************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


パパが俳優のポール・ローナンであることから、幼い時分より映画の撮影現場で遊んでいたシアーシャ・ローナンちゃんは、パパの出演した「デビル」(1997年)のセットでも、主演のブラッド・ピットや、ハリソン・フォードに遊んでもらっていたそうですが、1994年生まれで当時は2歳か、そこらだった彼女は、そんな大スターとじゃれてた記憶など一切残っていないそうです…!!




映画の撮影現場で遊んでいた女の子が、そこで自分も仕事を始めるなり、まさに息を呑むような演技力を発揮し、名作映画「つぐない」(2007年)で早々とオスカーの最優秀助演女優賞にノミネートされてしまったシアーシャ・ローナンちゃん現在17歳は、ピーター・ジャクソン監督の超大作映画「ラブリーボーン」(2009年)こそ不発だったものの、「つぐない」のジョー・ライト監督と再びタッグを組んで、新境地の殺し屋役に挑んだスリラー映画「ハンナ」が先月4月はじめの全米公開でスマッシュヒットとなり、内容的にも今年2011年の必見映画の1本にあげられたことで、才能があらためて絶賛され、注目を集めています。

その将来に大きな期待が託されるシアーシャ・ローナンちゃんは、まだ未定ではあるものの、彼女の才能に惚れ込んでいるピーター・ジャクソン監督の「ロード・オブ・ザ・リング」のプリクエール「ホビット」に登場することが見込まれているほか、どれだけスターになってもフツーの人でいた方が無難…と、周囲への気さくな立ち振る舞い方で身をもって教えてくれた、「つぐない」のお姉さん=キーラ・ナイトレイと、ジョー・ライト監督がトルストイの名作文学を映画化する「アンナ・カレーニナ」で、また共演することも期待されているのですが、それらに加えて、問題作「トワイライト・サーガ」の原作者ステファニー・メイヤーの別のベストセラー小説シリーズ「ザ・ホスト」に主演することが決定したのを、業界メディア Deadline NY のおなじみの映画記者マイク・フレミングがレポートしてくれました…!!

モダンホラーの帝王スティーヴン・キングによれば、小説として商業出版してよいレベルに達していないらしい、つまり、人からお金をとってはいけない「トワイライト・サーガ」が映画化されて、大ヒットしていることは、まったく述べるまでもありませんが、その根本的な文章力に問題があるらしいステファニー・メイヤーが、ロバート・A. ハインラインの「人形つかい」をパクッたとされるベストセラー「ザ・ホスト」全3巻の邦訳本を出版するソフトバンク・クリエイティブの紹介によれば、同書の内容は…、
“世界的ベストセラー「トワイライト」のステファニー・メイヤーが異種間の愛と絆を圧倒的な筆力で描く注目のパラノーマル・ロマンス!
首筋からとりつき人間の意識と体を乗っ取る知的生命体《ソウル》。体と心をめぐる奇妙な三角関係がはじまった!
人類は知的生命体”ソウル”にじわじわと侵略されていた。銀色の糸のような体をしたソウルは人間の首筋から入り込むと、宿主(ホスト)の意識と体を乗っ取り、その記憶を引き継いで生きていく。
ソウルのワンダラーは、人類の抵抗勢力の一員、メラニーに寄生したが、消えるはずのメラニーの意識が消えない。脳のなかではメラニーの叫びが激しく響く。ひとつの体を共有することになったワンダラーとメラニー。ワンダラーは人間メラニーの記憶や感情を追体験する。身を焦がすような恋の思い出、母亡きあと支え合って生きてきた幼い弟への想い。やがてワンダラーはメラニーの恋人ジャレドに強く惹かれている自分に気づく。メラニーの〈ボディ〉を処分しろという命令を無視し、ジャレドや弟がいるはずの隠れ家を目指して、砂漠の旅に出るが……。 ”
…とのことで、シアーシャ・ローナンちゃんは、主人公の少女メラニーの素の本人の時と、寄生したワンダラーに支配された時との2パターンの別人格を演じわけなければならないようで、早い話がひとり二役となり、また高度な演技力が要求されることになります。


しかしながら、まぁ、当代随一と言って、差し支えないシアーシャ・ローナンちゃんの演技力に、あまり問題は感じられないものの、ひたすらバカ映画としか評価されない「トワイライト」のせいで、主演のRパットや、クリステン・スチュワートのキャリアが台なしになってしまったことを踏まえると、同じ原作者にもとづく「ザ・ホスト」もまた、陳腐な映画が出来上がってしまわないか…?!という見込みにおいては、大いに不安が感じられることになります。
そのため、誰が「ザ・ホスト」のメガホンをとるのか?!、監督の人選が気になるわけですが、まず実際のところ、この「ザ・ホスト」は、1週間後の4月11日(水)から始まる第64回カンヌ国際映画祭に企画が持ち込まれ、各国の映画会社のバイヤーに向けての配給権売却などの営業セールスの結果により、映画が作られるか、どうか?!、また、どの程度の予算が見込まれるか?!が確定するので、絶対に映画化される!!と決まっているものではありません。
ただし、「トワイライト」の原作者のベストセラー小説の映画化で、シアーシャ・ローナンの主演確約ですから、製作費が集まらず、企画が没に…といった事態に陥るとは、ちょっと思えないので、ヴィゴ・モーテンセン主演の「ザ・ロード」(2009年)を製作したプロデューサーのニック・ウェクスラーと、ポーラ・メイ&スティーヴのシュワルツ夫妻らによるチームは、キッチリと資金を集めて、「ザ・ホスト」の映画化を実現する可能性は100%に近いでしょう。

その本業としては広告代理店を営むシュワルツ夫妻と、ニック・ウェクスラーとは、コーマック・マッカーシー原作の「ザ・ロード」の映画化を成功させたように、「ザ・ホスト」の映画化も概ね堅実に進めており、映画化を頑なに拒む原作者のステファニー・メイヤーを、約2年前に口説き落とした製作者らは、SF版「太陽がいっぱい」の「ガタカ」(1997年)と、「トゥルーマン・ショー」(1998年)のファンであるという原作者の意向にそい、アンドリュー・ニコル監督をプロジェクトに迎えて、すでに脚本を完成させ、同監督にメガホンもとってもらう予定でしたが、アンドリュー・ニコル監督が、アマンダ・セーフリードとジャスティン・ティンバーレイクを主演に起用した、20世紀FOXのSFスリラー映画「ナウ」の方を優先し、降板されてしまいました…。そのため後任の監督として、「ナニー・マクフィー・リターンズ」(2010年)のスザンナ・ホワイト監督が、新たに今年2011年2月に起用されたのですが、間もなく、彼女も降板し、現在は「ザ・ホスト」のメガホンをとる監督は誰もいない状態となっています。
なので、シアーシャ・ローナンちゃんが「トワイライト」の原作者の作品に挑む「ザ・ホスト」が、どのような映画に仕上がりそうか?!、陳腐な映画になってしまいはしないか?!といった予想をすることはできませんが、製作者らはアンドリュー・ニコル監督の新作「ナウ」が今秋10月28日全米公開で、映画の完成がほど近いため、再びアンドリュー・ニコル監督がプロジェクトに復帰してくれることを期待しているようです。


その見込みが現実化し、「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督と、「ハンナ」のシアーシャ・ローナンちゃんとで、前述のようなプロットの「ザ・ホスト」に挑めば、ステファニー・メイヤー原作の映画でも成功しそうな感じがしないでもないのですが、CIAリーダーのみなさんは、シアーシャ・ローナンちゃんが「トワイライト」の原作者の映画に主演することについて、どのように思われたでしょう…?!

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