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出世作の「ゴッドファーザー」(1972年)を発表する以前の1969年頃に、まだ30歳で若造だったフランシス・フォード・コッポラ監督が、「イングロリアス・バスターズ」(2009年)の元ネタ映画「特攻大作戦」(1967年)や、「殺しの分け前/ポイント・ブランク」(1967年)などで当時、映画ファンに支持されていた名優リー・マーヴィン(↓写真)に対して、現在企画中の「地獄の黙示録」で、カーツ大佐の役をぜひ演じてください…!!とお願いしたオファーの貴重な手紙の写真です…!!(via: Letters of Note



Mr. Lee Marvin,

We'd like you to play the part of Colonel Karnage in Apocalaypse Now. We're an independant company in San Francisco financed by Warner Bros.

It's a good script.

Sincerely

Francis Ford Coppola


映画史上に残る衝撃の問題作「地獄の黙示録」がカンヌ国際映画祭でグランプリのパルム・ドールを受賞したのは1979年ですから、映画の公開に先がけること約10年前に送られた手紙…ということになりますね!!
実際に完成した「地獄の黙示録」で、カーツ大佐の役を演じたのはご存知のように、マーロン・ブランドだったわけですが、リー・マーヴィンがこのオファーに応じ、出演を承諾していたなら、いったい、どのような映画になり、その後の映画史はどう変わっていたのか…?!、CIAリーダーのみなさんは、リー・マーヴィンがカーツ大佐の「地獄の黙示録」を想像して、どういった感慨の思いを抱かれたことでしょう…?!
なお、この手紙は、どうやら、一緒に送られたらしい「地獄の黙示録」の草稿のシナリオとあわせて、先ごろオークションにかけられ、5,078.05ドル=約50万2,670円で落札されたそうです。



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