ロシアの20世紀FOXが、マシュー・ヴォーン監督のシリーズ最新作「X-MEN / ファーストクラス」の新しい予告編をリリースしたので、ご覧ください！！、使われている映像の大部分は、約ひと月前の2月に本国アメリカで初公開された予告編と同じものなのですが、音楽が違うと、こんなに印象が変わるのか…！！という好例となっています…！！









先に初公開された予告編では、物語の背景が1960年代の冷戦時代であることを示して、それに関係した危機にミュータントたちが挑むことになる…！！といったヒロイックな要素を強調し、シリーズ最新作「X-MEN / ファーストクラス」がダイナミックなアクション映画であることを訴えていましたが、上 ↑ のロシア版では、そうした政治がかった部分よりも、登場人物のキャラクターに焦点があてられ、物語の奥行きを伝えるような努力の編集が施されています。


とりわけ注目に値するのは、シリーズの過去の作品でも描かれた、マグニートーの過酷な生い立ちが再び示されたことで、本作ではエリック・レーンジャーとして、そのマグニートーの若かりし頃を演じているミヒャエル・ファスベンダーは、メディアのインタビューなどで、自分の役を戦争の被害者として重く受け止め、そうした辛い不幸な経験がいかに個人の人格に作用してしまうのか…といった、ちょっとコミックヒーロー映画とは思えない、真摯な役作りで臨んだことを語っています。ロシア版の予告編では、そうした言わば、陰のキャラクターであるミヒャエル・ファスベンダーのエリック・レーンジャーをキチンと紹介することで、希望的な理想を語っている若きプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアのジェームズ・マカヴォイとは、あぁ、いずれ、このふたりは人生観が違うから、亀裂が生じるだろう…と暗示し、秀逸な出来栄えとなっています。
このマシュー・ヴォーン監督の「X-MEN / ファーストクラス」は、今夏公開されるコミックヒーロー映画の中で唯一、大人の鑑賞に耐えうる雰囲気を匂わせた映画として、期待されているわけですが、新しい予告編は、コミックヒーロー映画の本分として、多彩なミュータントを紹介しつつも、戦後の人間ドラマの側面も示したことで、ポジティブな前評判をさらに後押しする、有効な働きを果たしたと評価できそうです。
果たして、実際の映画の出来栄えはいかなるものか？！、観届けるのが大変に楽しみなシリーズ最新作「X-MEN / ファーストクラス」は、6月3日から全米公開です…！！

X-MEN: FIRST CLASS charts the epic beginning of the X-Men saga, and reveals a secret history of famous global events. Before mutants had revealed themselves to the world, and before Charles Xavier and Erik Lehnsherr took the names Professor X and Magneto, they were two young men discovering their powers for the first time. Not archenemies, they were instead at first the closest of friends, working together with other Mutants (some familiar, some new), to prevent nuclear Armageddon. In the process, a grave rift between them opened, which began the eternal war between Magneto’s Brotherhood and Professor X’s X-Men.

The film stars James McAvoy, Michael Fassbender, Rose Byrne, January Jones, Oliver Platt, and Kevin Bacon. Matthew Vaughn (“Kick-Ass”) directs, and the producers are Lauren Shuler Donner, Simon Kinberg and Bryan Singer. Singer, who helmed the acclaimed blockbusters “X-Men” and “X2,” wrote the story for X-MEN: FIRST CLASS.




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