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現地のザ・ビバリーヒルトン・ホテルでは昨夜となる1月19日(日)に行われた全米製作者協会のPGA賞授賞式で、スティーブ・マックイーン監督の「12イヤーズ・ア・スレイブ」と、アルフォンソ・キュアロン監督の「グラビティ」とが、なんと同じ得票数で、2本同時に映画部門の最優秀作品賞にあたるアウトスタンディング・プロデューサー・オブ・シアトリカル・モーション・ピクチャーズ賞を受賞しました…!!、PGA賞に投票する全米製作者協会の会員は、すなわち、オスカーの最優秀作品賞に投票する映画芸術科学アカデミーの会員であることから…


PGA賞を征した作品は、アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれたのも同然であり、2007年に受賞の「ノー・カントリー・フォー・オールドメン」以降、「スラムドッグ・ミリオネア」、「ザ・ハート・ロッカー」、「ザ・キングズ・スピーチ」、「ジ・アーティスト」、そして昨年の「アルゴ」と、PGA賞受賞作が、そのままアカデミー賞最優秀作品賞になるという、大変に筋の通った結果となっています。しかしながら…、


今回は、PGA賞が1990年に始まって以来はじめて、2本の映画が同時に最優秀作品賞!!と票が分かれてしまったので、真の№1はどの作品か?!、決戦は第86回アカデミー賞授賞式の舞台に持ち越されたことになり、映画ファンには楽しみが増えた…!!とも言えそうな、大変に興味深い展開になりましたね…!!、また、おとついの日曜日(1月19日)にお伝えしたように、全米映画俳優協会のSAG賞では、「アメリカン・ハッスル」が、「12イヤーズ・ア・スレイブ」と「グラビティ」を抑えて、最優秀作品賞を獲得していますから、デヴィッド・O・ラッセル監督の作品がオスカーをかっさらってしまう可能性もなくはありません…!!


PGA賞のアニメ映画の最優秀作品賞は当然?!、ディズニーの傑作「フローズン」でした…!!、ただし、この部門では、なぜか?!、過去2年間にわたって、PGA賞の最優秀作品賞とオスカーの最優秀長編アニメ映画賞とでは選ばれる作品が異なる…といった食い違った結果が出る傾向になっているので、となれば、オスカー像は、「ザ・ウインド・ライズス(風立ちぬ)」の宮崎駿監督の手に渡ってしまうのかも…?!、「フローズン」がPGA賞をとってしまったことで、宮崎駿監督にとっては、逆にアカデミー賞で有利な立場になりましたね…!!


最優秀作品賞は、やっぱり、大本命の「12イヤーズ・ア・スレイブ」か?!、それとも、「グラビティ」?!、あるいは「アメリカン・ハッスル」なのか?!、栄えあるオスカーの行方が決まる第86回アカデミー賞授賞式は、現地3月2日(日)=日本の日付けで、3月3日(月)のひな祭りに開催です!!、当日は例年のように、各賞の結果をライブ・ブロギングで速報するので、お楽しみに…!!





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