リドリー・スコット監督の代表作のSF映画の金字塔「エイリアン」(1979年)に端を発するシリーズで、観客を震え上がらせたクリーチャーのゼノモーフをデザインした作者として知られる、スイス出身のシュールレアリズムのアーティスト、H・R・ギーガーさんが、現地チューリッヒでも昨日の5月12日(月)に、自宅の階段で転んだことが原因による負傷がもとで、搬送先の病院でお亡くなりになられたことを、H・R・ギーガー・ミュージアムの管理者、サンドラ・ミヴェラズさんが日付けが変わった本日13日(火)に、地元のニュース・メディアを通じて、公表しました…。享年は74歳でした。
「エイリアン」シリーズのプリクエールとして、やはり、H・R・ギーガーさんがセットのデザインを手がけるなどしてくれた「プロメテウス」(2012年)の続編も作られるだけに、その「プロメテウス2」(2016年全米公開予定)でもまた独特の悪夢的な美学の才能を発揮してほしいと期待していたファンの方も多かったかと思いますが、それはけして、叶わぬ希望となってしまいました…。心よりのお悔やみとして、故人の業績を讃え、ご冥福をお祈りさせて頂きたいと思います。映画史上で他に比類なき異彩を放つキャラクターのゼノモーフを生み出してくれて、本当にありがとうございました。
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