例えば近年では、2011年春に発生した東日本大震災に代表される自然災害の脅威と現実に遭遇してしまった被災者の方々や、お亡くなりになられた方々のことを思うと、もはや、そうした悲惨な事態をスペクタクルな見世物にするディザスター映画は不謹慎として、世間から眉をひそめられる傾向にありますが、しかしながら、この「ザ・ウェーブ」は、いわゆるエメリッヒ・スタイル、つまり、ローランド・エメリッヒ監督の絵空事のトンデモ娯楽作のディザスター映画とは似て非なる作品として、より科学的に現実の状況を想定して、シリアスに描き出した作品だそうなので、ある日、突然に襲ってくる、まさか…ッ!!の時のための備えとして、ご覧いただければ、よいのではないでしょうか…。
記事の見出しのタイトルには、リメイク版「トゥームレイダー」の監督…と書きましたが、つまり、北欧スラッシャー映画「コールド・プレイ」(2006年)で知られるロアー・ウートハウグ監督が、昨2015夏に本国のノルウェーで封切り、高評価をされた「ザ・ウェーブ」を北米で配給するマグノリアがリリースした予告編です…!!
惜しくもオスカー本選のノミネートは逃したものの、第88回アカデミー賞の外国語映画賞部門のノルウェー代表作品に推された「ザ・ウェーブ」は、1905年と1934年の2度にわたって、同国内で現実に起きた岩石すべり、もしくは、山崩れを原因とする山津波の大災害を下敷きとして…、
世界遺産に認定されたフィヨルドの絶景を眺めることができるガイランゲルの町を舞台に、クリストファー・ジョーナー(「ザ・レブナント」全米公開中)が演じる主人公の地質学者が崩壊の予兆に気づくのですが…ッ!!といったプロットから、ご覧のように、怒涛のクライマックスへと文字通りに雪崩れ込んでいくことになります…!!
このリアル・ディザスター映画の迫力描写を高く買ったワーナー・ブラザースが、ロアー・ウートハウグ監督にリメイク版「トゥーム・レイダー」のメガホンを託すことにした抜擢からも注目に値する「ザ・ウェーブ」は、北米で今春3月4日から限定公開で封切りです…!!
The experienced geologist Kristian Eikfjord has accepted a job offer out of town. He is getting ready to move from the city of Geiranger with his family when he and his colleagues measure small geological changes in the underground. Kristian gets worried, and his worst nightmare is about to come true when the alarm goes off and the disaster is inevitable. With less than 10 minutes to react, it becomes a race against time to save as many as possible, including his own family.
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!