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おとついの子どもの日(5月5日)にお伝えした、ダニー・ボイル監督が来年2012年夏のロンドン・オリンピック開会式の演出準備に専念する前に、今年中にとりあえず撮影だけを終える予定の最新作「トランス」の続報です…!!





今年中に撮り終えた映像を一度、倉庫にしまい、来年夏のロンドン・オリンピック終了後に取り出して、仕上げの作業を行い、再来年2013年春に米英で公開するスケジュールを、ダニー・ボイル監督と製作・配給の20世紀FOXが組んだ最新作「トランス」については、そのプロジェクトが急遽、浮上してきたこともあり、前回の記事の時点では、その内容が、ダニー・ボイル監督のデビュー作「シャロウ・グレイブ」(1995年)や、「トレインスポッティング」(1996年)といった初期の映画に似た作品らしい…ということしかわからなかったのですが、業界メディアのTHRが、ミヒャエル・ファスベンダーが主演俳優として出演交渉の席に着いたことに加え、ミステリーだった映画のストーリーを教えてくれたので、お知らせしておきます。

来月6月3日に全米公開を控えたシリーズ最新作「X-MEN/ ファーストクラス」に続き、来年2012年の夏も、リドリー・スコット監督のエイリアン・ユニバース最新作「プロメテウス」の主演俳優として、2年続けて、20世紀FOXのサマームービーの勝負映画をまかされたミヒャエル・ファスベンダーが、またまた20世紀FOXから主演の指名を受けたダニー・ボイル監督最新作の「トランス」は、2001年に製作されたイギリスの同名テレビ映画(←↓写真)をリメイクするプロジェクトだそうです。
リメイクの映画版のシナリオを執筆したライターは未だに不明ですが、そのオリジナルのテレビ映画は、メガホンをとったジョー・アハーンという、イギリスの映画オタクは名前を知っているらしい監督の自作のオリジナル・シナリオによるものなので、もしかすると、その脚本がそのまま流用され、前述の「シャロウ・グレイブ」と「トレインスポッティング」の両方でシナリオを担当した脚本家のジョン・ホッジが手を加える?!ということなのかもしれません。

そのジョー・アハーン監督のテレビ映画「トランス」の内容は、アートの競売を請け負うオークションハウスに勤務するアシスタントの人物が、自社で預かった高価な芸術品を横領する強奪計画をたくらみ、その実行犯となるギャング団と手を組むことになるのですが、犯行の際に頭部を強打した、その首謀者のアシスタントは記憶を失い、せっかく盗み出すのに成功した盗品のアートのありかがわからなくなってしまう…!!というもので、ミヒャエル・ファスベンダー扮するギャング団のいかがわしいリーダーは、アシスタントが嘘をついているのではないか?!と疑い、催眠術を使うことで、真実を吐かせ、お宝の場所を特定しようとするそうです。


なので、どうやら、厳密には“Trances”と複数形になっている題名には、アシスタントが記憶を失った?!原因の失神と、その後の催眠術による入神状態の意味とが重ねあわされているようですが、となれば、ミヒャエル・ファスベンダーに相対する、このアシスタント役を誰が演じるのか?!も注目ですね…!!

果たして、ダニー・ボイル監督のリメイク版「トランス」では、どのようなオチが待っているのか?!、大変に気になりますが、公開は再来年の春ですから、答えを知るまでには、まだまだ相当、待たなければなりません…!!

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