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トータル・リコール-アーノルド・シュワルツェネッガー

リメイク少し期待が持てそうになってきたので、シュワルツェネッガー感激で震えが止まりません…?!




カリスマ的なSF作家フィリップ・K・ディックの原作を、カルト映画監督のポール・バーホーベンが映画化し、アーノルド・シュワルツェネッガーが主演した1990年公開のSF大作「トータル・リコール」を、そのオリジナル映画を作ったソニー・ピクチャーズがセルフ・リメイクするというニュースが今年2009年の2月にあったのですが、その時点では、どう転ぶか?!の展望がなかったので、お伝えしませんでした。
しかし、THRをはじめアメリカの映画メディアが本日(現地2日)、こぞって伝えたところによれば、カート・ウィマーがリメイク版「トータル・リコール」の脚本を執筆することになったそうです!!
カート・ウィマーと言われてもピンとこない人も多いかもしれませんが、カート・ウィマーは、クリスチャン・ベールが主演したSFアクション映画の大傑作「リベリオン」(2002年)の脚本を書き、監督をした人として、ジャンル映画のファンからは支持を集めています。人間性が否定された近未来のディストピア世界を舞台とする「リベリオン」では、人の感情を刺激する芸術などが禁止されており、クリスチャン・ベールは、そうしたアートをアンダーグラウンドで所有し、楽しんでいる反体制者らを取り締まる特殊部隊クラリックのエキスパートを演じていました。内容的には、SF文学の巨人レイ・ブラッドベリの代表作「華氏451度」のアダプテーションとも言え、あまりオリジナリティは感じられませんでしたが、特殊部隊クラリックの隊員が習得する“ガン=カタ”と呼ばれる、空手などの格闘技の基礎の“型”のようなものを射撃に応用した独自の戦闘法がユニークでカッコよく、映画自体のディストピア観はよく構築されていたことから、「リベリオン」はマニアの間でカルト映画となっています。そのカート・ウィマーが「トータル・リコール」を手がけるというのは、タダのリメイクではなく、何か、ひとひねりを加えてくれそうで、言わば、オリジナル映画におけるポール・バーホーベン監督のような曲者的存在感に通じるものが察っせられます。
カート・ウィマーは、その他にも、ミラ・ジョヴォヴィッチが主演し、その後、アニメ化もされた「ウルトラヴァイオレット」(脚本・監督/2006年)や、現在撮影中のアンジェリーナ・ジョリーの最新作のスパイ映画「ソルト」(脚本のみ/2010年夏公開)などを手がけており、いずれもソニー・ピクチャーズの作品です。
カート・ウィマーが執筆するリメイク版「トータル・リコール」の詳細は不明ですが、ソニー・ピクチャーズの発表によれば、現代的なトーンを加味した作品に仕上げることを予定しているそうです。



フィリップ・K・ディックの原作「追憶売ります」を映画化した「トータル・リコール」は、非凡にしか見えないアーノルド・シュワルツェネッガーの演じる平凡な労働者の主人公クエイドが、記憶を売ってくれるリコール社のサービスで自分には叶えられない火星移住の夢をガマンしようとしますが、その記憶のインプラントが、彼の中に封印されていた記憶を呼び覚まし、自分には火星を救う使命があった…ッ!!という、真の自分に目覚めることに…ッ!!といった内容ですが、どこまでがリコール社の作り出した記憶の夢で、どこからが現実なのか?!がわからない、少し不思議な作品です。
カート・ウィマーがその「トータル・リコール」をどのように書き直すのか?!、ひとまずは彼のアイディアに期待することにしましょう…!!




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