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Mr・サンスターさんの新しいレビューは、先週末から始めた Sound Off のネタにふってくれた、「ハリポタ」シリーズのクリス・コロンバス監督の最新作「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」です…!!
どうして、 Sound Off に反応がほとんどないのか?!、よくわかりました…。






僕の評価は“C”です。ともかく、あれ?って思う部分と興醒めする部分が多々あったので、この評価にしました。

まず内容から…、本編はゼウスが最大の武器である雷を盗まれ、パーシーが犯人ではないかと疑うところから始まるのですが、なぜパーシーが疑われることになったのかは、いっさい説明されず、物語は進み、結局、最後まで説明されませんでした。一番重要な部分のはずなのに………。
そもそも最も大事な雷を盗まれた挙げ句、犯人も特定できず、ゼウスって全能の神なのに、そんなことも分からないのか?と首をひねらざるを得ませんでした。

続いて主人公パーシーは神と人間のハーフのデミゴットという設定で、神とのハーフだけに数もいないのかと思っていたら、訓練所というところに着くと、そこにはまあ、デミゴットがうじゃうじゃいて、神と人間とのハーフという神聖さの欠片もありませんでした。確かにギリシャ神話の神々はドスケベですが、あれだけ群がって存在するというのはどうかと…。
また訓練といっても、ジーパン、T-シャツの上に鎧兜を着ての剣の練習で、さらにその格好で旗の取り合い、場所が川べりだけに中学生か高校生の集団キャンプにしか見えず、この場面を観た瞬間、物凄く興醒めしました。

ストーリー展開は「ハリー・ポッター」で時間を長く取りすぎたせいか、時間を短くして見せ場をポンポン出していくようにしているのですが、そのせいで一つ一つの謎解きや戦闘シーンの印象が薄く、タイトルにもなっているショートカットしたRPGにしか見えないのが残念です。もう少しじっくりと見せる時間を増やすべきでしたね。

今作で唯一良かったのがクリーチャーで、メヂューサやヒドラ、ミノタウロスなど、とっても生き生きと動いていて、迫力満点で、ハーデスの本来の姿もかなり良く出来ていました(「ロード・オブ・ザ・リング」のバ○ログそっくりですけど)。

僕の評価は散々ですが、日本ではかなりの高評価で初登場1位を獲得していました。なお、アメリカでは赤点ギリギリの1億ドルいくかどうかなので、続編に関しては微妙ですね。

最後にオリンポスの神々が巨人になっていましたが、オリポス神族は巨人族ではないので(本編ちょろっと説明のあったクロノスが巨人族)、ほんとのところ、あんなに大きくはないんですが、重箱の隅ですな。 by Mr・サンスター


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