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リチャード・ギアが主演した「プロフェシー」(2002年)は、「バットマン/ダークナイト」(2008年)の原作者の脚本家デヴィッド・ゴイヤーが2008年の秋に、“過去20年間で本当に怖いホラー映画は4本しかない…”と言っていたうちの1本です…ッ!! → 





ワーナー・ブラザース傘下のニューライン・シネマが2007年から進めてきた、スパニッシュ・ホラー「永遠のこどもたち」(2007年)の新たな監督に、前述の「プロフェシー」のほか、ティム・ロビンスとジェフ・ブリッジスが対決した、ドンデン返しのオチに呆然とする傑作スリラー「隣人は静かに笑う」(1998年)のマーク・ペリントンが決定した…ッ!!と、Variety が伝えています。
ジャンル映画の第一人者の超オタク、ギレルモ・デル・トロ監督がプロデューサーではなく、“プレゼンター”として絶対の自信を持って放ったスパニッシュ・ホラー「永遠のこどもたち」は、ティーンエイジャーなのに、自分は映画ライターだと身分を偽り、取材と称して、尊敬するギレルモ・デル・トロ監督に会いに行った映画大バカ野郎の一番弟子、ファン・アントニオ・バヨナの監督デビュー作で、孤児院を舞台に母と息子の悲しい絆を描いた、怖いのに泣けてしまう素晴らしいゴースト・ストーリーの映画でした(↓予告編)。

先ほど、“新たな監督”と書いたように、この「永遠のこどもたち」のハリウッド版リメイクを自ら進めてきたギレルモ・デル・トロ監督は、実際のメガホンをとる監督として、「地球が凍りつく日」(2006年/主演はヘルボーイ)のラリー・フェセンデン監督を指名し、共に英語版のシナリオを執筆してきましたが、昨2009年11月に、スタジオ側とのキャスティングをめぐる意見の相違で、ラリー・フェセンデン監督が自ら降板してしまっていました…。 よって、その後任として雇われた新たな監督のマーク・ペリントンは、近年は得意のスリラー・ジャンルを離れ、「U2 3D」(2007年)や、ルーク・ウィルソンが主演したドラメディの「ヘンリー・プールはここにいる」(2008年)などを作っていましたが、やっと再び、本来の才能を活かせる機会がめぐってきたようで、正直なところ、明らかに不要と思われていた「永遠の子どもたち」のハリウッド版リメイクが、ちょっとおもしろくなってきた感じがします。 まぁ、いずれにせよ、ギレルモ・デル・トロ監督がプロデューサーとして名を連ねている限りは、そんなに失敗するはずもないのですが、ギレルモ・デル・トロ監督自身、自らがメガホンをとる、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのプリクエールの超大作「ホビット」(前後編2部作)の製作を、2011年12月の公開を目指して、いよいよ、本格化させなければなりませんから、「永遠のこどもたち」を安心して任せられる監督が見つかってよかったのではないでしょうか。 ハリウッド版リメイクの「永遠のこどもたち」の製作を請け負っているプロダクションは、ジム・キャリーの「ナンバー23」(2007年)などを作ったコントラフィルムで、プロデューサーを、その「ナンバー23」のほか、「プロフェシー」のようにリアルなホラー映画「エミリー・ローズ」(2005年)を発表したトリップ・ヴィンソンがつとめています。 少しメランコリックな感じもあったオリジナルの「永遠のこどもたち」よりも、現実的なタッチのリメイク版に仕上がりそうですね。 【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


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