冬のオリンピックをテーマにしたスポーツ映画としては、常夏のジャマイカの選手たちが、あろうことか、氷上のF1のボブスレーを習得して、1988年開催のカルガリー大会に参戦した経緯を愉快に描いた「クール・ランニング」(1993年)はおもしろかったなぁ~と即座に思い出される映画ファンの方は少なくないかとお察ししますが、USA Today のブライアン・アレクサンダー記者の取材に応じた鬼コーチ?!のヒュー・ジャックマンによれば、その実話映画に加えて、やはり、男の子がバレリーナに憧れるという、ともすれば、ミスマッチな印象の夢を描いた「ビリー・エリオット(リトル・ダンサー)」(2000年)を足したような映画だそうですから、どうやら、笑わせつつも、最後はグッと胸に迫る感動をあわせ持った心地の良い作品だと言えそうです…!!
「キングスマン: ザ・シークレット・サービス」が今春、世界各国で人気を集めて、大ヒットを記録したマシュー・ヴォーン監督が仕掛け人のプロデューサーをつとめて、同スパイ・アクション映画のヒーローに抜擢した新進のタロン・エッジャートンに、実在の元イギリス代表のスキージャンプのオリンピック選手、マイケル・エドワーズの役を演じさせた伝記コメディ?!の「エディー・ジ・イーグル」が初公開した予告編です…!!
マイケル・エドワーズという本名よりも、映画のタイトルに採用された “ エディー・ジ・イーグル ” のニックネームで知られる主人公は、生まれつきのドジで、デブの近眼という負け犬タイプのキャラクターながら、そうした周囲の一方的な見方を覆すべく、スキーの滑降のダウンヒル競技でオリンピックを目指すのですが、あと1歩のところで、競技を続けるための資金が尽きて、断念。しかし、けして懲りない…ではなくて、諦めたりはしないエディーは、より費用がかからず、しかも当時のイギリスでは、これといって有力選手がいなかったジャンプへの転向を決めるのですが…ッ!!
…といった次第で、ヒュー・ジャックマン演じる元ジャンプの一流選手ながら、型破りな性格のブロンソン・ピアリーと出会ったエディーが、冒頭でふれた「クール・ランニング」と同じく、カルガリー・オリンピックの代表選手に選ばれまでの悪戦苦闘が描かれることになるようです…!!
ベテラン俳優として、マシュー・ヴォーン監督の「レイヤー・ケーキ」(2004年)や、「キック・アス」(2010年)に出演し、常連と言えるデクスター・フレッチャーにメガホンが託された「エディー・ジ・イーグル」は、20世紀FOXの配給により、新年2016年2月26日に全米ジャンプ!!、共演者として、名優クリストファー・ウォーケン(「デッドゾーン」1983年)が存在感を発揮してくれているようですね…!!
さて、ウルヴァリンとエグジーの顔合わせともなれば、CIAリーダーのみなさんとしては、やっぱり、「X-Men」+「キングスマン」のクロスオーバーの方がよかったかもしれませんが、これはこれで面白そうなスポーツ実話のコメディ感動作の予告編をご覧になって、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!
Inspired by true events, Eddie the Eagle is a feel-good story about Michael Eddie Edwards (Taron Egerton), an unlikely but courageous British ski-jumper who never stopped believing in himself even as an entire nation was counting him out. With the help of a rebellious and charismatic coach (played by Hugh Jackman), Eddie takes on the establishment and wins the hearts of sports fans around the world by making an improbable and historic showing at the 1988 Calgary Winter Olympics. From producers of Kingsman: The Secret Service, Eddie the Eagle stars Taron Egerton as Eddie, the loveable underdog with a never say die attitude.
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