約5年半ぶりに復活を遂げた「ミッション:インポッシブル－ゴースト・プロトコル」（2011年）の全世界での売り上げのトータルが約6億2,980万ドルを超え、シリーズ最大のヒット作へと飛躍するのに、ひと役を買ったジェレミー・レナーは、新ヒーローのホークアイとして、戦隊に参加した「アベンジャーズ」（5月4日全米公開）も、すでにウルトラ級のメガヒットが約束されているも同然など、まさに絶好調の勢いの大爆進ですが、前者ではスーパースターのトム・クルーズとのコンビで、これから公開される後者は、ロバート・ダウニー・Jr をはじめとするオールスターのアンサンブル・キャストのひとりにすぎないわけですから、当人の映画スターとしての真価が本当に試されるのは、単独で主演を果たす、この「ザ・ボーン・レガシー」だろう…ということになりそうですね…！！









意欲的に臨んだ社会派のイラク戦争映画「グリーン・ゾーン」(2010年)の大失敗（1億ドル超の製作費に対して、全世界でのトータル興業成績が約9,487万ドル）で、ユニバーサル映画との間に軋轢の不協和音を生じたマット・デイモンが、シリーズを降板する事態に陥り、やむを得ず、「ハート・ロッカー」（2009年）のジェレミー・レナーを後がまの新ヒーローに据えることになった、ボーン不在の「ザ・ボーン・レガシー」が初公開した予告編です…！！

マット・デイモン主演の旧トリロジーの全作で脚本を手がけた実績をもとに、同じ世界観の設定で、主人公を交換し、新ヒーローの活躍を描くという、言わば、パラレル・シリーズを立ち上げる難しい役目を引き受けたトニー・ギルロイ監督は、「マイケル・クレイトン」（2007年）や、「デュプリシティ」（2009年）といった、目の肥えた映画ファンに訴えかける作品で知られる人ですが、おおむねジェレミー・レナーの新主人公の紹介に徹しただけのまさに先行版のティーザーらしくイントロのような、上 ↑ の予告編だけで判断はできないものの、後半のアクション描写をチラと観た感じでは、シリーズのファンを裏切らない「ボーン」シリーズらしいムードを巧みに醸し出せている風に思えなくもありません。

よって、マット・デイモンからジェレミー・レナーへの主役変更のバトンタッチは、意外にスムーズにいくのかな…？！といった期待が持てなくもないのですが、CIAリーダーのみなさんは、この「ボーン」シリーズとは似て非なるパラレル・シリーズ第1弾の予告編をご覧になって、どのような感想をお持ちになられたでしょう…？！

予告編を観たマット・デイモンの感想も聞いてみたいパラレル・シリーズ第1弾「ザ・ボーン・レガシー」の出演者は…、本筋のシリーズから続けて登場し、世界観をつないでくれるジョアン・アレン、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン、アルバート・フィニーに加え、新キャストとして、インクレディブル・エドワード・ノートン、レイチェル・ワイズ（「ブラザーズ・ブルーム」2009年）、ステイシー・キーチ（「プリズン・ブレイク」）、オスカー・アイザック（「ドライヴ」2011年）といった人たちが参加しています…！！


さて、ジェレミー・レナーは、「ミッション:インポッシブル」と「アベンジャーズ」に続けて、3打席連続のホームランを放つことができるのか？！、注目の「ザ・ボーン・レガシー」は、今夏8月3日から全米公開です…！！


The narrative architect behind the Bourne film series, Tony Gilroy, takes the helm in the next chapter of the hugely popular espionage franchise that has earned almost $1 billion at the global box office: The Bourne Legacy. The writer/director expands the Bourne universe created by Robert Ludlum with an original story that introduces us to a new hero (Jeremy Renner) whose life-or-death stakes have been triggered by the events of the first three films.

For The Bourne Legacy, Renner joins fellow series newcomers Rachel Weisz, Edward Norton, Stacy Keach and Oscar Isaac, while franchise veterans Albert Finney, Joan Allen, David Strathairn and Scott Glenn reprise their roles.






【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！