東のニューヨークと西のロサンゼルスのそれぞれに拠点をかまえる全米脚本家協会が、現地で本日の1月6日に、第68回WGA賞ノミネート脚本を発表したので、映画部門のオリジナル脚本賞と脚色賞をお伝えしておきます!!、続きを読むの後のノミネート脚本のリストを一瞥して、シナリオ流出のトラブルに見舞われた「ザ・ヘイトフル・エイト」(全米公開中)のクエンティン・タランティーノ監督は選ばれなかったのか…と思われるファンの方もいらっしゃるかもしれませんが、同監督はそもそも全米脚本家協会の会員ではないので関係ない!!として、ハナから完全に無視をされてしまうように、このWGA賞は数ある映画賞の中でも、特に独自の入り組んだ選考基準を採用しているため、昨日お伝えしたPGA賞と違って、以下の候補を即座にオスカー候補のように見なすことは出来ませんが、おおむね一致する傾向にはあるので、アカデミー賞の行方を、かなり高い確率で予想する目安のひとつにはなります…!!
★オリジナル脚本賞にノミネートされた計5冊の脚本 ! !
「ブリッジ・オブ・スパイズ」(DreamWorks Pictures)
Written by Matt Charman and Ethan Coen & Joel Coen
脚本家として、スピルバーグ監督とコラボしたコーエン兄弟監督が選ばれました…!!
「シカリオ」(Lionsgate)
Written by Taylor Sheridan
「スポットライト」(Open Road Films)
Written by Josh Singer & Tom McCarthy
「ストレイト・アウタ・コンプトン」(Universal Pictures)
Screenplay by Jonathan Herman and Andrea Berloff
Story by S. Leigh Savidge & Alan Wenkus and Andrea Berloff
「トレインレック」(Universal Pictures)
Written by Amy Schumer
笑いの神がついている天然のジェンと意気投合したことから、女同士のお笑いユニットを結成?!し、ふたりで共演するコメディ映画のシナリオの共同執筆を進めているエイミー・シューマーは、テレビのお笑い部門でもノミネートされているので、あわせて計3部門で候補にあげられた大活躍です…!!
★原作ありの脚色賞にノミネートされたのは、以下の計5冊のシナリオです ! !
「ザ・ビッグ・ショート」(Paramount Pictures)
Screenplay by Charles Randolph and Adam McKay; Based on the Book by Michael Lewis
「キャロル」(The Weinstein Company)
Screenplay by Phyllis Nagy; Based on the Novel “The Price of Salt” by Patricia Highsmith
「ザ・マーシャン」(Twentieth Century Fox)
Screenplay by Drew Goddard; Based on the Novel by Andy Weir
「スティーブ・ジョブズ」(Universal Pictures)
Screenplay by Aaron Sorkin; Based on the Book by Walter Isaacson
「トランボ」(Bleecker Street Media)
Written by John McNamara; Based on the Biography by Bruce Cook
「ローマの休日」(1953年)の脚本家ダルトン・トランボ役に、ブライアン・クランストンが扮した伝記映画のシナリオも候補にあげられました!!、名脚本家の映画の脚本が評価されないとシャレにならないので、よかったですね!!
さて、どのシナリオが栄冠に輝くことになるのか?!、最優秀の受賞者の名前は来月2月13日(土)に、ニューヨークとロサンゼルスの2か所で同時に行われる式典で発表されます…!!、日本の日付けで言えば、翌14日のバレンタイン・デーになる結果の発表をお楽しみに…!!
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