今年2010年2月末に製作ニュースをお知らせした、人食いレクター博士が悪魔祓い道場の師範をつとめるエクソシスト映画「ザ・ライト」が、予告編をリリースしたので、ご覧下さい…！！







イタリアでジャーナリストとして活躍しているアメリカ人のマット・バジロが出版した同名の実録小説「ザ・ライト/ザ・メイキング・オブ・ア・モダン・エクソシスト」(The Rite: The Making of a Modern Exorcist)を、ニュー・ライン・シネマ＝ワーナー・ブラザースが映画化したオカルト映画の最新作「ザ・ライト」の予告編です…！！

スティーヴン・キング原作の「1408号室」(2007年)や、同映画に引き続き、ジョン・キューザックが主演して、チョウ・ユンファ、ケン・ワタナベ、菊池凛子ちゃんが共演した「シャンハイ」(2010年)で知られるミカエル・ハフストローム監督がメガホンをとった本作は…、テレビシリーズ「ザ・チューダーズ/背徳の王冠」に出演していたコリン・オドナヒューが演じる、信仰の揺らいだ神学生のマイケルが気の進まぬまま、ローマのヴァチカンで悪魔祓いを学ぶことになり、型破りな教師の神父ルーカスから、恐ろしい異端の側面をかいま見せられることに…！！といったプロットです。


異端の神父ルーカスを演じているのは、もちろん、「羊たちの沈黙」(1991年)の人食いレクター博士こと名優アンソニー・ホプキンス。共演者としては、フェルナンド・メイレレス監督のミューズとして知られる、「ブラインドネス」(2008年)などのアリシー・ブラガ。「ゴーストライダー2/スピリット・オブ・ベンジェンス」(2012年2月全米公開)で悪魔を演じ、ニック・ケイジと対決することになったキーラン・ハインズ。そして、「ミスト」(2007年)のスーパーマーケットでアシスタント・マネージャーだったトビー・ジョーンズといった人たちが出演しています。

悪魔祓いをテーマにしたホラー映画としては、イーライ・ロス監督が製作総指揮をつとめた、ダニエル・スタム監督の「ザ・ラスト・エクソシズム」が今夏、全米で公開され、ヒットを実現しましたが、フィクションで作り話の同映画が、やらせドキュメンタリーのモッキュメンタリーとして、真実らしさを売りにしていたのとは対照的に、この「ザ・ライト」は、事実を取材したノンフィクションに近い小説がベースにもかかわらず、通常の劇映画タッチのホラー映画に仕上げられているようで…、当初、似た雰囲気になるのでは…？！と予測された同じようにエクソシストの実話を元にした「エミリー・ローズ」(2005年)とも一線を画したところが、かえってユニークな点ですね。ま、今時、ホラー映画で、“これは実話です…”と言われて、真に受ける観客がいるわけもないので、これでよかったと思いますが…。


アンソニー・ホプキンスの恐ろしい悪魔祓い道場のオカルト映画「ザ・ライト」(“儀式”という意味です)は、来年2011年1月28日から全米公開の予定です。

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