************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


親友のスタローンのためにカメオ出演したアクション・オールスター映画「エクスペンダブルズ」が、アメリカでは明日となる13日の金曜日から封切られるブルース・ウィリスは、新鋭ライアン・ジョンソン監督の最新作が、自分にとって、テリー・ギリアム監督のカルト映画「12モンキーズ」(1995年)以来となる本格SF映画の代表作になることを半ば確信し、期待しています…!!



おとついの水曜日(8月11日)に初監督作品の短編映画「モーガン&デスティニー’ズ・イレヴンティース・デート:ザ・ツェッペリン・ズー」をご覧いただいた、若き名優のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、世間から注目されるキッカケとなったインディーズ映画の大傑作「BRICK/ブリック」(2005年)のライアン・ジョンソン監督と再び、コンビを組む次回作のSFスリラーの殺し屋映画「ルーパー」のプロジェクトは、昨2009年の春ごろから話題になっていたのですが、それが、いよいよ具体化するようで、プロダクション・ウイークリーが、来年2011年1月に、ついにクランクインする予定を tweet してくれました…!!
デビュー作の高校生探偵の異色ハードボイルド映画「BRICK/ブリック」にしろ、第2作めのおしゃれで軽妙なコン・ムービー「ブラザーズ・ブルーム」(2008年)にしろ、この人は本当に映画を作るセンスに長けている!!と、目の肥えた映画マニアの人は感心せずにいられない、将来のハリウッドを背負って立つことが期待されるライアン・ジョンソン監督(←)が、初めてSFに挑戦する「ルーパー」は、タイムトラベルをテーマにした野心作です。

物語としては、およそ30年後のタイムマシンが存在しない近未来を舞台としながらも、題名になっている殺し屋のルーパーズたちは、さらに数十年後のタイムマシンが開発された将来に存在し、その時代で犯罪組織が目をつけた殺しのターゲットを拘束しては、過去の現在に拉致して殺害し、その肉体を完全に処分することで歴史を書き換え、そもそも、殺しの対象となった邪魔者がはじめから存在しない未来を作る完全犯罪を行っている…!!と伝えられています

しかし、まぁ、そうした物語の発想自体は、そう目新しくもなく、「ターミネーター」シリーズに似ていることが指摘されており、同大ヒット・シリーズでは、スカイネットが、過去に殺戮マシンのターミネーターを送り込み、人間のレジスタンスのリーダー、ジョン・コナーの母であるサラを殺すことで、そもそも、ジョンがこの世に生まれてこなかった歴史を作り出そうとしたのと同じだというわけですね。



ただし、この「ルーパー」が興味深いのは、ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レヴィットが、実は時代を隔てた同一人物の本人関係で、ブルース・ウィリスは AICN のインタビューに応じ、自分の役どころを、過去を清算するために自分(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)を殺すことになる…!!と語っています。

そうしたあたりにどうやら、ひとひねりのパラドックスが忍ばされているらしいことから、注目されている「ルーパー」では、いつもふざけて、悪ノリな人柄のライアン・ジョンソン監督が前作「ブラザーズ・ブルーム」でも、ちょっとはしゃぎすぎたコメディ・タッチは封印するとのことなので、ジョセフ・ゴードン=レヴィットにとっては、もしかすると、「インセプション」(必見公開中)に続く本格SFの代表作になるのかもしれません。
クランクインの日取りまでこぎつけてきたということは、近日中に共演者や、さらに詳細な内容が明らかになってくるかもしれないので、期待しておきましょう…!!、また、菊地凛子ちゃんは出てくるでしょうか?!

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