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ターミネーター4-T-600

今朝カナダ地下鉄の駅愛想をふりまくターミネーターT-600(↑こいつ)の動画と、ロシア版キャラクター・ポスター紹介したばかりの「ターミネーター4/サルベーション」ですが、約4分間もある迫力満点の予告編がリリースされたので、これはすぐ観てもらわない訳にはいきません…ッ!!







シリーズ最新作「ターミネーター4/サルベーション」を北米で配給するワーナー・ブラザースが、今週末全米公開で話題が集中しつつある新生「スター・トレック」に負けてなるものかッ!!とばかりにリリースした約4分間の長尺の予告編です。
場面が細切れにされた通常の予告編や、短いTVスポットとは違い、この長尺版では、サム・ワーシントン演じる記憶を失った謎の男マーカスと、アントン・イェルチンのカイル・リースが出会い、レジスタンスへの参加を呼びかけるクリスチャン・ベールの電波を傍受したことから、この男=ジョン・コナーを探そう…!!となり、物語が始まる…というストーリーの流れがよくわかるようになっています。
昨日、絵コンテを紹介した、マーカスとカイルがT-600に襲撃される場面も含まれているので、観比べてみることができますね。
ところで、この「ターミネーター4/サルベーション」の脚本は、シリーズの前作で、失敗作と見なされている「ターミネーター3」(2003年)を執筆したジョン・ブランカトーと、マイケル・フェリスのコンビが書き上げたクソみたいなシナリオを、「007/慰めの報酬」(2008年)の脚本家ポール・ハギス(傑作「告発のとき」の監督)がリライトし、さらに、バットマン=クリスチャン・ベールに説得された、「ダークナイト」(2008年)のジョナサン・ノーランが最終的に全部を書き直したものだ…と、監督のマックG(↓ 写真)は、事あるごとに発言していました。
実際のところ、ジョナサン・ノーランは撮影にまで立ち会っていたようで、現場でマックGや、クリスチャン・ベールと相談しながら、セリフや物語の展開を微調整し、書き直した…と伝えられています。
しかし、本作のオフィシャルな脚本家のクレジットは、現在のところ、ジョン・ブランカトー とマイケル・フェリスに与えられたままです…。
いい加減な発言の多いマックG監督なので、脚本に関する説明もデッチ上げなのかもしれませんが、昨2008年の大ヒット・コミック映画「インクレディブル・ハルク」の脚本を書いたとされる、主演のハルクことエドワード・ノートンも、やはり、脚本家のクレジットを与えられていませんでした…(エドワード・ノートンは脚本を書いただけでなく編集も行い、実質的には監督だった)。
こうした現場の事実?と、公けに記されるクレジットとの間に違いが生ずるのは、最初に執筆したオリジナルの脚本家の利益と立場を重く見る全米脚本家組合の込み入った取り決めがあるからですが…、果たして、観客は、つまらなかった「T3」や、より陳腐な「キャットウーマン」(2004年)なんかを書いた脚本家コンビの作品ですよ…と、この「ターミネーター4/サルベーション」を紹介されるのと、「007/慰めの報酬」の脚本家と、「ダークナイト」の脚本家がタッグを組んだ…ッ!!と言われるのでは、どちらを観たいと強く感じるでしょう…?!
現実に脚本を書いた作者だけでなく、映画会社も損をしてしまう不条理です…。

ターミネーター4-マックG

そんな訳で…、歴史的大ヒット作「バットマン/ダークナイト」に続けて、ジョナサン・ノーランが放つ最新作「ターミネーター4/サルベーション」は、今月5月21日(木)から全米公開の後、来月6月13日(土)より日本公開です!!



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