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「デスノート」のハリウッド版が製作される…!!というニュースを最初に伝えたのは、2008年の初夏でしたから、3年めにして、ようやくプロジェクトが本格化に向けて動き出すことになりました…!!





業界メディア DEADLINE NY のおなじみマイク・フレミングが放った独占スクープによれば、藤原竜也と松山ケンイチが主演した「デスノート」の実写映画シリーズを、日本で製作したワーナー・ブラザースが、本家本元のハリウッドで、同じ原作コミックを再映画化する新しいアメリカ映画の「デスノート」の監督に、シェーン・ブラックを起用し、正式に雇用の契約を結んだ…!!とのことです。
シェーン・ブラック監督…と言われても、その名前にピンとこない方もおられるかもしれませんが、シェーン・ブラックは脚本家として、メル・ギブソン主演の刑事アクション映画「リーサル・ウェポン」(1987年)を執筆して、大成功した人で、同映画シリーズがブームを巻き起こした80年代末から90年代にかけては、文字通りハリウッドで最も高額の執筆料を受け取っていた業界№1のライターでした。
しかしながら、その後、発表したブルース・ウィリス主演の「ラスト・ボーイスカウト」(1991年)、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ラスト・アクション・ヒーロー」(1993年)といった作品がパッとせず、そこにレニー・ハーリン監督の超大作「ロング・キス・グッドナイト」(1996年)の大コケがトドメを刺すような格好で、グッドナイトしていってしまった人なのですが、それから10年近くがたった2005年に監督としての復帰を果たし、落ち目のロバート・ダウニー・Jrを主役に起用した「キスキス,バンバン」(2005年)が興行的には不発だったものの、内容が好評価されたことで、RDJともども、ハリウッドの第1線に返り咲くことができました。
そうしたわけで、シェーン・ブラック監督が復帰第2弾の映画として何を作るのか?!が期待されていたわけですが、
ただし、その注目の第2作めが「デスノート」になるのかと言うと、そうとも言い切れず…、


すでにソニー・ピクチャーズで、1930年代から40年代にかけて人気を博した冒険小説のヒーローを復活させる「ドック・サヴェッジ」のリメイク映画のプロジェクトも抱えていることから、同監督本人にしても、「デスノート」と「ドック・サヴェッジ」のどちらのプロジェクトを先に撮影にまでこぎつけられるのか?!、現時点では判然としていないそうです。なので、仮りに…と言うか、かなり可能性が高いのですが、「ドック・サヴェッジ」が先に作られ、「デスノート」が後回しにされた場合、アメリカを舞台にした夜神月と L との対決をスクリーンで観られるのは、今からさらに2~3年は先のことになりそうです。
ワーナー・ブラザースから「デスノート」のリメイク・プロジェクトを託されたシェーン・ブラック監督が発表した抱負のコメントによれば…、
“「デス・ノート」は大好きなマンガなんだ。ユニークで、才気にあふれた感性には打ちのめされた。”
…とのことで、
“だから、ぼくたちのすべきことは、死神ノートのコンセプトだけをいただいて、アメリカ映画のスリラーに焼き直すことじゃなく、原作のマンガにそって、複雑で裏表のある人間の精神に迫ることなんだ!!”
…といった風に述べていますが、当初に脚本を執筆していた無名のパーラパニデス兄弟から引き継いで、シナリオを完成させたアンソニー・バガロッチとチャールス・モンドリーというコンビによるハリウッド版「デスノート」のあらすじがまだ紹介されていないため、現実にどの程度、ハリウッド版の新作映画が原作にそっているのか…?!は、今のところ不明です。
しかし、当面は企画開発の準備期間として、シェーン・ブラック監督が「デスノート」のシナリオを見直すことになるそうですから、ぜひとも先の言葉のように、本来のマンガの持ち味を活かした内容に仕上げてほしいですね…!!
この「デスノート」に関して、また進展の動きがあれば、お伝えするので、お楽しみに…!!


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