「マトリックス」トリロジーのウォシャウスキー兄弟監督と、「ラン・ローラ・ラン」（1998年）や、カルト映画「パフューム」（2006年）で知られるトム・ティクヴァ監督がチームを組んで、イギリスの作家デイヴィッド・ミッチェルの同名ベストセラーを完全映画化した異色の大作「クラウド・アトラス」の約5分40秒もある長～い予告編を、配給のワーナー・ブラザースが初公開したので、観逃すことなく、チェックしておいてください！！、モンスター映画「グエムル」（2006年）や、「リンダ リンダ リンダ」（2005年）のペ・ドゥナが、空気人形ならぬクローン人形？！として、主演女優のひとりをつとめています！！










日本を舞台にした「ナンバー9ドリーム」の邦訳本が新潮社から出版されている元広島在住のデイヴィッド・ミッチェルが2004年に発表し、大変に高い評価を得た「クラウド・アトラス」は…、1850年のニュージーランド・チャタム諸島、1931年のベルギー、1975年のカリフォルニア、そして、21世紀初頭のイギリスと、ディストピア化した近未来の韓国、果ては文明が崩壊した終末世界のハワイという、6つの異なる時代と場所の出来事を描いた壮大なスケールの作品です…！！、ならば、6つの物語をおさめたオムニバス形式の映画なのかと言うと…、

長～い予告編をご覧になれば、すぐにお気づきになるように、共にオスカー俳優のトム・ハンクス、キャットウーマン＝ハル・ベリーがエピソードを超えて…と、つまりは時代を超え、その時々の人物として、複数の役をこなしていることからして、どうやら、6つの物語はスリラーあり、SFあり、ロマンスありと多彩に富んではいても、完全に独立した別々のお話ではなく、どこかで響きあい、絡み、もつれることで、実はそれぞれ一つの魂が生まれ変わっていく様を描いた壮大な因果応報のひとつのストーリーとして、結着がつくことになるようですね。


原作を読んでいないので、果たして、どういったオチが待ち受けているのか？！はわかりませんが、ひとつの世界のさらに奥に別の世界がある…とでもいった映画の構成の骨組みは、どこかしら「マトリックス」トリロジーに似ているので、ハリウッド版「マッハGoGoGo」の「スピード・レーサー」（2008年）には乗り切れなかった…というウォシャウスキー兄弟監督のファンの方にとっては、このSF色を帯びた異色の大作「クラウド・アトラス」は、もしかすると待望の作品と言えるのかも…？！



ウォシャウスキー兄弟監督とトム・ティクヴァ監督が共同でメガホンをとった最新作「クラウド・アトラス」のその他の出演者は…、「アイアン・レディー」（2011年）のジム・ブロードベント、「21（ラスベガスをぶっつぶせ）」（2008年）のジム・スタージェス、前述の「マッハGoGoGo」に引き続き登場のスーザン・サランドン、「ラブソングができるまで」（2007年）をはじめとする軽妙な恋愛映画で人気のヒュー・グラント、「小さな中国のお針子」（2002年）や、「ウィンター・ソング」（2006年）のジョウ・シュン、そして、007シリーズの新しいQに起用された「パフューム」のベン・ウィショーに、「マトリックス」トリロジーのヒューゴ・ウィーヴィング！！、全米公開は今秋10月26日からです…！！


“Cloud Atlas” explores how the actions and consequences of individual lives impact one another throughout the past, the present and the future. Action, mystery and romance weave dramatically through the story as one soul is shaped from a killer into a hero and a single act of kindness ripples across centuries to inspire a revolution in the distant future.






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