日本映画界の異才の三池崇史監督が、村上龍著の同名小説を映画化して、2000年に発表し、国際的に大きな衝撃を与えて、ホラー映画史上の最高傑作の1本として、カルト的な人気を集めている「オーディション」のハリウッド版リメイク映画が作られる運びになったことを、業界メディア Deadline のジェン・ヤマトが伝えてくれました…!!
三池崇史監督のオリジナル映画で、石橋凌が演じた主人公の青山の名前を、サムに代えて作られるハリウッド版「オーディション」の仕掛け人は、「ランボー」シリーズや、「ターミネーター」シリーズのほか、シャロン・ストーンの艶技がセンセーションを呼んだ「氷の微笑」(1992年)などで、80年代から90年代半ばにかけて大活躍をしたプロデューサーのマリオ・カサール。メガホンをとるのは、ブリアナ・エヴィガン主演のDVDスルーのスリラー映画「マイン・ゲームズ」(2012年)が、日本では「THE LOOP ザ・ループ」という邦題でリリースされているリチャード・グレイ監督です。
同監督のこれまでの低調な実績から推して、ハリウッド版「オーディション」に、あまり大きな期待はできなさそうですし、オリジナル映画の最大の魅力は何と言っても、椎名英姫さまのキリキリキリ…でしたから、椎名英姫さまに相当するカリスマ的な女優を起用できない限り、リメイク映画が、三池崇史監督の傑作のレベルに追いつける可能性も低いように思われます…。
「「オーディション」 予告編
よって、ハリウッド版「オーディション」は、単に俗っぽいDVDスルーのホラー・スリラーに終わりそうな予感がしないでもありませんが、完成したら、ちょっと観てみたい気にはなりそうですね…!!
In this version, to be directed by Richard Gray (The Lookalike), Audition‘s unlucky protagonist is Sam Davis, who lives alone with his son following the death of his wife seven years prior and is convinced by a filmmaker friend to stage the fake auditions. The former ballerina with a mysterious past he falls for is now named Evie Lawrence, but otherwise details fall closely in line with Murakami’s best-seller.
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