************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


あの映画には、本当はあの人が主演するはずだった…、あの映画の監督は、そもそも誰それだった…といった、紆余曲折を経て完成される映画の製作過程で現れては消えた名前を覚えておいたり、わざわざ過去の映画記事を掘り起こしてみたりして、もし、そうした当初の予定どおりだったなら、実際に作られた映画とは、どんな風に違った作品ができあがっていたんだろう…?!などと、うんちくを立て並べながら、現実には観られない映画を空想…というか、妄想して、映画好きの仲間うちで語り合うのは、映画マニアには大変に楽しいもので、CIAリーダーのみなさんの中にも、夜を徹して、そうした映画談義に打ち興じてしまったことのある人がいらっしゃるかもしれません。
そうした、もしも…だったなら…をテーマに、別の時代に、あの映画を、他の人たちが作っていたら、どうなったんだろう…?!というのを、イラストレーター兼ミュージシャンのシーン・ハーターさんがイメージし、パラレル・ワールドのもうひとつの別世界の映画史として、ポスターを製作してくれたので、ぜひとも、ご覧ください…!!


…というわけで、あらためて、トップの2枚のポスターをご覧いただくと…、左 ↑ は,「ショック集団」(1963年)や、戦場映画の傑作「最前線物語」(1980年)のサミュエル・フラー監督が1950年代に、当時のアイドル俳優タブ・ハンターを、レオナルド・ディカプリオの主人公役に起用して、ケン・ワタナベが演じたサイトーもしくはセイトーに、クロサワ映画の名優仲代達也を起用して作っていたら…というイメージによる「インセプション」!!、キリアン・マーフィーの富豪の息子ロバート・フィッシャーには、「ジャイアンツ」(1956年)などで、同役に似た点のあるキャラクターを演じた伝説のスター、ジェームズ・ディーンが配置されています。
果たして、そうした顔ぶれで「インセプション」がもし、過去に作られていたら…と想像するだけでも、かなり映画マニアの人は前述のような妄想の会話がはずみそうですが、右 ↑ はさらにそれに輪をかけるような、スタンリー・キューブリック監督の代わりに、世界の黒澤明監督が、相棒の三船敏郎を主演に、アーサー・C・クラークとコンビを組んで、SF映画にチャレンジし、「2001年宇宙の旅」を東宝で作っていたなら…という、トンデモない発想になっています…!!、恐らく特撮を円谷プロダクションが担当したであろう黒澤明監督版の「2001年宇宙の旅」なんて、ちょっと想像もつかない感じですが、でも、難解と言われるキューブリック監督の傑作に対して、最も大事なことはキチンと英訳しやすいカンタンな日本語のセリフになっている…といった脚本の傾向が指摘されている黒澤明監督作品であれば、竹を割ったようにわかりやすい結末で、より具体的なヒューマニズムのテーマが垣間見えた作品になったかもしれませんね。



↑ ジェームズ・キャメロン監督ではなく、ウルトラ・バイオレンス映画「ウォンテッド」(2008年)のティムール・ベクマンベトフ監督による「アバター」!!、サム・ワーシントンに代わって、主演しているのは、「10日間で男を上手にフル方法」(2003年)のマシュー・マコノヒー!!、ゾーイ・サルダナのネイティリは、あろうことか、ポルノ女優のジアンナ・ミッチェルズが大抜擢されています…!!


↑ これは大変に興味をそそられる、「コレクター」(1965年)や、「イギリスから来た男」(1999年)の名優テレンス・スタンプが殺しのライセンスを持つスパイに起用された、007/ジェームズ・ボンド映画のポスター!!
シーン・ハーターさんは仲代達也がお気に入りなのか、この作品にも登場しています…!!


↑ ヴィンセント・プライス、クリストファー・リー、ピーター・カッシングという怪奇映画のオールスターが集った、どうやら、コメディではないらしい、フツーに怖そうな「ゴーストバスターズ」!!

↓ サスペンスの神さまアルフレッド・ヒッチコック監督が、ジョン・カーペンター監督よりも前に「ハロウィン」を作っていたら…?!、カルト映画の鬼才デヴィッド・リンチ監督が、スプラッター映画「13日の金曜日」のメガホンをとり、主演に名優ジョン・マルコヴィッチを起用していたら…?!






↑ 「デルタ・フォース」(1986年)などのバッタモンぽい作品で知られるメナハム・ゴーラン監督の映画スタジオ、キャノン・フィルムが、同社の活躍した80年代に、ジェフ・ブリッジス、カート・ラッセル、トム・セレック、ランドール・“テックス”・コッブといったキャストで、B級臭プンプンのコミックヒーロー大集合映画「アベンジャーズ」を作っていたら…?!
右 ↑ は、デヴィッド・クローネンバーグ監督がもしも、元祖電脳映画「トロン」の監督に起用されていたなら…?!
主演はジェームズ・スペイダーで、ロックバンド ブロンディのセクシーボーカル、デボラ・ハリーがヒロインにキャストされてるのが妙に説得力のある感じがします。


↑ ミッキー・ロークがスーパーマン??、悪役のレックス・ルーサーが、クリストファー・リーヴのスーパーマンのお父さんを演じたマーロン・ブランド??、クリント・イーストウッドのそっくりさんとも言われる面影の似たヒュー・ジャックマンの代わりに、クリント・イーストウッドがウルヴァリン!!、これはある意味、無理がない置き換えですね!!


↑ 当初の予定どおりに?!、オビ・ワンを三船敏郎が演じてる「スター・ウォーズ」!!、ルーク・スカイウォーカーは、「時計じかけのオレンジ」(1972年)のマルコム・マクダウェル!!

↓ で、そのマルコム・マクダウェルが主演した、スタンリー・キューブリック監督の大傑作を、トム・ハーディの出世作「ブロンソン」(2008年)のニコラス・ワインディング・レフン監督が、アンジェリーナ・ジョリーを主演に起用して、リメイク?!、これもどうなるのか?!、観てみたいですね!!



上 ↑ は、ブルース・ウィリス主演の「パックマン」で、監督はやっぱり、ニコラス・ワインディング・レフン!!
下 ↓ は、クエンティン・タランティーノ監督が敬愛するラス・メイヤー監督が、マリリン・モンローを主人公のブライドに起用して、先に「キル・ビル」を作っていたら…?!、ビルはジョン・ウェインで、千葉真一の代わりは、クロサワ映画「生きる」(1952年)の名優志村喬!!、オーレン石井も、クロサワ映画「羅生門」(1950年)の京マチ子!!、栗山千明の代わりが、「ウエストサイド物語」(1961年)のナタリー・ウッドというのもナイスです!!






↑ イタリアン・ホラーのカルト監督マリオ・バーヴァが、クリストファー・ウォーケンをブルース・ウェインに起用した「バットマン」!!、ジョーカーは、「ムーン」(2009年)のダンカン・ジョーンズ監督のお父さんの歌手デヴィッド・ボウイ!!
↓ で、最後は、「ブラック・サンデー」(1977年)のジョン・フランケンハイマー監督による「ウォッチメン」!!


さて、いかがだったでしょう?!、カンタンにザッとぼくのコメントをつけさせてもらいましたが、シーン・ハーターさんのポスターは、ジックリと眺めて、そこに書かれた名前をひとりひとり、チェックしていけば、かなり、うんちくの味わい深い作品となっています。どうぞ、ごゆっくりとお楽しみいただくと同時に、みなさんも自分が観てみたい…!!と思う映画が存在する別世界の映画の歴史を、独自に妄想してみてください…!!





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