Pacific Rim : ギレルモ・デル・トロ監督が大阪を全滅させる最新作のSF版ゴジラの超大作「パシフィック・リム」が、東北地方太平洋沖地震の大規模被災の影響を受けて、内容を変更しなければならない可能性が浮上!!
by
Billy
2011年3月12日土曜日
日本で昨日3月11日(金)に発生し、大規模な被害を引き起こした東北地方太平洋沖地震について、映画メディアの CIA としては、被災者の方への哀悼以外に何も語ることができませんが、その地震の影響により、今週、映画界を騒がせたギレルモ・デル・トロ監督の次回作であるSFファタンジー版の「ゴジラ」?!といった内容の「パシフィック・リム」が、どうやら、日本を舞台にした作品だったことから、大揺れを食らう可能性が見え隠れしてきたことを、地震関連の映画記事として、お伝えさせて戴きます。ただし、この記事の以下の文章では、レジェンダリー・ピクチャーズが製作し、ワーナー・ブラザースが2013年夏に世界公開することになると思われる、そのギレルモ・デル・トロ監督最新作「パシフィック・リム」について、「クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ」(2010年)の脚本家トラヴィス・ビーチャムが執筆した同映画の草稿にもとづくとされるストーリーの詳細を記し、核心の展開をネタバレしてしまっているので、そんなんアカンやん…!!という人は、続きを読まずに、ギレルモ・デル・トロ監督の新作が日本の大地震の影響を被るかもしれない…というウワサだけを知っておいてください。
映画サイトの News In Film が入手したらしい「パシフィック・リム」のシナリオのあらすじは、以下のようなものです。
来年2012年11月に、太平洋の海底に開いた穴から、巨大モンスターの怪獣が出現!!
日本の商人の街 大阪に上陸し、関西を殲滅する。その後、年を追うごとに、新たな怪獣の出現がくり返され、度重なる巨大モンスターの襲来に人々は逃げまどい、世界は常に警戒を余儀なくされる。
しかし、そうした怪獣の脅威に手をこまねいてばかりいられない人類は、その対抗手段である駆逐プロジェクトの戦闘計画 “イエーガー・プロジェクト” を立ち上げる。
イエーガー・プロジェクトの戦闘プログラムでは、ふたりのパイロットがお互いの神経系をリンクするユニットを使って、共同で巨大ロボット兵器をオペレーションし、怪獣と格闘することになる。
映画の主人公の23歳の青年で、優秀なイエーガー・パイロットのラレー・アントロバスは、1年前の怪獣との戦いで、実の兄弟である、パートナー・パイロットのヤンセを失い、その悲しみから立ち直れないばかりか、ヤンセが肉体の死を迎える間際に神経がリンクしていたため、その死を間近に自分のものとして “経験” してしまい、死んでいくヤンセの苦悶にとり憑かれ、悪夢で眠れない日々を過ごす…。
そうした過去の悪夢から、イエーガー・プロジェクトを離脱してしまったラレーは、怪獣のメッカ 日本の東京の戦隊から招聘され、戦列に復帰することになるが、ラレーが組まされることになった新パートナーのパイロットは、言葉の壁を抱える日本人で、しかも女の森 マコちゃん22歳だった…!!
ラレーとマコちゃんとの間には、言葉や、性別の隔たり以外にも、人種や、育ちの違いのカルチャーギャップが立ちはだかり、ふたりはお互いの神経をリンクさせることができない…。
果たして、前例のない異色の組み合わせであるラレーとマコちゃんは、様々な障壁を乗り越え、互いの心をひとつにし、怪獣軍団を倒して人類を救う最強のチームを誕生させることができるのか…?!
