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インディ・ジョーンズ-クリスタル・スカルの王国

どうもジョール・ルーカスとスピルバーグ監督との間では意見が異なっているような気がします…!!




いよいよ明後日19日(金)の先行上映から日本公開となる最新作「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」の宣伝キャンペーンのワールドツアーでイギリスを訪れた主演のシャイア・ラブーフが、BBCのインタビューに答えた中で、興味深いひと言を発しました。
まずは、BBCのインタビュアーから、「あなたはまさにミスター・サマームービーとも言えるヒーローですが、大ヒットするブロックバスター映画にとって不可欠な要素は何ですか?」と尋ねられ、躊躇せず即座に「スティーヴン・スピルバーグ…」と答え、“イベント・ムービーのブロックバスター映画自体、スピルバーグ監督が発明した…”などと語るシャイア・ラブーフが、前作の「トランスフォーマー」(2007年)以来、「ディスタービア」(2007年)、「イーグル・アイ」(2008年)、そして、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(2008年)と、スピルバーグ監督が関わった作品に出演し続け、両者が蜜月関係にあるのは、映画ファンの方はよくご存知だと思います。
特に最後の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」は、スピルバーグ監督が19年ぶりに自らの代表作シリーズを復活させた思い入れの深い作品で、それにシャイア・ラブーフが準主役で登場し、主人公のインディ・ジョーンズことハリソン・フォードと親密な設定の役柄だったことから、シャイア・ラブーフは二代目インディ・ジョーンズとして、これからシリーズの看板を背負うのでは…?!と憶測されていました。
その憶測に対して、当初こそ、シャイア・ラブーフを絶賛していた「インディ・ジョーンズ」シリーズのプロデューサーであるジョージ・ルーカスは、昨2008年7月27日にシャイア・ラブーフが交通事故に巻き込まれたことから、シャイアへの信頼を失って態度を翻し、以後のシリーズで「シャイア・ラブーフの出番はない!!」と断言して、インディ・ジョーンズの主人公はインディ・ジョーンズ、つまり、ハリソン・フォード以外にはあり得ない…と確約し、シャイア・ラブーフ=二代目インディ・ジョーンズ説を一掃しています。
ところが、BBCのインタビューで、「インディ・ジョーンズ」の続編の新作について訊かれたシャイアは、“このワールドツアーに出発する直前、スティーヴンが「インディ・ジョーンズ5」のストーリーのアイディアについて語り、それを映画にすべく準備を果敢に進めている…”と、プロジェクトが進行中であることを語っています!!
これまで「インディ・ジョーンズ」シリーズの新作については、ジョージ・ルーカスは積極的な製作の意思を示していましたが、スピルバーグ監督が「インディ・ジョーンズ5」を準備している…という具体的な情報はこれが初めてです!!
確かに、昨2008年7月にココで伝えたように、「インディ・ジョーンズ5」を“未来志向”によって、過去のシリーズとは“まったく違う映画”にしたいと希望するジョージ・ルーカスに、スピルバーグ監督が、“路線を逸脱するのはよくない…”と反対している…というジョージ・ルーカスのコメントはありましたが、その時点ではスピルバーグ監督は“アイディアがあれば作りたい…”という条件付きの態度保留でした。
しかし、シャイア・ラブーフのコメントが真実であるならば、その後、「インディ・ジョーンズ5」のアイディアがついに得られたことになり、状況は一変しているようです。そして、スピルバーグ監督がシャイア・ラブーフと「インディ・ジョーンズ5」について話し合いを持った…ということは、シャイア・ラブーフが演じたマット・ウィリアムズが、引き続き、シリーズに登場するということに他なりません…!!
「インディ・ジョーンズ」にシャイア・ラブーフは不要!!と吐き捨てたジョージ・ルーカスと、シャイア・ラブーフと「インディ・ジョーンズ」を相談しているスピルバーグ…、そして、「インディ・ジョーンズ」をSF映画?!にしたいジョージ・ルーカスと、これまで通りの宝探しのアクション・アドベンチャーであるべき…!!とするスピルバーグ…。
そんな微妙にすれ違う両者の構図が透かし見える「インディ・ジョーンズ5」ですが、スピルバーグ監督としては、前作の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が2008年ワースト№1映画とされ、スクリーンにポップコーンを投げつけられたどころか、あまりのくだらなさに大勢の観客が、映画館のスタッフに“金を返せ!!”と詰め寄る事件まで起きてしまい、挙げ句は、サイテー映画の代名詞として辞書に引用され、半永久的に小バカにされるのですから、リベンジを果たしたいのかもしれませんが…、果たして、「インディ・ジョーンズ5」がどのような内容なのか?!、期待よりも不安の方が上回る感じがしなくもありません…。




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