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第27位(初) 「ザ・セオリー・オブ・エブリスィング」(???ドル)
       $207,000-(5館/$41,400)-$207,000


ザ・セオリー・オブ・エブリスィング予告編



SFアクション超大作「ジュピター・アセンディング」(2015年2月6日全米公開)では悪役のエディ・レッドメインが、あの “ 宇宙を語る ” ことで知られる理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士に扮し、氷バケツで今夏に話題になった難病の ALS に侵されていく様を見事に演じたことから、来春の第87回アカデミー賞の最優秀主演男優賞の候補に選ばれると予想されている注目作。恋愛映画の近年の傑作「ライク・クレイジー」(2011年)の…と言うよりも、「アメイジング・スパイダーマン2」(2014年)のブラック・キャット?!と言ったほうがわかりやすいフェリシティ・ジョーンズが演じる妻のジェーンが、2007年に出版した自伝「トラベリング・トゥ・インフィニティ: マイ・ライフ・ウィズ・スティーヴン」を下敷きに、60年代に若い健康な学生だったスティーヴン・ホーキングとジェーンの出会いから、 ALS を発症しながらも、純愛を貫いて、結婚し、夫婦の絆で病いと闘いながら、研究を続ける姿を描いたのは、オスカーの最優秀長編ドキュメンタリー映画賞に選ばれた傑作「マン・オン・ワイヤー」(2008年)のジェームズ・マーシュ監督。共演者は、「ハリポタ」シリーズのデヴィッド・シューリス、「ザ・ブック・スィーフ(本泥棒)」 (2013年)のエミリー・ワトソンです。


医師から余命2年と宣告されたエディ・レッドメインのスティーヴン・ホーキングが、自分なんかと一緒にいても、いずれ辛い思いをするだけだ…!!と、恋人のジェーンを遠ざけようとしますが、フェリシティ・ジョーンズは、自分の愛の確かさを訴え、病気よりも、メガネが汚れてることの方が重大なように振る舞ったりする姿の健気さに胸を打たれるシーン!!



美しい恋愛映画としての側面が評価され、売りとなる作品ですが、しかし、映画で描かれていない夫婦のその後…は、健気な妻のジェーンは趣味を通じて知り合った男性と親密になり、ホーキング博士もまた、身の回りの世話をする看護士と浮気をした結果、夫婦は離婚をしてしまったわけですから、そうした現実の破綻の結末を知っている人は、別れると決まってるカップルの恋バナなんて、ハナから興味は持てないかも…?!と酷な指摘もされています。





《 POINT 》 一般にオープニング成績の約3倍前後が、その映画の最終的な興行成績になる可能性が高い。興行成績の概ね半分が
映画館の取り分となる。よって、オープニング成績から試算したトータルの売り上げを2分の1にして、製作費と比較すれば、その映画の興行的成功の度合いをおおまかに測ることができる。








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