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「ニュースの天才」(2003年)や、「アメリカを売った男」(2007年)といった実話を映画化した作品で、高い評価を得ているビリー・レイ監督の脚本を、トム・ハンクスが気に入り、主演することになりました…!!





東アフリカの国、ソマリア沖の海上で、2009年4月に発生した、現地の海賊がアメリカの貨物船マースク・アラバマ号を襲撃し、乗組員の身の安全を確保するため、ひとまず自分から人質の捕虜となったリチャード・フィリップス船長を拉致した事件の映画化に、トム・ハンクスの主演が決定したことを、業界メディアの Deadline が報じました…!!

この実話映画を製作するのは、リチャード・フィリップス船長が事件を振り返って、その体験を記した回顧録のノンフィクション「キャプテンズ・デューティー:ソマリア・パイレーツ、ネイビーシールズ、アンド・デンジャラス・デイズ・アト・シー」の映画化権を取得したソニー・ピクチャーズで…、同社で、やはり、実話の映画化となる「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)を手がけたプロデューサー・チーム、スコット・ルーディン、マイケル・デルッカ、デイナ・ブルネッティ、そして、本職はもちろん俳優のケヴィン・スペイシーの4人により、プロジェクトが進められていくことになります。
実際の事件では、拉致されたリチャード・フィリップス船長が脱走を試みるも失敗するなどした末、最終的には海軍特殊部隊のネイビーシールズの特攻作戦によって、救出されるので、出来上がりの映画としては、部下のために命を投げ出した、誠実で勇敢と称えるしかないリチャード・フィリップス船長の人道的な行動を軸に、アメリカ政府と海賊との交渉のかけひき、救出作戦決行の息詰まるアクションの展開など、幅広いドラマチックな要素を盛り込んだ作品になることが予想されるため、もしかして、ひょっとすると、トム・ハンクスはこの実話映画で、3度めのオスカー最優秀主演男優賞を狙えることになるのかもしれません。


ジュリア・ロバーツと共演し、自ら監督もつとめたロマンチック・コメディの「ラリー・クラウン」が、ユニバーサル映画から、今夏7月1日に全米公開されるトム・ハンクスは現在、「朗読者」(2008年)のスティーブン・ダルドリー監督がメガホンをとる、サフラン・フォア原作の「イクストリームリ・ラウド・アンド・インクレディブリ・クロース」を撮影している最中であり、その他にもデイヴィッド・ミッチェルの「クラウド・アトラス」の映画化、「ハート・ロッカー」(2009年)のキャスリン・ビグロー監督の新作「トリプル・フロンティア」、また、「トイ・ストーリー」シリーズでの声の相棒ティム・アレンと共演する、ディズニーランドのアトラクションの映画化「ジャングル・クルーズ」といった複数の映画にアタッチされているので、果たして、いつ?!、ソマリア沖海賊事件の映画を撮影するのか?!、具体的なスケジュールの予定はまだ不明ですが、トム・ハンクスは出演予定の作品をあまりキャンセルしませんし、製作者チームもしっかりした面子なので、いずれ必ず、映画が作られることは間違いないと信じてよいように思えます。
ソニー・ピクチャーズとしては、同社の大ヒット「ダ・ヴィンチ・コード 」シリーズの主演スターと、「ソーシャル・ネットワーク」のチームが組むわけですから、大ヒットはもちろんのこと、ぜがひでも、このソマリア沖海賊事件の映画で、オスカー奪取を目論むべく、タイミングを慎重に測ることになるのではないでしょうか…?!




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