************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


先週末の土曜日(11月13日)に、この予告編のリリースを告知した予告編の動画=予告編の予告編をあらかじめ、ご覧いただいたワーナー/DCのコミックヒーロー映画の最新作「グリーン・ランタン」が、ついに本当の予告編を披露してくれました…!!、この予告編も先に紹介したアマンダ・セーフリード主演の「トワイライト・サーガ」シリーズの姉妹作?!みたいなキャサリン・ハードウィック監督の「レッド・ライディング・フード」の予告編と同じく、今週末11月19日(金)に世界で公開されるシリーズ最新作「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」の冒頭にアタッチされています。
アメリカではすでに初日から1,000回以上の上映回の座席が売り切れてしまい、封切りと同時に猛烈なメガヒットになることが決定しているモンスター級の超話題作「ハリポタ」シリーズ最終章の前編だけに、その始まりに予告編をつけるのは、新作映画を一気に世の中に周知させる大きな宣伝効果が得られるわけですが、その絶好のチャンスを逃すまいとするあまり、この「グリーン・ランタン」の予告編初公開は少し時期が尚早だったかもしれません…!!









「007/カジノ・ロワイヤル」(2006年)のマーティン・キャンベル監督が、「あなたは私の婿になる」(2009年)で、サンドラ・ブロックの尻に敷かれていた…と書けば、ミスマッチになるので、マーベルのコミックヒーロー映画「X-MEN/ウルヴァリン」(2009年)で、アンチヒーローのミュータント、デッドプールを演じていた…と書き直してみるライアン・レイノルズを主人公のスーパーヒーローに起用したワーナー/DCコミックスの最新作「グリーン・ランタン」の予告編です!!

この予告編のリリースがどうして時期尚早なのか?!というのは、こうしたコミックヒーロー映画や、VFXを活用したSFアクション映画などを観慣れている映画マニアのCIAリーダーのみなさんもきっと同感のことと思いますが、上 ↑ の「グリーン・ランタン」の予告編は、明らかにVFXが未だ完成に向けての発展途上にあるようで、ライアン・レイノルズが身に着けたヒーローのCGのコスチュームもそうですが、ともすれば、「バットマン/ダークナイト」(2008年)や、「ウォッチメン」(2009年)といったコミックヒーロー映画の傑作を発表してきたワーナー・ブラザースの映画というよりも、部分的にはテレビムービーのSF作品といった軽い印象を与えてしまっているような節がなくもありません。


なので、そうしたVFXが未熟と思われる問題点については、前述のように大ヒットが決定済みの「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」とカップリングする好機を逃すわけにはいかなかったのだろう…というプロモーションの事情を理解して目をつぶるとして、あらためて、「グリーン・ランタン」の予告編を観直してみると、この予告編に特徴的なのは、全体で約2分29秒ある予告編の冒頭ではなく、途中の真ん中に近い約1分めのところで、ワーナー・ブラザースのタイトルが映し出されることで、それによって、スーパーヒーローのグリーンランタンに変身することになるテストパイロットの主人公ハル・ジョーダンの人となりを紹介した前半と、傷ついて地球に不時着したグリーン・ランタン・コーズのウンガラ星人、アビン=サーとの出会いで、ハルがスーパーヒーローに生まれ変わる展開の後半の、言わば、ビフォー・アフターがわかりやすく区切られています。



さらに、この予告編の特徴は、初公開の第1弾であれば、映画の内容の紹介を少し控えた、抽象的に印象を残すだけのものでもよかったのに、主人公のハル・ジョーダンがどういう人物で、彼のまわりにはどういう仲間がいて、どのような経緯から、ヒーローのグリーン・ランタンになる指環を手に入れるのか?!、そして、どこでヒーローになる訓練を積み、どうしたキッカケで実際に指環の驚異的なヒーローパワーを自分のものとすることができるのか?!といった、グリーン・ランタンというキャラクターのバックグラウンドがひと通り、キチンと説明されているところで、スーパーマンや、バットマン、スパイダーマンといった“マン”のつくメジャーなキャラクターと違って、コミックマニアではない一般の人には馴染みの薄いヒーローを世間に周知させなければならない…!!という問題に、ワーナー・ブラザースのパブリシストが丁寧に取り組み、「グリーン・ランタン」を広めようと努力した後の痕跡が窺えますね。


以上のこの予告編に観てとれる、ふたつの特徴を踏まえると、すでに着手済みのシリーズ化の準備が無駄にならぬよう、ワーナー・ブラザースは来年2011年6月17日の全米公開までに、さらにこの「グリーン・ランタン」に磨きをかける努力は絶対に惜しまない所存なのではないでしょうか…?!
CIAリーダーのみなさんは、「グリーン・ランタン」の予告編をご覧になって、どういった感想を持たれたでしょう?!





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA