先週末の土曜日(3月19日)にアップした興行速報の中で伝えられていた予測のとおり、この週末に封切られた、ヒットの決め手に欠ける新作映画3本のうち、二日酔いミステリーのハレンチ・コメディ「ハングオーバー」(2009年)の大成功で、Aランクの映画スターの仲間入りを果たしたブラッドレイ・クーパーの初の本格単独主演作となる「リミットレス」が、新作映画らしく初登場第1位の王座をせしめたものの、割引クーポンの共同購入サービス グルーポンを使った新手のチケット販売に打って出たマシュー・マコノヒーのリーガル・スリラー「ザ・リンカーン・ロイヤー」、エドガー・ライト監督の映画のファンの間では、カリスマ人気なものの、一般には、その面白さが浸透していないサイモン･ペグとニック・フロストのお笑いコンビによるSFコメディ「ポール」は精彩を放てず、この週末は、「バトル・ロサンゼルス」がヒット映画らしい約3,557万ドルのオープニング成績を記録した先週の前回(3月11日～13日)から、約1割少々の売り上げダウンとなり、前年同時期との比較でも同様に、およそ1割マイナスの下げ実績に終わったことから、今年2011年に入っての映画不況はいまだ根強く続いていることを、あらためて実感させる結果となってしまっています…。


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