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サム・ライミ監督は、ドラッグ・ミー・トゥ・オズし切れていなかったようです…!!



先月4月末にお伝えしたように、トム・クルーズから「ミッション:インポッシブル」シリーズを引き継いで、新たなスーパー・スパイの新ヒーローを演じる予定のジェレミー・レナー(「ハート・ロッカー」2009年)が、マット・デイモンからシリーズを引き継いで、新たなスーパー・スパイの新ヒーローを演じる予定の最新作「ボーン・レガシー」のヒロインとなる主演女優に、製作・配給のユニバーサル映画がレイチェル・ワイズに白羽の矢を立て、出演交渉をしていることが、業界メディア Deadline の編集長 ニッキ・フィンケ女史の調べで明らかとなりました…!!

シリーズ最新作「ミッション:インポッシブル-ゴースト・プロトコル」(12月16日世界公開)のジェレミー・レナーが主演するだけでも、ちょっとおかしな感じがする「ボーン・レガシー」のヒロインとして、007/ジェームズ・ボンド=ダニエル・クレイグの私生活でのボンドガールであるレイチェル・ワイズが登場するというのも、何だか笑い話みたいですが、レイチェル・ワイズと言えば、ちょうど先週の水曜日(5月4日)に、サム・ライミ監督がメガホンをとるディズニー映画「オズ:ザ・グレート・アンド・パワフル」で、ミラ・クニスが演じる、よい魔女セオドラの姉の悪い魔女エヴァノラ役をオファーされたことをお伝えしたばかりです…!!
なので、当のレイチェル・ワイズからすれば、大作・話題作の出演依頼が相次ぎ、うれしいかぎりなわけですが、今夏クランクインの「オズ:ザ・グレート・アンド・パワフル」と、それに少し遅れて9月からカメラを回す「ボーン・レガシー」では、撮影日程がかぶる可能性が懸念されます…。


しかし、マット・デイモンが主演した過去の旧「ボーン」トリロジーは、ヒロインとなるフランカ・ポテンテと、準ヒロインのジュリア・スタイルズとも、実のところ、出番は多くなく、スパイ・アクション映画として、主人公のジェイソン・ボーンの活躍に焦点があてられ、余計な恋愛ざたなどをあまり描かなかったことが、シリーズの長所だったので、「ボーン・レガシー」のメガホンをとるトニー・ギルロイ監督が、それに倣い、女性キャラクターの役割を小さめにしてくれているのなら、レイチェル・ワイズは悪い魔女という文字通りに、映画のメインの悪役としての活躍が期待されることで、出番が多そうな「オズ:ザ・グレート・アンド・パワフル」と、「ボーン・レガシー」を同時にこなすことは無理ではないかもしれません。が、それにしても、いずれかの時点で、競合他社との間で、微妙なスケジュール調整に配慮してもらうというような無理を生じさせないためには、ここは潔く、どちらか1本を選んで集中した方が無難のようにも思えます。

「オズ:ザ・グレート・アンド・パワフル」のサム・ライミ監督としては、自分が希望したヒラリー・スワンク(「ベスト・キッド4」1994年)を、ディズニー側から拒否され、両者の話し合いの末、やっと折り合いがついたレイチェル・ワイズの起用だったので、ここでレイチェル・ワイズに去られてしまっては、またキャスティングをやり直さなければならず、スケジュールに遅れが生じる可能性があるため、何としても、ジェイソン・ボーンが出ない「ボーン」シリーズ最新作??なんかに負けたくはないでしょうが、ニッキ・フィンケ女史によれば、ユニバーサル映画の「ボーン・レガシー」陣営の方が、ディズニーの「オズ:ザ・グレート・アンド・パワフル」陣営よりも、詰めた出演交渉の深い話し合いができている…とのことで、果たして、ユニバーサル映画とディズニーのレイチェル・ワイズをめぐる、降って沸いたような争奪戦はどのように決着が着くのか?!、レイチェル・ワイズの去就に注目が寄せられています…!!


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