日本を舞台にした怪獣と巨大ロボットとのバトルのくり返しを軸に、映画は主人公ラレーの過去への葛藤と、日本人の女性パイロット マコちゃんとの新たな絆を描く一方で、同時進行の別の物語として、ラレーの死んだ兄弟ヤンセのフィアンセだった愛称フリックこと、フェリシティ・キンケイドが、最愛の人を奪われた仇を討つため、怪獣出現の謎を解くべく、世界の各地に飛び、怪獣が現れる海溝の断層のリサーチを始める…。
…とのことで、以上の News In Film が伝えた脚本の内容が正真正銘まちがいなかったとすると、SFモンスター映画のタイトルにしては、今ひとつピンとこなかった「Pacific Rim」=“環太平洋地域”の意味も理解できましたし、どうして、「パシフィック・リム」が過去に「ゴジラ」のリメイク企画と混同して語られてしまったのか?!の事情も納得できたと思います。
全体的な物語の印象として、「エヴァンゲリオン」などのアニメの影響も強く受けているように思われる、まさにSF版「ゴジラ」の「パシフィック・リム」は、超オタクのギレルモ・デル・トロ監督には打ってつけの脚本のような感じですが、しかし、さらに本作には、亡くなったヤンセのフィアンセで、ジャーナリストのフェリシティ・キンケイドが、海底の地下にひろがる“もうひとつの世界”を発見する件が、思いがけない展開として、観客を待ち受けているそうで、そのパラレルワールドが存在する…といった設定が、過去の「ヘルボーイ」シリーズや、「パンズ・ラビリンス」(2006年)といった作品で、現実と異次元の暗黒ファンタジーの世界とを並列して描き、ひとつの映画の中に、ふたつの世界を両立させたギレルモ・デル・トロ監督の才能を活かしてもらえるのでは…?!と、レジェンダリー・ピクチャーズの製作者らは、「パシフィック・リム」の監督起用にあたって、考えたものとも憶測されています。
また、その“もうひとつの世界”がどういうものなのか?!はわかりませんが、そこから怪獣がやって来るという原始的なイメージから連想すると、映画を企画した製作者らは、それを「アバター」(2009年)の惑星パンドラになぞらえて、考えている可能性が窺えなくもありません。
それでどうして、この「パシフィック・リム」が、日本で昨日、発生した東北地方太平洋沖地震の影響を被ることが懸念され始めているのか…?!ですが、それはもう記さなくても、常識で察していただけているかと思いますが、太平洋からの脅威が日本を襲い、町を破壊して、人々を蹂躙していく…というのは、その原因が怪獣であれ、スクリーンで目の当たりにする壊滅の光景が、人々に昨日の現実の惨事を思い起こさせてしまうかもしれないからですね…。
しかも、この映画の公開予定は、前述のように再来年ですから、昨日の地震の記憶はまだ、人々の脳裏に鮮明であろうことが想像されるわけですが、地震のショックは、そう簡単に癒されるものでないのを、関西の人はよく知っていますから、ギレルモ・デル・トロ監督が大阪を中心とする近畿圏を怪獣の攻撃で滅ぼす展開に、阪神大震災当時の様子を重ねて、不快の念を示す方もまた出てこられるかもしれません…。
そうした辺りを、 News In Film のスクープがほぼ正確で、先のあらすじが予定される映画の内容とした場合、ワーナー・レジェンダリーとギレルモ・デル・トロ監督はどのように修正していくのか?!、怪獣王国の日本を舞台にするという設定のアイディアを捨て、戦うヒロインの森マコちゃんも、日本以外の国の人にしてしまうのか…?!
ギレルモ・デル・トロ監督が大阪や東京でメガホンを振るう!!というのは、日本の映画ファンにとっては、このうえなくうれしいことのはずで、できることならば、日本のみなさんのご理解をいただいて、先のようなあらすじで、ギレルモ・デル・トロ監督版の21世紀の新ゴジラを日本で誕生させ、元気を取り戻すキッカケにもなってほしいのですが…。
CIAリーダーのみなさんは、ギレルモ・デル・トロ監督の新作映画に、またまたまたの大揺れが起こってしまったらしいことについて、どのように思われるでしょう…?!
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!
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