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ファーストルック契約って、何ですか…?!と、映画業界の中で使われるビジネス用語につき当然、ご存知ない方も多いと思うので、カンタンに説明しておくと、秀でた才能の持ち主の監督や脚本家、また、人気スターなどに対して、映画スタジオが、言わば企画開発費として、一定の期間を通して、ギャラを支給し続ける見返りに、そうしたヒット作を生み出す可能性の高い人たちが考えた企画を優先的に検討する権利を持つことができる契約です。なので、クリエイターの側からすれば、特に仕事をしないでも、お金が振り込まれるので、生活が保証されるため、精神的に安定して、新しい企画を考えることができるわけですが、仮りに何も思いつかなかったとしても、やっぱり、お金はもらえるので、つまり、早い話がおいしい、お抱えのような状態になるということですね…!!




ソニー・ピクチャーズが、現地カルバーシティでは今日の3月3日(火)付けで、アンソニーとジョーのルッソ兄弟監督と向こう3年間にわたってのファーストルック契約を結んだことを発表しました!!、よって、マーベル・シネマティック・ユニバースの「キャプテン・アメリカ : ザ・ウィンター・ソルジャー」(2014年)を大ヒットさせた兄弟監督の新作映画は、冒頭のように、これから3年間にわたって、ソニピが優先的に製作する権利を握ったことになるわけですが…、


しかしながら、兄弟監督たちは、来年2016年5月6日全米公開の「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」に、これから本格着手するばかりか、ジョス・ウィードン監督の後継者として、コミックヒーロー大集合映画の第3弾「アベンジャーズ: インフィニティ・ウォー Part Ⅰ」(2018年5月4日全米公開)と、その続編の第4弾「アベンジャーズ: インフィニティ・ウォー Part Ⅱ」(2019年5月3日全米公開)のメガホンも託される見込みとなっています。なので、ソニー・ピクチャーズが、ルッソ兄弟監督と3年間のファーストルック契約を結んだとしても、兄弟はその3年間のほとんどを、ディズニー・マーベルの仕事ばかりする可能性が高いわけですから、ふたりと契約することに関して、あまり本来のファーストルック契約の意味は感じられないように思われます。

それにもかかわらず、どうして?!、ソニー・ピクチャーズは、ルッソ兄弟監督との関係を深める契約を結んだのかと言うと、やはり、その真意は、「キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー」で初登場するスパイダーマンのキャスティングや、その描き方、そして、その新・スパイダーマンは「アベンジャーズ3」と「4」にも参戦をする予定ですから、そうしたスパイダーマンがかかわる一切合切について、現在はディズニー・マーベル側の兄弟監督とより密接に打ち合わせのできる環境を作ろうと考えたように憶測できそうですし、また、昨2014年末にソニピを襲ったハッキング事件で流出したとされるメールで、ソニーは兄弟監督に新しい「スパイダーマン」のプロデュースを依頼していましたから、それを本気で実現するために、兄弟監督の抱え込みに入ったのではないでしょうか…?!

となれば、仮りに、「ザ・スペクタキュラー・スパイダーマン」と呼ばれている新しいシリーズは、「キャプテン・アメリカ」シリーズのルッソ兄弟監督のプロデュース?!により、ジョス・ウィードン監督の弟子のようなドリュー・ゴダード監督がメガホンをとるだけに、本当にマーベル・シネマティック・ユニバースの作品のような出来栄えに仕上がることが期待できそうですが、果たして、ルッソ兄弟監督は、このソニピとの契約により、新しいスパイダーマンにも深く関わっていくことになるのか…?!、「ザ・スペクタキュラー・スパイダーマン」の進展に、さらに注目をしていきましょう…!!







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