう作品もあるわけで…、そうした涙をのんだ不運なインディーズ映画を埋もれさせることなく、さらに拾い上げて世に送り出そうという目的で、サンダンス・フィルム・フェスティバルと併走する格好で開かれるスラムダンス映画祭がイチ早く今年2011年のプログラムを終了し、各賞の結果を発表しました。
長編劇映画の大賞に価するグランド・ジュリー・スパーキー・アワードに選らばれたのは、母を失った悲嘆に暮れる女性が、ホームレスの男性との奇妙な関係に救いを求めていく…といった内容のイギリスを舞台にした作品「ストレンジャー・シングス」(Stranger Things)ですが、その大賞と同等の評価である言わば、審査員特別賞を贈られたサイコ・ドラマ「ウィズアウト」(Without)の予告編をご覧ください。




新人のマーク・ジャクソン監督が自らのオリジナルシナリオを映画化した本作は、記事のタイトルでもザックリと示したように、どうやら高校をドロップアウトか何かしてしまった経歴の若い女性ジョスリンが、自分では歩くこともできず、他者とコミュニケーションする能力も失った植物状態の老人の世話をみる看護士として、携帯の電波も届かず、ネットの回線も開かれていない離島に赴くことに…といった設定の作品です。


そうした身近に話し相手もおらず、友人や家族の第3者との連絡も絶たれた場所で、主人公のジョスリンは当然、孤独に苛まれはじめると同時に、自分以外の唯一の存在である、物言わぬ老人への親近感を深めていきます。
しかし、老人は本当に植物状態なのか?!、もしかして自分で歩いたり、身体を動かすことは可能で、話もできるのではないか…?!、ジョスリンの胸中にやがて、欺かれている疑惑が持ち上がるそうなのですが…、いかがでしょう、美しい映像に緊張感をはらんだ作品のトーンは関心を抱かせるのに充分で、主人公のジョスリンを演じている同名のジョスリン・ジェンセンという無名の新人女優の演技も、彼女の将来に注目の可能性を窺わせてくれています。


果たして、老人は本当に植物状態なのか?!、いったい、何がジョスリンを追い詰めて、性的な罪の意識を抱かせることになるのか?!、スーパーナチュラルな要素もほのめかしているサイコ映画「ウィズアウト」が、いずれ何らかの形で、結末を観届けられることに期待しましょう…!!





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA