************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


新人監督のデビュー作ながら、いくつかの映画ランキングで、2008年公開映画のベスト10に食い込んだ傑作「ショットガン・ストーリーズ」のジェフ・ニコルズ監督とマイケル・シャノンが、サンダンスに引き続き、カンヌでも巻き起こした竜巻をご覧ください…!!






再婚した父の死をキッカケに、再婚前の旧の家族の息子たちと、現在の家族の息子たちとが対立し、銃を向け合うことになる「ショットガン・ストーリーズ」でも、家族という集まりが抱え持つ緊張感を描いていたジェフ・ニコルズ監督が、同映画に主演したマイケル・シャノンと再びコンビを組んだ第2作めの「テイク・シェエルター」(TAKE SHELTER=避難)を配給するソニー・ピクチャーズ・クラシックスが予告編を初公開したので、ご覧ください…!!



今年2011年のサンダンス・フィルム・フィスティバルで高い評価を得た、エリザベス・オルセン主演の「マーサ・マーシー・メイ・マーリーン」は惜しくも、先ごろ閉幕した第64回カンヌ国際映画祭での受賞を逃してしまいましたが、同じようにサンダンスからカンヌに乗り込んだ本作は、国際批評家週間で見事にグランプリを獲得し、世界に存在をアピールすることができました…!!

ジェフ・ニコルズ監督が、自作のオリジナル・シナリオを映画化した「テイク・シェエルター」の物語は…、

オハイオ州の小さな町で、土砂を採掘する会社に勤め、現場監督をしているカーティス・ラフォーシュは、6歳になる娘のハンナが聴覚障害を抱え、家計は厳しく、けして生活は楽でなかったが、専業主婦の妻サマンサが特技の裁縫で作った手作りの品を、週末にフリーマーケットで販売するなどして、収入を補い、一家はつつましいながらも、愛に満ちた、幸せな毎日を過ごしていた。しかし、ある日、竜巻のトルネードに襲われる終末的な悪夢を見たカーティスは、その恐怖の妄想にとり憑かれて、次第に落ち着きを失い、ついには妄想を啓示と理解して、自宅の裏庭に、竜巻から避難するためのシェルターを作り始めてしまう…。娘の治療や、聴覚障害のための特別教育の費用をひねり出すため、毎日の家計を必死でやりくりしている妻のサマンサは、来るか来ないかもわからないトルネードのためのシェルターに金銭をつぎ込んでいく夫を批難して、何かにとり憑かれたような姿に不安を覚え、また、カーティスの職場の同僚たちも、常軌を逸した行動に不信を募らせていく…。果たして、カーティスの竜巻への恐怖は、大黒柱として一家を支えなければならない…というプレッシャーのストレスが形を変えたノイローゼなのか?!、それとも本当に大災害が訪れる予言の啓示を受けたのか?!、いずれにしろ、家族を守りたいと切に願うカーティスと妻のサマンサとの絆が試されていくことになる…。


…といったもので、現実に先ごろ、巨大トルネードがミズーリ州を襲い、大勢の人の命を奪ってしまった被害のことを思うと、カーティスはまちがってないだろう!!とも思える感じなのですが、ソニー・ピクチャーズの優秀なパブリシストは、カンヌでの受賞と、その竜巻のニュースとがかぶったタイミングを逃すことなく、実に素早く、予告編をリリースしてみせましたね…!!


クリス・ノーラン監督が新生「スーパーマン」の「マン・オブ・スティール」(2012年12月全米公開)の悪役に、なぜ、マイケル・シャノンを選んだのか?!、御めがねにかなったマイケル・シャノンの狂気に駆られていく演技のみならず、その緊張感の高いマイケル・シャノンの演技に、ピタリと息を合わせた妻サマンサのジェスカ・チャスティンの演技力が、映画を圧倒的なものにしている…と評されている「テイク・シェエルター」は、北米では今秋10月7月から公開!!

ジェスカ・チャスティンは、ブラッド・ピットの妻を演じた、テレンス・マリック監督作品の「ザ・ツリー・オブ・ライフ」が、第64回カンヌ国際映画祭の本選のコンペで大賞のパルムドールを受賞し、この「テイク・シェエルター」とあわせて、カンヌから、ふたつのグランプリを持って帰ったことになりますから、秋以降の映画賞レースの記事では、ジェスカ・チャスティン、ジェスカ・チャスティン、ジェスカ・チャスティン…と、ジェスカ・チャスティンの名前をたくさん書くことになるような気がするので、名前を覚えておいてもらうために、夫の行動を理解できない妻サマンサが感情を破裂させてしまうエモーショナルなシーンをあわせて、ついでに観ておいてください…!!




Curtis LaForche lives in a small Ohio town with his wife Samantha and six-year-old daughter Hannah, who is deaf. Curtis makes a modest living as a crew chief for a sand-mining company. Samantha is a stay-at-home mother and part-time seamstress who supplements their income by selling handmade wares at the flea market each weekend. Money is tight, and navigating Hannah’s healthcare and special needs education is a constant struggle. Despite that, Curtis and Samantha are very much in love and their family is a happy one.

Then Curtis begins having terrifying dreams about an encroaching, apocalyptic storm. He chooses to keep the disturbance to himself, channeling his anxiety into the obsessive building of a storm shelter in their backyard. His seemingly inexplicable behavior concerns and confounds Samantha, and provokes intolerance among co-workers, friends and neighbors. But the resulting strain on his marriage and tension within the community doesn’t compare to Curtis’ private fear of what his dreams may truly signify.

Faced with the proposition that his disturbing visions signal disaster of one kind or another, Curtis confides in Samantha, testing the power of their bond against the highest possible stakes.


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