************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


1997年公開のアクション映画「コン・エアー」では、逃亡をはかった凶悪犯を捕らえるために協力していたジョン・キューザックとニコラス・ケイジが、実録モノの犯罪映画で再び共演し、対決することになりました!!、しかし、ちょっと残念なのは、狂ったサイコを演じるのはジョン・キューザックの方で、ニコラス・ケイジはそいつを捕らえる、まともな警察官ですから、ニック・ケイジの異常で過剰な演技がまた観られる!!と早合点した人の期待にはそえないかもしれません!!




業界メディア Deadline NY のマイク・フレミングが伝えてくれた最新の映画製作ニュースによれば、スコット・ウォーカーという、どうやら新人の人が自分でシナリオを書き上げ、監督デビューも飾ることになるインディーズのスリラー映画「ザ・フローズン・グラウンド」に、ジョン・キューザックとニコラス・ケイジの主演が決定し、ふたりが映画の中で対決する運びになったそうです…!!

実話の映画化となる「ザ・フローズン・グラウンド」が題材としているのは、1971年から1983年にかけて、アラスカのアンカレッジで起きた、女性だけをターゲットとした連続殺人事件です。その事件の被害者について、マイク・フレミングは計24人の女性が殺された…と書いていますが、実際に遺体が回収されたのは12名で、それらを含めた17名が惨殺されたことを、FBIは公式に確認しています。ただし、事件を伝えたメディアによっては、犯人の異常者ロバート・ハンセンが別に30件以上ものレイプの余罪があることから、現実の被害者の数は恐らく37名ぐらいに昇るのではないか…と伝えられています。

1939年に、アイオワの自宅でパン屋を営む、オランダからの移民で厳格な父のもとに生まれたロバート・ハンセンは(← 写真)、幼い頃から父の仕事を毎日、長時間手伝うことを強いられるなど、厳しく躾られたことで、かえって精神を病み、21歳の時に放火の罪で投獄され、結婚したばかりの新妻と即座に離婚。その後、出所して、2度目の結婚を果たすも、やはり失敗して、破局したのを契機に、人生をイチからやり直すべく、新天地のアラスカへと向かいました。
しかし、そうした決意とは裏腹に、ロバート・ハンセンが犯行を重ねることになった70年代当時のアラスカ・アンカレッジは、石油採掘の事業で好景気に沸き、油にまみれた作業員らのふところをアテにした風俗ビジネスが花盛りだったそうです。そのため、そうした風俗に従事する女性たちから、いくらでも餌食をピックアップすることができたロバート・ハンセンは、
一見して優男に見える外見で、女性の側が油断し、自分を甘く見るのをいいことに、300ドル程度のお金と引き換えに、人気のない原生林など、アラスカの大自然に女性を誘いこんでは、凶行に及んだそうです。

ロバート・ハンセンの犯行が何と言っても異常だったのは、そうした人気のない場所に連れ出した女性を、すぐにどうこうするのではなく、一旦、わざと解放し、逃走させておいてから、その後を追って、仕留める…といった、いわゆる人間狩りのマンハントの手順を踏んだうえで、あらためて自分が捕らえた女性を、勝利した自分へのご褒美?!として餌食にし、充分に犯して凌辱し、恐怖に打ち震え、苦しむ姿を観察してから、息の根をとめる…という、極めて残忍すぎる手口だったことです…。 果たして、映画では、そのロバート・ハンセンの狂ったふるまいを、ジョン・キューザックがどこまで再現してくれるのか?!、期待と不安が入り交じることになりそうですが、物語としては、ジョン・キューザックが人間狩りで獲り逃してしまった被害者の女性と、ニック・ケイジ扮する州警察の警官とが出会い、ふたりして殺人鬼の足跡を追うことになるそうです。 生々しく事件を再現すれば、かなり気味悪く、目をそむけたい映画になりそうな「ザ・フローズン・グラウンド」の具体的な製作スケジュールは未定ですが、完成すれば、実録もの犯罪映画としては、久しぶりの問題作になるかもしれませんね。なお、人間の姿をした悪魔のロバート・ハンセンは最終的に警察に捕らえられ、複数の罪に対して、しめて461年の刑期と終身刑をあわせて言い渡され、現在もアラスカの獄中で存命し、暮らしています…。
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