シェーン・ブラック監督がいったい、過去のどの映画までを「プレデター」シリーズとして理解しているのか?!、その境界線はハッキリと明らかにされていませんが、恐らく「エイリアン VS.プレデター」(2004年)と、その続編「AVP2」(2007年)は番外編として度外視し、範疇に含めてはいないでしょうから、となると、ロバート・ロドリゲス監督が仕掛け人をつとめた「プレデターズ」(2010年)までを正統のシリーズ作品とするならば、記事のタイトルのように、最新作は「プレデター4」になりますし、もし、シェーン・ブラック監督が、その地球外が舞台の作品を無視して、ダニー・グローヴァーが主演した「プレデター2」(1990年)のその後…を描くつもりなのであれば、次回作は「プレデター3」ということになります。なので、その辺りの記事の記述は、ひとまず、柔軟に解釈して頂ければ…とお願いします…!!
ジョン・マクティアナン監督が、アーノルド・シュワルツェネッガーを主演に起用したオリジナル映画「プレデター」(1987年)に、当時は本職だった俳優として出演したシェーン・ブラック監督が、「アイアンマン3」(2013年)を大成功に導いた現在のヒットメイカーの立場で、あらためて「プレデター」シリーズを復活させる運びになったことを昨日、お伝えし、ギークな映画ファンの間で、大きな反響を呼びましたが、その自分が企画開発を手がけて、メガホンをとる予定の新しい「プレデター」が、リメイク映画、もしくは、シリーズを仕切り直して、イチから再出発をする、いわゆる “ リブート ” だと報じられたことについて、どうやら不満だったらしいシェーン・ブラック監督が…、
“ シリーズが築き上げてきた伝説が、自分のものとして、すでにあるのに、どうして、イチから仕切り直しをしたりする必要があるのか…?! ”
…と、Collider の取材に応じて、コメントし、そもそも既存の作品を “ リブート ” するという発想自体が好きではないらしいシェーン・ブラック監督は…、
“ エイッ!!とリセットボタンを叩くのではなく、「プレデター」の過去の伝説を深く掘り下げ、拡げていくアイディアを方針として採用した。 ”…とのことで、自分とフレッド・デッカー監督(「ロボコップ3」1992年)とが、これから脚本の構想を練る「プレデター」は、あくまでも、新たに創意工夫を凝らした続編映画だと断言してくれました…!!
ニュース・ソースの記事を執筆したアダム・チットウッドも指摘してくれているように、リブートや、リメイクは、例え現代的に見映えをアップデートしようとも、大筋の中身は元の映画を焼き直すコピーの作業となるので、そうした言わば、過去の他人の仕事のうえに胡坐をかくような二番煎じは、「リーサル・ウェポン」シリーズなどで、名脚本家と称えられたシェーン・ブラック監督にとって、自分の沽券に関わる恥ずかしいこととして、承諾しかねるのかもしれませんね。
「プレデター」シリーズが、これまでに描いた物語を下敷きとして、独自に新しい方向に発展をさせるという選択を下したシェーン・ブラック監督が、どのような続編の「プレデター3」、それとも、「プレデター4」を観せてくれるのか…?!、進展に期待して、さらなる続報を待つことにしましょう…!!
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