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そうか…まわりに仲間がいるから、ひとりぼっちだと仲間はずれになるんだ…、だから、お前ら、みんな、いなくなれば、ぼくがただ、ひとりでいるだけのことになる…。







ニューヨーク・マンハッタンにある美容健康関連の会社で、ソーシャル・メディア・プロデューサーとして、インターネット上で話題になりそうな、口コミを誘うビデオの製作などを手がけているアシュリー・ナンキベルさんが作られた、シュールで不気味なショート・ホラー「ヘルピング・ジョニー・リメンバー」(Helping Johnny Remember)です…!!

子どもたちがそれぞれ郵便局やガソリンスタンドといった個別の建物を工作し、みんなでひとつの町を作り上げようとしているのですが、その楽しい共同作業の輪から外れて、ジョニー君だけがひとりぼっちで、ポツンとしています…。そこへ、先生?!ともおぼしき男性の天の声が響いて、子どもたちに、どうして、ジョニー君を仲間に入れてあげないのか?!と尋ねたところ、子どもらは口々に、ジョニー君は自分勝手のわがままだから、一緒に遊びたくない…と、周囲と打ち解けないジョニー君の性格をなじり始めます。そうした子どもたちの意見を聞いた男性の声は、ジョニー君が仲間はずれの問題を解決するべく、ジョニー君に“友だちに生ぬるい態度で接してはダメだよ”と反省をうながして、彼が自分でもすっかり忘れてしまっていた、内なる才能に火を点けてくれることに…。


この動画はそもそもアシュリーさんがお膳立てして撮影したのではなく、こうした仲間はずれはダメですよと、子どもたちに道徳を学ばせ、社会性を目覚めさせることを目的に作られた、昔の学校教育ビデオを再利用して、After Effects で手を加えたリミックス作品で、リ/ミックスド・メディア・フェスティバルというコンテストに、アシュリーさんが応募したものを、ホラー映画サイト DREADCENTRAL の読者の方が、スゲー薄気味悪いビデオがあると教えてくれました。

子どもたちの世界をネタにした、かなりブラックなトーンの作品なので、ちょっと馴染めない方もいるかもしれませんが、仲間はずれをするような醜い心を持つと、それが顔に表れる…とでもいった怖い視覚効果の表現は、本来の作品が伝えたかったことを、そのまま踏襲しているようで、同じ道徳的テーマを学校教育ビデオからホラー作品という、まったく異なるジャンルに置きかえるユニークな試みに、見事に成功していると評価することができそうです。
それにしても、美は内側から育むもの…などといった言い回しを、たまに見聞きすることがありますが、美容業界に身を置いているアシュリーさんが、こうしたビデオを作った…というのは、やはり、その言葉にいくらかの真実が含まれている…ということなんでしょうか?!、なお、ちなみにアシュリーさんは大変、美人な方のようです…!!




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