2007年公開の旧トリロジー完結編「ボーン・アルティメイタム」以来となる約8年ぶりに、当たり役のジェイソン・ボーンを演じる最新作「ボーン 5」について、マット・デイモンが初めて、その気になる復帰作の内容を語ってくれたので、チェックしておいてください!!、なお、念のためですが、トリロジー=三部作の次なんだから、「ボーン 4」では…?!といった見方をしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、「ボーン」シリーズとしては、ジェレミー・レナーが主演した「ザ・ボーン・レガシー」(2012年)が作られているため、通算で5作めとなるので、「ボーン 5」です!!
第1弾の「ボーン・アイデンティティー」(2002年)をヒットさせて、シリーズを軌道に乗せたダグ・リーマン監督からメガホンを引き継ぎ、第2弾「ボーン・スプレマシー」(2004年)と前述の「アルティメイタム」を手がけたポール・グリーングラス監督との名コンビで、共に復帰を果たす最新作「ボーン 5」の撮影を、いよいよ来週にスタートするマット・デイモンが、そのクランクインに先がけ、BuzzFeed のアダム・B・バリーの取材に応じ、語ってくれた抱負によれば…、
“ 多くを語って、ネタバレになってしまわない範囲で言うなら、ボーンは、緊縮経済で、つぎはぎだらけのヨーロッパと、スノーデン後の世界をめぐることになる。 ”…とのことで、ジョー・ゴードン=レヴィット主演の実話映画「スノーデン」が、今年末の12月25日から全米メリー・クリスマス・ロードショーになることで再び話題の元NSA(国家安全保障局)のエドワード・スノーデン氏の名前を持ち出して…、
“ とても多くのことが変わったように思うんだ、わかるだろ?!、スパイ行為と、それが脅かす自由の権利、そして、民主主義のあるべき姿について、多くの議論が交わされている。 ”…と、スノーデン氏が、合衆国政府の不正な情報収集を告発するべく、2013年6月に大胆に国家機密を暴露してしまった事件が、世界にどのような影響を与えたのか…?!、その現実に国家が、個人のプライバシーを脅かしていた衝撃的なスパイ事件の要素を、物語に盛り込んだらしいことを明らかにしてくれました…!!
そうした社会派志向というのは、やはり、マット・デイモンと組んだ「グリーン・ゾーン」(2010年)はもとより、実話の映画化の「ユナイテッド93」(2006年)や、最近の「キャプテン・フィリップス」(2013年)など、そもそも、ポール・グリーングラス監督の作家性に則したものだけに、娯楽志向で取り組んだ「ボーン」シリーズとの融合を目指すことで、まさに「ボーン 5」は、同監督の集大成とも言える作品になりそうですが、具体的には…、
“ ぼくたちは、まずギリシャから物語をスタートする。つまり、民主主義の蜂起なんだ。 ”…と、マット・デイモンはほのめかし、どうやら、ギリシャの経済危機が、現地で多数のストライキを招いた現実を発端とするようですから、ひょっとすると、ストの群集の混乱を舞台にしたアクション・シーンが撮影されることになるんでしょうか…?!、さらに、ジェイソン・ボーンは…、
“ そして、映画は、ラスベガスを舞台にして終わる。最もグロテスクな…(笑)の権化だよ。 ”…と、マット・デイモンは、ラスベガスが最も何について、グロテスクなのか…?!、笑って、ごまかし、あえて、口にはしなかったようですが、カジノで知られる欲望の街が、何の権化なのか…?!は、おのずとお察し頂けますね!!
さて、どうやら、ギリシャ経済危機をプロローグ?!として、エドワード・スノーデン氏の告発事件を背景にした物語の展開が、ラスベガスでクライマックス?!を迎えるらしい「ボーン 5」は、どのような社会派のスパイ・アクション映画に仕上げられるのか?!、また、マット・デイモンとポール・グリーングラス監督とは、この現在の社会情勢を反映した「ボーン 5」を、単独の作品として、考えているのか?!、あるいは、新トリロジーへと発展する発端の事件として描くつもりなのか…?!、興味が尽きない最新作「ボーン 5」は、来年2016年7月29日から全米公開!!
共演者として、旧トリロジーから引き続き、ジュリア・スタイルズが登場するほか、新ヒロインは、スパイ・コメディ「ザ・マン・フロム・アンクル」(全米公開中)が、残念ながら不発だったアリシア・ヴィキャンデル、そして、名優トミー・リー・ジョーンズが、CIAの大物幹部として、新たに参戦するのに加えて、悪役の候補には、「イースタン・プロミス」(2007年)のヴィゴ・モーテンセンの名前があがっています…!!、撮影が始まれば、その様子のセット・フォトや、ビデオが紹介されることになるかと思うので、お楽しみに…!!
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