ちょうど2週間前の木曜日(6月16日)に、天才ダーレン・アロノフスキー監督の後継者の新監督として、「ナイト&デイ」(2010年)のジェームズ・マンゴールド監督がメガホンをとることになったのを伝えたニュースの記事で、あわせて今秋クランクインの見込みも記しておきましたから、まったく新しい話題ではないのですが、その今秋のタイミングが具体的に10月であることがわかりました…!!
X-MENシリーズの主役とも言える人気キャラクターのウルヴァリンが、日本を舞台に活躍する原作コミックを映画化する最新作「ザ・ウルヴァリン」について、当のヒーローを演じるヒュー・ジャックマンが、カナダ・トロントのラジオ局 CHFI のプログラムに出演し、以下のように語りました…!!
“10月から撮影なんだ。ということは多分、1年後の公開になると思う。それがよくある日程だからね。”…とのことで、「ザ・ウルヴァリン」の具体的な撮影スケジュールの予定がすでに組まれ、製作が着々と現実に進展しているばかりか、ヒュー・ジャックマンは過去の慣例に従えば、来年2012年には完成した映画を、実際に映画館で楽しむことができるだろう…といった見込みを示唆しました。
そのように「ザ・ウルヴァリン」が早々と映画館に登場する可能性は、ファンの人にとっては、うれしい話題である反面、現在日米で公開中の「X-MEN/ファーストクラス」を手がけたマシュー・ヴォーン監督は、昨2012年5月はじめの監督就任から同映画に取り組み、今年6月3日の全米公開に間に合わせるため、名前も知らない複数名の助監督を日替わりで使って、複数の撮影監督を起用し、複数のシーンを同時に撮る!!という、メチャクチャなことをやってのけなければなりませんでした…。そうした現場の混乱の末、シリーズ最高傑作とも言われる良質な作品が出来上がったのは、マシュー・ヴォーン監督が天才だった!!、または、単にまぐれ!!ともツッコまれているわけですから、VFXの仕上げに長期間を要するコミックヒーロー映画を約1年のうちに作って、公開する…というのはリスキーすぎるため、「ザ・ウルヴァリン」の公開は、これまで憶測されていたように再来年2013年の夏にまわしたほうがよい結果を導ける割合いは高まりそうです。
しかし、製作・配給の20世紀FOXとしては、来年2012年中に「ザ・ウルヴァリン」を封切れば、再来年2013年には、これから着手するはずの「X-MEN/セカンドクラス」?!を公開できるでしょうから、人気シリーズの「X-MEN」を毎年1本リリースできる運びになるため、もしかすると、マシュー・ヴォーン監督がやれたのだから…とでもばかりに、無理を圧してでも、ジェームズ・マンゴールド監督に対して、「ザ・ウルヴァリン」の1年以内の完成を求めているのかもしれません。ウルヴァリンが主人公の作品として前作となる「X-MEN オリジンズ: ウルヴァリン」(2009年)の内容が大失敗だっただけに、新作には充分な時間をかけてほしいと思うのですが…、ま、ヒュー・ジャックマン自身もまだ、公開の日取りには半信半疑のようなので、今後の続報に期待し、様子を見ることにしましょう…!!
また、前述のように、原作コミックとしては日本が舞台であり、前任者の天才ダーレン・アロノフスキー監督が日本に住みたくなかったことや、「X-MEN オリジンズ: ウルヴァリン」の結末を踏まえると、絶対に日本の物語になるはずの「ザ・ウルヴァリン」ですが、ヒュー・ジャックマンはクランクインの時期こそ明言したものの、ロケ地については語っていません。今春、発生した東日本大震災の経緯を受け、物語の内容はそのままでも、日本以外のアジアか、別のエスニックな地域の国に舞台を移した…という説もあるので心配ですね…。ウルヴァリンVSニンジャが観られるとよいのですが…!!
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