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ジェイソンが Twitter で、トドメを刺され、亡くなりました…?!

マイケル・ベイ監督のもとで、古典ホラー映画の解体再生業に従事しているプラチナム・デューンズのプロデューサー、ブラッド・フラーが、 Twitter で映画ファンとのQ&Aの交流を行い、その中で、Mayroth_Tucker3 さんという方から、昨2009年春に公開したリメイク版「13日の金曜日」の続編の進展について尋ねられ…、
“それは死んだ…、作られることはない…。”
…と答えました。
プラチナム・デューンズが、ニュー・ライン・シネマ、つまり、ワーナー・ブラザースと、パラマウント映画からの出資を受けて、ショーン・S・カニンガム監督の古典ホラー映画シリーズをリメイクした「13日の金曜日」は、製作費がわずか約1,900万ドルという、かなりの低予算ながら、国内だけで約6,500万ドルを売り上げ、全世界のトータルでは約9,137万ドルと、1億ドルに近い好成績をおさめ、効率のよいビジネスを展開しました。
そのため当然、続編が作られることが期待され、昨年6月に CHUD の映画ジャーナリスト、デヴィン・ファラチの取材に応じたブラッド・フラー自身が、“「続・13日の金曜日」は3D映画として、早急に作られることになるだろう…”といったことを語り、大方がその続編の公開を、今年2010年8月13日の金曜日と予想していました。
しかしながら、そうした自らの前言をいきなり撤回してしまったブラッド・フラーに対し、ホラー映画の専門サイト Bloody Disgusting があらためて、その真意を直撃したところ、
“「13日の金曜日 Part2」について、いま現在、何の動きもないのは事実だよ…。”
…と、やはり、続編を作る予定がないことを、くり返し補う言葉が返ってきただけでした…。しかし、殺人鬼ジェイソンが凍った湖の氷上で、殺した餌食の女性の頭か、斬り取ったオッパイでアイスホッケーを楽しむ…!!といった具体的な場面まで、すでに構想されていた続編の「13日の金曜日 Part2」は、本当に無くなってしまったのでしょうか…?!


前述のように、ワーナー・ブラザースと、パラマウント映画はリメイク版「13日の金曜日」で利益を得ているはずですから、続編が大好きのハリウッドの流儀からして、Part2 は作られて然るべきでしょう。
しかし、誰でも知ってる有名な人気タイトルをリメイクして、国内成績で1億ドルを超えられなかったのは失敗だ…!!という見方もあり、また、トビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」(1974年)をリメイクした「テキサス・チェーンソー」(2003年)が、国内で約8,057万ドルを売り上げたのに対し、その続編のプリクエール「テキサス・チェーンソー ビギニング」(2006年)の国内成績は約3,951万ドルと半減してしまった実績があります。
すなわち、リメイク・ホラー映画は、どのように作りかえられたのか?!といった話題性が、一般の興味を誘い、1本めはそこそこヒットするが、目新しさを失った続編は見向きもされない…といった傾向がうかがえるわけで…。
とにもかくにも、来週末4月30日には、ワーナー・ブラザースとプラチナム・デューンズのリメイク・ホラー映画シリーズの最新作「エルム街の悪夢」が全米公開されます。
ワーナー・ブラザースはもしかすると、そのオープニング成績と評価を待って、リメイク・ホラー映画シリーズを続けるのか、否か?!、そのビジネス価値をあらためて判断しよう…と、「13日の金曜日 Part2」にも、待ったをかけているのではないでしょうか…??
ブラッド・フラー自身は、前述の“ジェイソンは死んだ…”を補足し、
“「13日の金曜日 Part2」を中止したのは、自分の考えではない。もし、望まれるなら、今日すぐにでも着手したいんだ…!!”
…とも、つぶやいています。
果たして、殺人鬼ジェイソンの殺戮は、Twitter のつぶやきのひと言で終わってしまったのか?!、CIAリーダーのみなさんはどのように判断されるでしょう…?!



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